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  誕生死・想(おもい) 262通のハガキにつづられた誕生死


誕生死・想(おもい)

流産・死産・新生児死で子をなくした親の会 編 ⇒ HP

1,000円 四六変 296頁 978-4-385-36091-1

好評の『誕生死』の第2弾。「悲しいのは私だけじゃなかった!」誕生死の体験者の読者カードから262通を実名・直筆(じきひつ)の温もりのまま公開する本。読者がみんなで作った"小さな命のアルバム"。「いのちのことばシリーズ」(の一冊。

2005年12月30日 発行

 中日新聞2006年1月24日、 東京新聞2006年2月18日での紹介記事  マスコミでの紹介  『三省堂 新刊 NEWS』号外  まえがき  あとがき  読者カード (2006年2月9日現在) 医療・健康サイト


2006年11月16日放映「忘れられない小さな命▽誕生死した子への思い」の再放送が、3月19日(月)福祉ネットワーク午後8時〜8時29分(NHK教育テレビ)に再放送されました。(この再放送は3月26日、午後1時20分〜1時49分、教育テレビ)

2007年2月21日放映「忘れられない小さな命〜『誕生死』への反響から〜」の再放送が、3月20日(火)福祉ネットワーク午後8時〜8時29分(NHK教育テレビ)に再放送されました。(この再放送は3月27日、午後1時20分〜1時49分、教育テレビ)

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「忘れられない小さな命▽誕生死した子への思い」の続編「忘れられない小さな命〜「誕生死」への反響から〜」が2007年2月21日(水)午後8時〜8時29分 NHK教育テレビ(NHK福祉ネットワーク)で放映されました。

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「誕生死」関連のテレビ番組で、『誕生死』『誕生死・想(おもい)』が紹介されました。

2006年11月16日(木)午後8時〜8時29分 NHK教育テレビ
(再放送)11月23日(木)午後1時20分〜1時49分 NHK教育テレビ
番組タイトル;「忘れられない小さな命▽誕生死した子への思い」
番組の概要;死産・流産で子どもを亡くした親の思い。当事者によるケアや医療現場の配慮がわが子を亡くした親や家族に大きな役割を果たすこと。
三省堂社内で撮影した映像や『誕生死・想(おもい)』の読者カードの映像を放映。

◎「読者カード」は、本にはさんであるアンケート葉書のことで、出版社と著者が本の反響を知るために、感想や意見を読者に書いて 送ってもらうものです。
◎『誕生死・想』は、02年4月〜05年11月までの間に三省堂に届いた『誕生死』の読者カードのうち、誕生死の体験者のものを、 ご本人の承諾を得て、実名・直筆のまま、1ページに1枚ずつ、当時の到着順に並べました。
◎読者カードは、元の大きさのまま複写し、住所や電話番号・メールアドレス・購入地・購入書店名などは消して行をつめました。
◎裏までぎっしりと書いてあったカードは「本書を買われた動機は」の欄をつめて入れました。



まえがき

 本書『誕生死・想(おもい)…262通のハガキにつづられた誕生死』は、2002年4月に刊行した単行本『誕生死』の読者カード(ハガキ)から生まれました。

 2002年4月から2005年10月までの間に、三省堂編集部に届いた『誕生死』の読者カードは700通。そのうち誕生死の体験者のカードは、17歳から71歳まで、450通を超えました。

『誕生死』を読んで、「こんな悲しい体験をしたのは私だけではないとわかって、孤独感から救われた」「誰にもわかってもらえないと感じていたが、同じ想いを持つ人がいるとわかり、うれしかった」などの感想が寄せられました。

