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  ようこそ、ろうの赤ちゃん


ようこそ、ろうの赤ちゃん

全国ろう児をもつ親の会 編著(FAX 03-3761-9905 ⇒ メール⇒ HP

1,400円 四六 232(カラー8頁)頁 978-4-385-36219-9

「ろう」とは生まれつき耳が聞こえないこと。この本の主役です。聞こえなくてもだいじょうぶ。"なんちゃって手話"あり、"それなり手話"あり…、耳が聞こえないと言われたら、 日本手話でのびのび子育てしましょう! 毎日楽しく手話っている33家族が書いた子育て本! 総ルビ。

新生児聴覚スクリーニングで耳が聞こえないと言われた赤ちゃんへ。聞こえないことは、不幸でも不便でもありません。聞こえなくても、だいじょうぶ。あなたは日本手話という言葉(母語)ですくすく育ちます。新しい選択肢「バイリンガルろう教育」の実践記。

2005年3月20日 発行

はじめに 本書の特色 「最初の読者として」「あとがき」 目次 読書カード(最終更新日2006.2.9) パンフレットから 医療・健康サイト 「いのちのことばシリーズ」


●はじめに

ようこそ、ろうの赤ちゃん。
聞こえないことは、不幸でも不便でもありません。
聞こえなくてもだいじょうぶ。
あなたには日本手話があります。
それは、あなたがいちばん自然に覚えられる言葉(母語)です。
あなたは日本手話ですくすく育ち、やがて日本語の読み書きを学びます。
わたしたち家族はそのことを実感しました。
だから「心配しないでね」と、あなたのお父さんやお母さん、
お医者さんや保健師さん、学校の先生、世の中の人みんなに伝えたい、
そう思って、この本を作りました。

この本の主役は、あなた(ろうの子ども)です。
ろうの子どもと暮らす家族が、心に残る日常生活をつづりました。
171ページまでは聴の親が書きました。主役の名前と写真もつけました。
そのあとは、ろうの子と、ろうの親が書きました。
この本はどこから読んでも、かまいません。
どこにでもいる、ありふれた家族の姿が見られることでしょう。
少しちがっているのは、日本手話で会話していることです。
家族によって手話歴はいろいろ、手話レベルもいろいろです。
"なんちゃって手話"も"とんでもない手話"もあります。
けっして完璧ではありません。でもみんな、きもちは同じ。
あなたの母語で、楽しく会話したいと思っています。
ようこそ、ろうの赤ちゃん。

2005年2月2日 全国ろう児をもつ親の会


●本書の特色

●目からウロコの、温かい感動本です。

「ろう」とは「生まれつき耳が聞こえないこと。この本の主役です。
聞こえないことは、不幸でも不便でもありません。
ろうの子は、「わたしは、ろうよ!」と誇りをもっています。
ろうの子を育てた家族は、次の子も「ろう」であることを喜びます。ヤッタネ!と。
ろうの親は、ろうの子の誕生を喜びます。「デフ(ろう)・ファミリーで良かった!」と。
この本は、そんな33家族が日常生活を公開した手記集です。
全部ふりがなつきです。在日外国人にも読めます。親子で一緒に読むにも最適。
「ろう」でなくても、読んで元気のもらえる楽しい子育て本です。

●「聞こえなくてもだいじょうぶ! わたしの言葉は日本手話よ!」

 新生児聴覚スクリーニングで「耳が聞こえない」といわれて心配しているパパやママへ。ろう児は日本手話という母語(いちばん自然に覚える言葉)で、すくすく育ちます。
本書の家族はそのことを実感しています。学校の先生、お医者さん、保健師さん、看護師さんにこの本を読んで、「心配しないで」と親たちに伝えてほしいのです。

●「ろう学校で、日本手話で授業をしてほしい!」

 ろう者が手話ですくすく育ち、日本語の読み書きも習う。これが世界の潮流である「バイリンガルろう教育」です。びっくりされるかもしれませんが、日本のろう学校の授業は「手話は禁止」です。先生の口元をみて、なんて言っているのか読み取る日本語の口話教育のみが行われています。口元だけみて判断するのは、とても大変。日本手話で授業をしてほしい、選択肢をつくってほしい。そのことをアピールするために、この本は作られました。
 "なんちゃって手話"あり、"それなり手話"あり、毎日、伸び伸びと手話(しゅわ)っていることを世の中の人に知ってもらうのが一番いい。そう思って、みんなで、ふだんの暮らしぶりをつづりました。「北風と太陽」の太陽がいっぱいです。応援してください。

●ろうの子が、堂々と手話(しゅわ)っている姿は美しい!

