遠藤周作 編
【改訂版へ、2009.4.10 発行】
1,500円 A5変 240頁 978-4-385-15818-1
キリスト教の歴史を繙きながら,神と人間の関係,神に対する信仰と生活のあり方,教会とその歴史,イエスの言葉と行動などをわかりやすく解説した,もっとキリスト教を理解したい人のための入門書。
1993年 7月 1日 発行
ハンドブック・シリーズ
●はじめに
イエスの誕生は紀元前七〜四年ごろ、またその死は紀元三〇年ごろと言われている。
イエスとは、ユダヤ人によくみられる〈名前〉であり、キリストとは「油をそそがれた者」という意味の〈称〉である。
本書は、前半部分にキリストの歴史を繙(ひもと)きながら、神と人間の関係、人間の神に対する信仰と生活のあり方、また教会とその歴史、さらには神の愛を知った者の生き方等、イエスの言葉とその行動について生涯を素描し、後半部分ではキリスト教に関する用語を、五十音別に配列し、写真とともにわかりやすく解説したものである。
本書でキリスト教の理解を少しでも深めていただけることを切に願ってやまない。
●目 次
はじめに
日本人と基督教(遠藤周作)
第一部 キリスト教概論
第一章 キリスト教とは何か
1宗教とは
2神
3人間
4イエス・キリスト
5キリスト教の要約
第二章 聖書
1古典から正典へ
2聖書の内容と歴史
3聖書の成立と構造
4聖書の読み方
第三章 教会とその歴史
1教会とは何か
2キリスト教会の歴史
3日本のキリスト教
第四章 キリスト教と生活
1信仰生活
2行事
3人生の節節
4キリスト教の芸術・文化
第二部 用語解説
用語編
エピローグ
索引
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