 驚いたのは、「私も…」とプライベートな体験が書かれていたことです。

 多くの女性が、亡くなった赤ちゃんの命を大切に思っている気持ちが、ひしひしと伝わってきます。文字通り、「カード1枚に1つの命の重み」があります。

 読者カードはもともと、本にする前提で書くものではないので、限られたスペースに、その時のありのままの気持ちが飾らずに書かれています。

 このまま、それぞれの人の字の温もりのまま、本にして伝えたいと思いました。

 そこで、手紙を出してお願いすることにしました。

「あなたがこのカードを書かれた当時の、その時のお気持ちを大切にして、『誕生死・想』に、実名・直筆(じきひつ)で、このまま 掲載させてください」と。

 名前は、いわば「亡くなった赤ちゃんのお母さん(お父さん)の名前」であり、赤ちゃんの存在を示す証ですから、匿名や仮名ではなく、実名での掲載をお願いしました。

 果たして何人の方が参加してくれるか、まったく予測はつきませんでした。

 手紙は400通出して、転居先不明で46通がもどり、287人からお返事が届きました。そして、262人が全員実名で、この本に参加してくれたのです。

 こうして、本書はできあがりました。

 これは、読者がみんなで作った"小さな命のアルバム"です。


想(おもい)…(読者カードの掲載許諾書に書き添えられた言葉より抜粋)

 「娘の生きた証を残したい。娘の存在を知ってほしい」そんな思いでいっぱいです。

 時間がたてばたつほど口にできなくなる赤ちゃんへの想いを、このような形で残すことができる…そのことで胸がいっぱいになり ました。

 三年過ぎても、一日も忘れたことのない、大切な赤ちゃんのことが本に載ることを母に電話で伝えたら、泣いていました。

 「悲しいことは忘れなければいけないのだろうか」と思っていましたが、それを残せることがうれしいです。

 今も変わらない想いがあるのに、記憶の中でぼやけていく子どもの顔…。とても苦しいです。私の気持ちを形として残すことがで きるのはうれしいです。

 「悲しい、かわいそうな話」ではなく、あの娘(こ)がいてくれたからこそ今の幸福があることを知ってくださる方がいればいいな と思います。

 あの子が「新しい命が産まれても忘れないで」と言っていると思い、参加を決めました。

 子どもたちが、いつまでも死産した弟を忘れないでほしいと願っています。

 多分これからも、誕生死は誰にでも起こりうることと思います。それを体験された方に、少しでもお役に立てたらと思いました。

 「赤ちゃんを授かり出産するってことは、奇跡の上に奇跡が重なっているんだよ!」と分かってもらいたいです。

 あの時の表現しきれない想いが、少ない行数の中にあふれ、あの時の自分の行き場のない、悲しくつらい胸の内を思い出しまし た。どうぞこのまま載せてください。

 カードを出しただけで孤独感が少し消えたのを覚えています。あの時あれだけつらかったけど、今はなんとか笑ってる。だからこ れからも大丈夫だと前向きに思えるきっかけになりました。

 どうしても伝えたくて思いのまま読者カードに書き込み、ポストに投函した「あの日」を昨日のことのように思い返しました。

 本当はあのスペースで書けなかったことがいっぱいありました。でも、あれが私の「想(おもい)」です。

 あのときの「想い」が、やはり同じ想いを抱えている人たちといっしょに本の中に残るなんて……うれしい限りです。

 死産当時に書いたときの想いが鮮明によみがえり、涙が出てしまいました。今度は少しでも私がお役に立てたら……。

 ひとりだったら、元気になれなかったと思います。

 いま悲しんでいる女性たちに、ひとりじゃないよと伝えることができたら。

 たくさんのカードが集まり出版されることで、ひとりでも気持ちが落ちつけられればと思います。

 私が『誕生死』の本に支えてもらったように、今回の本でも同じように感じてくださる方がいるといいなと思います。

 私の読者カードで本ができて、それを読んだ人に少しでも役に立つことができたら、私も赤ちゃんも人のためになったと思うとう れしいです。

 私のひとつの感想が1ページになって、多くの人とわかちあえると思ったら、なんだか心の奥の穴が少しずつ小さくなるような気 がします。



 あとがき

 『誕生死』は、2002年4月に三省堂から刊行された本です。流産・死産・新生児死などで子どもを亡くした11家族13人の親が、実名で体験を書きました。

 それまでは、このような内容の本はなく、それならば自分たちの手で、自分たちが必要とした本を作ろうと、インターネットで知り合ったメンバーで呼びかけあったのです。

 出版が実現するまでには3年近くかかりました。著者の間で何度も激論が交わされ、出版社の企画会議でも難航しました。タブーが強いテーマでしたので、このような本が社会に受け入れられるのか、私たちにも不安がありました。