 本書には、0歳から14歳までの子どもが登場します。 ろうの子は表情がとても豊かです。日本手話は眉を上げたり下げたり、あごを出したりひっこめたりと、数十通りの表情で文法を表すからです。日本手話は日本語とは全く別の言語です(外国語だと思えばわかりやすい)。
 また、日本手話は手話サークルで教わる手話(主に中途失聴の人が使う)とは別のものです。ですから、手話サークルで覚えたつもりの手話が、ろう者には通じないということになってびっくり!
 このことも、ほとんど知られていません。ろう児とろう者は、ろう学校で口話教育をうけていても、ともだち同士では日本手話で会話して自然と覚えていくわけです。それが、母語たるゆえんだといわれています。


●目  次

◎はじめに
◎本書にでてくる言葉の説明

2歳 あやか   お父さんの"なんちゃって手話"
2歳 あんな   わが家のかわいい娘たち
3歳 しゅんすけ 初めての手話は「おはよう」
4歳 ゆづか   わたしとさゆきは、ろうよ
4歳 たくみ   いっしょにあそぼ!
4歳 さよ    ハートのスカート
4歳 きょうたろう な〜んだ、手話で育てればいいんだ
4歳 みゆう   たつのこだいすき
5歳 はるおみ  たわいのない幸せ
5歳 ともえ   ともえのマイブーム
         笑う門には、ともえの笑顔
5歳 かずき   ババ、ジジへの手紙
5歳 ゆうすけ  目の人・ゆうすけ
5歳 やすたか  やっくんが、ろうでよかったよね〜
5歳 かほ    もうすぐやさしいお姉ちゃん
5歳 けいし   立派な、ろうじゃないの!
6歳 ちひろ   カミナリ様とちひろ
6歳 なお    カリーみたいになりたい!
6歳 ひろ    イタリア語のつぎは手話!
7歳 ななみ   イルカのせんせいになる!
8歳 ゆうか   たんじょうび、おめでとう
         聞こえなくてよかった!
8歳 ゆうき   人生のリセットボタン
         "男前"になってほしい!
9歳 ひさの   わすれられないあの2年間

◎デフ(ろう)・ファミリー

14歳 まなみ  なぜ「ろう」っていわないの?
14歳 あやな  聞こえなくてもだいじょうぶ!
        家族みんな、ろうでよかった
3歳 りこ    ろうの子が生まれますように!
4歳 しょうご  デフ・ファミリーでよかった!

◎日本手話のフリースクールとおすすめ図書



●読者カード

(最終更新日2006.2.9)


●(主婦・30代)
「そうそう! 思ったとおりだよ」と思いましたね。
私たちも、ろう者だし、納得しました!

●(自営業・50代)
新聞の本の紹介の中で「寝言で手話をした」というのに驚き、読んでみる気になりました。
両親の強さに感動します(子どもに強くされたのかな?)
子どもたちを受け入れることに対しての素直さ、素晴らしい。

●(言語聴覚士・30代)
「ろう児の母語は日本手話」「新生児スクリーニング後のノーケア」等、仕事がらこれらのテーマはの本は目を通してきましたが、実際に、保護者に安心してすすめられる本はなかったので、一気に読んだあと、ろう児の保護者だけでなく、他の障害をもつ児の保護者にも読んで欲しいと職場の本棚に、早速並べました。
専門家の看板を下げている者の言葉よりも、「当事者のことばが、やはり一番ストレートに届く!」を改めて感じました。
実名で書かれて本人・家族に感謝します。

