空を見上げて歴史の話をしよう
- 一般
- 著者名
- 雪ノ光 著
- 判型
- 四六
- ページ数
- 256頁
- ISBN
- 978-4-385-36171-0
会話形式なので気軽に歴史を学べる!
自然や環境への興味を掻き立てる!
新しい視点が生まれる!
「天気」は私たちの生活において、とても身近なものです。天気次第で、その日に着ていく服や持ち物を決めたり、予定を変更しますよね。天気が歴史を変えてしまうことだってあります。
この本は、「天気」を軸に日本の「歴史」を振り返ることで、歴史を気軽に学びながら、自然や環境への興味も掻き立てる、そのような構成を心がけました。読み終わった後、新しい視点が生まれているはずです。ぜひ楽しんでください。
森田正光氏(お天気キャスター)
「誰しもが、天気の影響を大きく受けていた。歴史が証明しています。」
平川新氏(東北大学名誉教授)
「天気と歴史の関係がおもしろい! 日本の歴史を天気から眺めてみよう。」
表紙イラスト&キャラクターデザイン
石田裕康氏(アニメ監督/『雨を告げる漂流団地』『ペンギン・ハイウェイ』『陽なたのアオシグレ』等)
目次
第1章 通り雨の軒下講義
・季節風に翻弄された遣唐使——日本に戻れなかった阿倍仲麻呂
・追い風を利用して「ワープ」した源義経——明治維新まで日本を実質的に統治する「武士」が登場
・「神風」はウソ?ホント?——世界最大のモンゴル帝国が日本へ襲来
第2章 レトロ喫茶の風鈴講義
・地球の寒冷化が応仁の乱を招いた?——日本初の大規模な民衆蜂起が起きた理由
・ゲリラ豪雨が織田信長の奇襲をサポート?——戦国最大のジャイアントキリング「桶狭間の戦い」の真相
・貿易風と偏西風に乗って世界を旅しよう!——地球規模で吹く風を利用した「風使い」コロンブス
・朝霧が両軍を翻弄した「関ヶ原の戦い」——強固な布陣を敷いた石田三成はなぜ敗れたか?
第3章 夕涼みのおはやし講義
・なぜ家康は水害に悩む田舎「江戸」を選んだのか?——東京に「水」にちなんだ地名が多い理由
・大治水事業で江戸を世界的都市へ!——利根川を東へ曲げた家康のグランドデザイン
・世界各地の火山噴火が引き起こした「寛永の大飢饉」——江戸幕府を震撼させた「島原の乱」の意外なきっかけ
・大石内蔵助ら47人の討ち入りを助けた雪の結晶——忠臣蔵の衝撃的な「その後」
・エルニーニョ現象が誘発した「天明の大飢饉」——日本にやって来た意外な救世主とは!?
・異常気象が大塩平八郎を蜂起させた?——「天保の大飢饉」と江戸幕府の失墜
第4章 ブルーハワイな熱帯夜講義
・哲学者の素朴な疑問から始まった気象研究——人間の本性は「知を愛し求める」こと
・大型台風で発覚した極秘計画——医者? 蘭学者? スパイ? 謎の人物シーボルト
・暴風雨による軍艦沈没で一念発起!フランスの執念——天気図を描きまくって近代的な天気予報を開始
・大雪の日は大老は外出を控えましょう——桜田門外の変と「武士の世」の終焉
第5章 夏の余韻のナイアガラ熟議
・文明開化! ついに日本で正式に気象観測が始まる——天気予報で日本人の意識改革を図った福沢諭吉
・「本日天気晴朗なれども波高し」——波に揺られながらもロシア主力艦隊を壊滅できた理由
・東京はなぜ火の海と化したのか?——地震と台風が絡み合って起きた自然現象の「負の連鎖」
・天気予報が消えた日——日本を救うべく命をかけた観測員
・レーダーが探知したのは敵機ではなく雨粒!?——戦争と天気とコンピュータの深すぎる関係
・身近なのに意外と知らない「雲」のこと——「人類の歴史」と「自然の現象」が似ているのは偶然か?
・季節風に翻弄された遣唐使——日本に戻れなかった阿倍仲麻呂
・追い風を利用して「ワープ」した源義経——明治維新まで日本を実質的に統治する「武士」が登場
・「神風」はウソ?ホント?——世界最大のモンゴル帝国が日本へ襲来
第2章 レトロ喫茶の風鈴講義
・地球の寒冷化が応仁の乱を招いた?——日本初の大規模な民衆蜂起が起きた理由
・ゲリラ豪雨が織田信長の奇襲をサポート?——戦国最大のジャイアントキリング「桶狭間の戦い」の真相
・貿易風と偏西風に乗って世界を旅しよう!——地球規模で吹く風を利用した「風使い」コロンブス
・朝霧が両軍を翻弄した「関ヶ原の戦い」——強固な布陣を敷いた石田三成はなぜ敗れたか?
第3章 夕涼みのおはやし講義
・なぜ家康は水害に悩む田舎「江戸」を選んだのか?——東京に「水」にちなんだ地名が多い理由
・大治水事業で江戸を世界的都市へ!——利根川を東へ曲げた家康のグランドデザイン
・世界各地の火山噴火が引き起こした「寛永の大飢饉」——江戸幕府を震撼させた「島原の乱」の意外なきっかけ
・大石内蔵助ら47人の討ち入りを助けた雪の結晶——忠臣蔵の衝撃的な「その後」
・エルニーニョ現象が誘発した「天明の大飢饉」——日本にやって来た意外な救世主とは!?
・異常気象が大塩平八郎を蜂起させた?——「天保の大飢饉」と江戸幕府の失墜
第4章 ブルーハワイな熱帯夜講義
・哲学者の素朴な疑問から始まった気象研究——人間の本性は「知を愛し求める」こと
・大型台風で発覚した極秘計画——医者? 蘭学者? スパイ? 謎の人物シーボルト
・暴風雨による軍艦沈没で一念発起!フランスの執念——天気図を描きまくって近代的な天気予報を開始
・大雪の日は大老は外出を控えましょう——桜田門外の変と「武士の世」の終焉
第5章 夏の余韻のナイアガラ熟議
・文明開化! ついに日本で正式に気象観測が始まる——天気予報で日本人の意識改革を図った福沢諭吉
・「本日天気晴朗なれども波高し」——波に揺られながらもロシア主力艦隊を壊滅できた理由
・東京はなぜ火の海と化したのか?——地震と台風が絡み合って起きた自然現象の「負の連鎖」
・天気予報が消えた日——日本を救うべく命をかけた観測員
・レーダーが探知したのは敵機ではなく雨粒!?——戦争と天気とコンピュータの深すぎる関係
・身近なのに意外と知らない「雲」のこと——「人類の歴史」と「自然の現象」が似ているのは偶然か?
著者紹介
東京都生まれ。グラフィックデザイナー、アートディレクター、コピーライターを経て、現在は、オンラインメディア、書籍、雑誌、漫画など、複数のメディアで企画や構成、編集、執筆、情報設計にたずさわる。インフォメーション・アーキテクチャの手法とシステム思考×デザイン思考をベースに、世の中の複雑な事象を多視点で解きほぐし、クリエイティブな観点で再構築し、やわらかなことばで世に放つ。対象ジャンルは、歴史、IT、経済、建築、経営、法律、音楽、映画、アート、デザインなど。趣味は音楽鑑賞や温泉・史跡巡り。