 本のタイトルになった「誕生死」という言葉は、この本で初めて使われた造語です。

 流産・死産・新生児死の悲しみをみんなで共有できて、しかも、確かにわが子は一度は生まれたのだという想いを込めた言葉として、出版社の依頼に応えて、コピーライター(男性)が考えてくれたものです(『誕生死・想』のタイトルも同じです)。

 『誕生死』は、NHKテレビ(首都圏ニュース)や新聞、雑誌でとりあげられ、それまで死をタブーとして取り上げなかった赤ちゃん雑誌などでも紹介されました。

 本の刊行と同時に開設した『誕生死』のホームページには、本を読んだ読者から感想の書き込みがつづき、半年間でアクセスが10万件を超えました。

 医療関係者も関心をもってくださり、「誕生死」のシンポジウムが開かれたり、全国助産師教育協議会でも「誕生死」をテーマに取り上げて頂きました。それらの集会で、著者の中から何人かが話す機会を頂き、病院の対応などに対する、体験者の気持ちを伝えることができました。看護師さんや保健師さんや助産師さんに『誕生死』の本を紹介されたという読者も増えていきました。

 読者の方からていねいなお手紙を頂いたり、いろいろな反響がありましたが、中でもいちばん感動したのは、700通あまりの読者カードを読んだときでした。

 読者カードの3分の2は、体験者でした。子どもを亡くした親の、わが子への想いは、みな同じように重いものだとあらためて実感しました。

 多くの方が「『誕生死』の本の中に自分と同じ気持ちがある」と書いてくださったように、私たちも、「読者カードの中に自分と同じ気持ちがある」と感じました。

 一枚一枚、大切に何度も読み返し、そのたびに力づけられました。

 また、読者カードの3分の1は体験者ではなく、看護師、助産師、医師、薬剤師、看護学生などの医療関係者のほか、教師、保育士、高校生や大学生、会社員、公務員、主婦、そして体験者の友人や家族でした。「体験者の気持ちを初めて知った。悲しみに寄り添いたい」と書いてありました。

 誕生死の体験者でない方々が関心をもって読んでくれたことは、とてもうれしいことでした。そのような方々の存在が、”悲しみを周囲に理解してもらえない苦しみ”から抜け出す支えになってくれました。

 また「他の人の体験をもっと知りたい。『誕生死』の第二弾を出してほしい」と望む声もたくさんありました。第二弾としてどのような形が良いのか、なかなか答えが出せないままに、日がすぎました。

 そして、何度も話しあった結果、「一枚一枚、想いを書いてくださった体験者の読者カードを、そのまま本にしてはどうだろうか」という考えにたどりついたのです。

 正直なところ、「実名・直筆(じきひつ)で体験者の読者カードを掲載する本」に262人もの方が参加してくださるとは、予想もつきませんでした。

 世間的には存在していないように見えるたくさんの命が、今なお愛されつづけていることを、みんなに知ってほしい、体験者は誰しもそう思っています。

 読者カードの掲載許諾書には、ぎっしりとコメントが書き添えられていました。 「目に見えない子どもたちにも、しっかりと愛情が注がれているという事実を、多くの人たちに知っていただけたらと思います。」

「実名での掲載とのことで、最初は正直言うと迷いました。でも、私が死産の際、『誕生死』を読み、亡くなった子どもは確かに生まれてきたと私に代わって世間に訴えてくれている気がして少し救われたように、この先同じ悲しみを抱える人の役に立てばと、決意しました。」

「当時、ニュース番組から流れる児童虐待や殺人事件などを目にするたびに、怒り、悲しみ、なんで生まれて来られた命を大切にしないのかと泣いていました。その思いがあったので、載せてほしいと思いました。」