●(主婦・30代)
私もろうの子供を持ち、初めて知ったことがたくさんあります。
この本を読んで同じ体験をしたり、行動をしている人がたくさんいました。
聴覚障害は、障害の中でもとてもわかりにくく、かんちがいされやすいです。
また、医療機関に関わる人たちの情報不足が親を不安にさせます。
自分の子どもが聴覚障害とわかったら、ぜひ読んで欲しい本だと思いました。
どうもありがとうございました。

●(主婦・30代)
一家族それぞれがいろんな思いや子育てをしているのに感動しました。
子を持つ親として、今後の勉強にもなるし、勇気づけられました。

●(大学生・20代)
「ろう」は悲しいことじゃない! 幸せなんだ、というメッセージがこもっています。
この本を全国のろう学校、聴学校の図書館においてほしい!
ちなみに、私もろう者です。

●(団体職員・50代)
良書だと思います。出版社の良心を感じます。
どの文章にも真実の声を感じました。
中でも板垣恵子さん文章には本質を突く鋭さを感じました。
全国の教育委員会、自治体首長、ろう学校教員、その他の教員そして何よりも、ろう児をもつ親全員に読んでほしい。
(ろうの友人を持ち、自分も聴こえない人のための字幕作りのボランティアをしている者です。)

●(30代)
最近、手話を習い始めました。きっかけは「誰かの役に立ちたい」という思いからですが、ろうの赤ちゃんや子どもたちは、聞こえないことをどう思い、どう手話を覚えていくのだろう? と少し疑問でした。
でも、この本を読んでみて、自然なことなんだぁと思い、同時に私も早く手話をたくさん覚えて、ろう者と交流できるといいなぁと思いました。

●(主婦・40代)
「ろう」を普通に受け止めて「聴」も「ろう」もお互いに歩み寄る。
そういう世の中(生き方)になるといいと思いました。

●(無職・30代)
読みごたえがありました。

●(主婦・60代)
家族の写真が載っていたので、幸せがよけい伝わってきました。
ろうの方たちが、こんなに明るく過ごしていらっしゃるのを知り、私も明るくなりました。

●(学生・20代)
「ろう重複障害者(児)について」私は今、学校で上記のテーマについて研究しています。
この本も参考にさせて頂きました。
これからも積極的にろう者と関わっていきたいと思いました。

●(無職・60代)
私は2年前から手話を勉強中ですので、本書に載っている子どもさんたちに会いたいと思います。
そして手話で話したい。
(私にも)同じくらいの孫がいるので、可愛い!
見えない人、歩けない人のテーマの本も読みたいと思います。

●(会社員・40代)
手話サークルに通っています。ろう者の問題をずっと考えてきました。
現在のろう学校が、まだまだ口話主主体で、小学部まではキュードサインを使っているという現状が以前からずっと疑問でした。
小さな子には本当に手話はむずかしいのだろうか…?
この本を読んで、そんなことは決してないのだとわかりました。
一番自然に身につくろう者の言葉…。それが「手話」なのですよね。
頭では理解していたつもりでも、心からわかってはいませんでした。
この本を読んで、初めて心から感じることができました。
ただ、今、この本の中の子どもたちは親の元で保護されて育っていますが、社会に出て、独立してから社会の中でカベが目の前にたちはだかった時、どうか、がんばって欲しいと思いました。
そのカベをなくせるよう、私たちも努力しなくてはいけませんよね。

●(教諭・20代)
泣きました。「日本手話だから」というよりも、まず第一に「自分の第一言語が保証される環境がこの世に存在すること」ということに。次も、日本手話での指導についての本などの出版に期待しています。

●(主婦・40代)
手話サークルに通い、娘は世田谷で手話を学んでいたので、ろう児を持つ親や子どもたちのことを少しでもわかって良かった。

●(学生・20代)
聴覚障害にとても興味があるので、またこのような本がありましたら購入させて頂きたいと思っています。



●パンフレットから

パンフレット

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