国語学習の基盤となる情報を活用するスキルの育成 36のアイディア集

  • 大学生
  • 専門
著者名
監修 堀田 龍也 編著者 井出 一雄・井元 章二
判型
B5
ページ数
96頁
ISBN
978-4-385-36340-0

今、国語の学びには情報を活用するスキルが不可欠である。

●話や文章に含まれている情報を取り出して整理したりその関係を捉えたりする。
●目的に応じて文章を要約したり複数の情報を関連付けて理解を深めたりする。
●文章で表された情報を的確に理解し自分の考えの形成に生かす。

こうした「情報を活用するスキル」を、小中学校の国語の授業を通してどのように育成するか。
その実践案を36のアイディアとして見開き形式で分かりやすく提示。
教科横断的な実践や、日常の場面における情報を活用する学びの方法も盛り込み、スキルの確実な習得をサポートする。

【本書で取り上げる授業実践の例】
◎「マイ・慣用句クイズブック」を作り、クイズを出題する。
 (アイディア11 辞書や辞典の使い方を理解し使うこと)
◎生活に関する疑問をグループで調査して発表する。
 (アイディア14 集めた材料を比較して必要な事柄を選ぶこと)
◎天然林の減少に関する文章を読み、筆者の主張と資料の効果について考える。
 (アイディア24 異なる形式で文章が組み合わされているものを読み取ること)
◎事実と感想、意見とを区別して、説得力のある提案をする。
 (アイディア28 自分の考えをまとめること)

目次

情報は活用して初めて役に立つ
刊行にあたり
本書の読み方

序 章 情報を活用するスキルを育む基礎的な学びのコツ
第1章 複数の情報を関連付けて整理する基礎的な技能
第2章 表現し発信する過程での必要な情報の取り扱い
第3章 文章で表された情報の的確な理解
第4章 複数の情報を関連付けながら自分の考えの形成
第5章 複数の情報を関連付けて書くことの基礎的な力

編著者紹介

[監修]
堀田龍也
東京学芸大学教育学部卒業、東京工業大学大学院社会理工学研究科博士後期課程修了、
博士(工学)。東京都公立小学校教諭、富山大学教育学部助教授、静岡大学情報学部助教授、
メディア教育開発センター准教授、玉川大学教職大学院教授、東北大学大学院情報科学研究科教授等を経て、現在は東京学芸大学教職大学院教授、同学長特別補佐。東北大学名誉教授。中央教育審議会委員、同教育課程企画特別部会部会長代理、同デジタル学習基盤特別委員会委員長などを歴任。専門は教育工学。

[編著者]
井出一雄
東京都内の3校の公立小学校教諭、江戸川区教育委員会、都立教育研究所の指導主事、統括指導主事、町田市と世田谷区の3校の小学校長を歴任し、昭和女子大学講師、玉川大学教授、東京経営短期大学特任教授を経て、現在は、日本国語教育学会常任理事。この間、平成元年告示の国語の学習指導要領作成協力者、東京都小学校国語教育研究会会長等を歴任。

井元章二
東京都内の2校の公立小学校教諭、町田市教育委員会の指導主事、世田谷区立小学校副校長、世田谷区教育委員会の統括指導主事、同副参事を歴任し、現在は、中野区教育委員会指導室長。この間、玉川大学教職大学院に現職教員として派遣。専攻は国語教育で、主に文学的文章の読み方に関する授業開発に関する研究と実践を進めている。


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  • 2025年08月06日搬入
  • 2025年08月20日発行
  • 定価 1,870 (本体1700+税10%)
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