「同じ体験を持つ人へ、そして体験したことのない人の心へも、この『想(おもい)』が届いてくれることを心から願っています。」

 たった11家族13人でスタートした『誕生死』の本から、262人の『誕生死・想』が生まれ、文字通り、「ひとりじゃないよ」と皆さんといっしょに集(つど)うことができました。心からの感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございました。

 最後になりましたが、これまで、『誕生死』の本の編集担当として読者カードを大切に保管し、このような形で一冊の本にまとめてくださった三省堂出版部の阿部正子さんに、心からお礼申し上げます。

 262人の想いを載せた『誕生死・想』は、きっとまた、多くの方の悲しみに寄り添うものになることでしょう。

2005年11月27日

『誕生死』の著者を代表して 松村幸代・川合藤花

◎本書の印税は、本に代えて、誕生死の現実を社会に広く知らせるための活動に当てさせて頂きます。



 マスコミでの紹介

★は三省堂編集部のコメント。

1.ニッポン放送の「うえやなぎまさひこのサプライズ」の中の朝10時からの6分間の「ちょっといい話」のコーナーで紹介

★『誕生死・想』の262枚のハガキ(読者カード)の中から、9人のハガキを選んで、うえやなぎさんがゆっくり実名と内容を読み上げてくださってとても感動的でした。読み上げにあたっては9人全員の了解を得ています。エンディングの曲は、タケカワヒデユキの「Happiness」でした。放送後、たくさんのメールがニッポン放送に入ったそうです。放送内容については著者のホームページ(誕生死)を見てください。 ⇒掲載サイトへ

2.産経新聞1/13日の生活面

★「直筆の力が、読者カードをそのまま本にするという、ある意味で無謀な企画を納得させる。」と記事は結んでいます。

★大きく本のカバーが写真が入って、ピンクがきれいに出ています。

3.信濃毎日新聞1/15日くらしのページの「本だな」

★本の中の紙面を広げて見せてくれました。記事はカラーです。「医療関係者や周囲の人たちに『私たちの悲しみを認めてほしい』という思いが詰まっている。」と記事は結んでいます。

★ピンクのカバー写真がきれいに出ています。

4.中日新聞 1/24(火)の生活面で5段抜きの大きい記事(酒井ゆり記者) ⇒掲載記事

★「流産・死産して私の赤ちゃん」「体験者262人の反響が本に」「命の証し、つづります」の見出しで紹介されました。『誕生死』と『誕生死・想』のカバー写真のほかに、「262人から返送された掲載に賛同する手紙。ここにもそれぞれの思いがびっしり書かれている」として掲載許可書の写真も掲載されました。

5.「週刊女性」1/24日発売(2/7号)で3ページの記事(高橋薫記者)

★「誕生死でわが子を失った母…「生んであげられられなくて、ごめんね」」のタイトルで載りました。本に掲載したカードの中から2名の方が取材を受けて実名で載っています。

6.『出版ニュース』2006−1号 「読者カードから生まれた本」

★編集長の清田義昭さんが電話取材してくださって載せてくれました。出版業界の一番硬い雑誌でお墨付きを頂けて光栄です。写真入りで3段にわたっての紹介でした。

7.岩手日報2006.1.24 「小さな命へ思い切々」 (⇒ 関連HP)

★『誕生死』の著者の一人で岩手県在住の久光さんが『誕生死・想』を手にしている写真(カラー)が「全国262人の想いをかみしめる久光さん」として掲載されました。

8.毎日新聞2006.1.24 「読む」欄

★「小さな死と向き合った体験が、痛切につづられている。さまざまな悲しみの中から、短い期間だけでも存在した命の重みが伝わってくる。」と記事は結んであります。細長い記事ですが、丁寧に書かれています。

9.東京新聞 2006.2.18(土)の暮らし面で5段抜きの大きい記事(酒井ゆり記者) ⇒掲載記事



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