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高校生のための選挙入門


高校生のための選挙入門

斎藤一久 編著

定価 1,320円(本体 1,200円+税 10%)
B6判 144頁 978-4-385-36073-7


高校生に、選挙に関わる事例を具体的に解説。
ネットでの選挙運動の方法、選挙違反の実例、日本と各国の投票率の比較など、気になる事例を掘り下げた、授業でも使える23章。
選挙が身近になる11のコラム付き。

 目 次  あとがき  編著者・執筆者紹介
  本文見本ページ(PDF)


2016年7月20日 発行




目 次

はじめに:投票に行ってみよう! ───── 002

第1章 選挙の基本   011

1. 高校生でも投票に行っていいの? ───── 012

2. いまさら聞けない!? 日本の選挙制度 ───── 014

3. 1人1票という原則 ───── 025

4. 投票率はこのままでいいの? ───── 035

5. 留学生は選挙に行けないの? ───── 044

6. 塀の中の人たちには選挙権はないのか ───── 049

7. 留学先でも投票できる? ───── 052

8. 衆議院選挙に最高裁の裁判官も立候補しているの? ───── 054

9. 憲法が100条もあると、改正も大変 ───── 058

10. 「一の地方公共団体のみに適用される特別法」における住民投票 ─ 065

11. センター試験対策 ───── 068

第2章 高校生のための選挙運動   073

1. 突然の電話の正体 ───── 074

2. 1票1000円で売りませんか? ───── 080

3. 友だちの家に行ってお願いする? ───── 084

4. インターネット選挙解禁:いいね! ───── 087

5. 選挙違反になると…… ───── 091

6. 政党の党員になるには ───── 095

第3章 高校生のための政治活動   101

1. 政治活動の今昔物語 ───── 102

2. 内申書に書かれる? ───── 109

3. 制服デモ ───── 113

4. 署名は学校統廃合反対のときだけではない! ───── 118

5. 熱血先生の一押し ───── 122

6. 生徒会って、政治活動? ───── 127

コラム

1) 7条解散 ───── 022

2) 当選のルールにも100点はない ───── 023

3) AKB総選挙と株主総会 ───── 030

4) アダムズ方式って何? ───── 031

5) 野球部に民主主義はあるのか? ───── 042

6) アクティブ・ラーニングとしての生徒会活動 ───── 071

7) 選挙でアルバイト ───── 078

8) 選挙グッズの通販 ───── 079

9) 被災地への寄付もダメ? ───── 082

10) 女子高生よ、まずは選挙に行こう! ───── 098

11) 定時制高校の生徒にとっての選挙 ───── 129

あとがき ───── 132

主要参考文献 ───── 134

主要索引 ───── 135

選挙に関係する英単語リスト ───── 138

執筆者一覧 ───── 140



あとがき

 私が18歳になったのは高校3年生だった1990年12月です。翌月には大学入試センターをはじめとした大学入試がありましたので、当時、18歳選挙権が実現していたとしても、受験勉強が忙しいと、選挙に行かなかった可能性が高いです。

 1990年10月にはドイツ統一、1991年1月には湾岸戦争勃発と、今思えば、歴史の大きな転換点でしたが、当時、それほど政治に関心を持つことはありませんでした。バブル経済の真っただ中で、みんなとカラオケやディスコに繰り出すことがあっても、政治活動をするといったような雰囲気ではありませんでした。

 また曽祖父が元政治家ではありましたが、選挙運動は政治家や、政治家を目指す人だけがやるものだと思っていました。

 本書は、あのころの私だったら、どのようなことが知りたいかを念頭において企画・執筆しました。しかしすでに今の高校生にとってのオヤジ世代に突入している私にとってはなかなか困難な課題でした。そこで共同執筆者の方々のお力をお借りしました。とりわけ急な依頼であったにも関わらず、高校生に向けてわかりやすい説明とメッセージをお寄せ頂きました。感謝申し上げます。

 さて、本書の重要なキーワードは憲法からの視点です。

 選挙、そして選挙権は憲法15条・44条など、憲法に基礎があります。選挙運動と政治活動も憲法21条の表現の自由によって保障されているのです。

 高校生にとって、選挙権を与えられても、選挙は「義務」のように感じられるかもしれません。本書で述べたように、選挙権は「権利」であり、選挙運動も政治活動も「自由」なのです。

 その権利の行使として、ぜひ選挙権を持っている人たちには投票に行ってほしいと願っています。もっとも世の中には、宗教上、政治に一切関わらないとの考え方を持っている方々もいらっしゃいます。憲法の観点からは、それも「自由」であり、尊重されなければなりません。

 そして選挙運動や政治活動は、本来、その道のプロだけのものではありません。小学校・中学校・高校で体験した児童会・生徒会の延長にあるはずです。もちろん学校での模擬とリアルな世界での活動の間にはギャップがあると思いますが、本書を通してそれを少しは埋めることができたのではないでしょうか。

 「民主主義って何だ?」

 2015年、安保法制の反対運動の中で、若い人たちの中から、このような叫びが生まれました。

 「これだ!」

と思うものを高校生の読者の皆さんもぜひ考え続け、探してほしいと思います。本書がその一助になれば幸いです。

 最後に湯川恭子さんには、本文を読んで、高校の先生の視点から内容、そして所々の表現に至るまで多くのご助言を頂きました。三省堂の木村好一さんは私の思い付きを企画として育ててくれました。同社の飛鳥勝幸さんには全体の構想から校正段階に至るまで大変お世話になりました。そのほか多くの人たちの支えによって本書は出来上がっています。深く感謝申し上げます。


2016年5月

斎藤一久



編著者・執筆者紹介

<執筆者紹介>

石井淳一

埼玉県立所沢高等学校定時制課程教諭
担当:コラム11

石堂敬介

友学園女子中学高等学校/田園調布学園中等部高等部講師
担当:コラム6

小池洋平

早稲田大学社会科学総合学術院助手
担当:T章2、3、4、5、6、8、9 コラム4

斎藤一久 *編著者

担当:はじめに T章1、7、11 V章1、2、3、4、5、6 コラム1、3、8、9

唐仁原友紀

東京都立東大和南高等学校教諭
担当:コラム5

中井真理

東京女学館中学校・高等学校教諭
担当:コラム10

古家正暢

東京学芸大学附属国際中等教育学校教諭
担当:コラム2

安原陽平

沖縄国際大学総合文化学部講師
担当:T章10 U章1、2、3、4、5、6 コラム7

<協 力>

湯川恭子

学習院女子中・高等科/明治学院東村山高等学校非常勤講師

<編著者紹介>

斎藤一久

東京学芸大学教育学部准教授

〔略歴〕
2004年早稲田大学大学院法学研究科博士課程後期課程満期退学。早稲田大学助手、日本学術振興会特別研究員、東京学芸大学教育学部専任講師を経て、2008年より現職。その間、テキサス大学ロースクール客員研究員、フランクフルト大学法学部客員研究員、大学入試センター試験出題委員。

〔主な著作〕
『教職課程のための憲法入門』(編著)[弘文堂、2016年]
『よくわかる憲法〔第2版〕』(共著)[ミネルヴァ書房、2013年]
『重要教育判例集』[東京学芸大学出版会、2012年]



本文見本ページ

*全てPDFファイルです



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