三省堂-マスコミ帝王 裸の大宅壮一
マスコミ帝王
裸の大宅壮一

写真

大隈秀夫 著

2,718円 四六 608頁 978-4-385-35753-X (品切)

戦前・戦後を通じ,日本のジャーナリズムをリードしつづけた巨人,大宅壮一の初の大冊評伝。長年師事した著者が,社会批評・人物批評の達人,あふれるほどのエピソードの持ち主の素顔を克明に生き生きと描く。

1996年11月10日 発行



●目  次

第一章 生まれ育った環境

商人の家に生をうつけて/富田尋常高等小学枚/兄を迎えに朝鮮へ/大阪府立茨木中学校/賀川豊彦を知る/肉体労勧に励む少年/政治と経済への芽生え/軍国主義に対する疑問/東洋のカーネギーを目指す/神経衰弱と教育勅語枇判/

第二章 レジスタンス派中学生

文学への道を志す/隔日登枚論と排尿量/独・仏・ロシア語/人生への懐疑で煩もん文士とはなんぞや?/文壇ギルドのまやかし/あだ名は赤い中学生/父の死去で家業を守る/自主退学で中学を去る

第三章 旧制三高時代と東大

百人中一人だけ専検合格/三高の校風ぴったりの生徒/初のクラス会での驚さ/ばれなかった結核菌車件/弁論部の暁将といわれて/詩の会と劇研究会に参如/文学部社会学科に人る/東大新人会での活動/なんという度胸の強さか/好奇心の塊を担いで

第四章 ジャーナリズムの泥水

日本フェビアン協会主事/社会問題講座の企画/授業料未納で東大除籍/文学的戦術論を打ち出す/吉祥寺村の梁山泊/綜合翻訳団組織の前後/釣り上げた魚へのえさ/脱文壇・丈学を図る

第五章 ルポライターヘの転進

長男の誕生と命名秘話/人物評論社を興す/人聞観祭のテストを行う/引っ越しはスポーツである/プロ・カメラマンを夢見て/『毎日新聞』の社友になる/悪文を指摘してたたく/大本教本部の探訪記

第六章 フィールド・ワーク

タクシーの助手志願/自称大陸無宿を始める/内蒙古横断走破記/抗日地帯へ潜人する/今えずじまいの郭沫若/マカオに足跡を印す/フランス船の四等客室/目の当たりにした南京陥落/戦争中毒症にかかった?/

第七章 太平洋戦争を挟んで

大好きだった書館の話/スパイ合戦に巻き込まれる/詩人の誇張表現について/火野葦平との邂逅/後で如ったノモンハン事件/プロデューサーとして/ジャワ派遣の文化部隊

第八章 本名での再出発

うじ虫・小宅粗一/日本拝見で飛び回る/代表作の昭和怪物伝/日本の人物鉱脈を掘る/表参通よりも裏街道を歩く/アラブ諸国の盟主を訪ねて

第九章 ノンフィクション・クラブ

一匹おおかみの集団?/返ってきた当意即妙の答え/追贈されたマージャン七段/向煙派と海師のネーミング/エロ達とデマ一の内ゲバ/外妊と自衛隊人れ歯論/鍛冶座へ行こうよ

第十章 延々と続く世界の裏街道

あこがれのブラジル行/うたかたのようなゴム景気/南米一の排日国ペルー/イタリアン・モードの国情/フルシチョフ・イブ命名記/この目で見てきたソ連

第十一章 マスコミ的戦死を遂げる

東京マスコミ塾の発足/ついに炎は流れなかった/彫身縲骨のサンデー時評/ノンフィクション賞の設定、/勲一等辞退のエピソード/一般公開大宅壮一文庫/男の顔は履歴書である

第十二章 マスコミ大親分とわたし

特集・戦後責任を問う/新・トップ女性対抗マッチ/戦後日本の通信簿を編む/長靴を履いたインテリたち/にっぼん再発見乗り出す/一筋の道を追いかける

第十三章 エピソード一束

川端康成は堀端康成か?/宗教とはいったい何か?/池島信平検閲には参った/深い悲しみのなかの歩早逝/わたしは二度だけ涙を見た/隠し通した父性愛秘話/徹底していた与党嫌い/偽悪家ぶりも一つの長所

後書き
大宅壮一年譜
参考文献一覧

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