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  自分らしい葬儀とお墓の全てが分かる本


自分らしい葬儀とお墓の全てが分かる本

自分らしい葬送を考える企画委員会 編  (品切)

1,600円 四六判 228頁 978-4-385-36419-3

散骨・永代供養墓・桜葬・ペットのお墓・手元供養・海洋自然葬など、いま人気の新しい、自分らしい葬儀とお墓を全て紹介。葬送の様々なスタイルの写真を掲載。背景にある家族の変容や自己選択の進行も解説。

2009年5月10日 発行

見本ページ(巻頭グラビア)
目 次   あとがきにかえて   執筆者一覧



見本ページ(巻頭グラビア)



目   次

第1章 変わるお葬式、消えるお墓     1
      小谷みどり (第一生命経済研究所)

お葬式とは…2 / 変わる葬儀…2 / お葬式の費用…7 / 変わるお墓…11お墓に対する意識の多様化…16 / 誰に託すのか…20

第2章 「自然葬」の今、「自然葬」のこれから     23
      西俣総平(NPO法人 葬送の自由をすすめる会)

「自然葬」という新しい概念…24 / 墓に入る自由、入らない自由…25 / 厚い法律の壁…27 / 記念すべき初の自然葬…28 / 自然葬の基礎知識…30 / 伝統的葬法だった自然葬…32 / 仮借ない宗教政策…34 / 自己決定という考え方…35 / 社会に定着した自然葬…36 / なぜ自然葬を選ぶのか…37 / 3つのキーワード…39 / 「葬送の自由」の確立を…40 / 葬送基本法の制定へ…41

第3章 海洋自然葬をした人たち     43
      北田亨、北田京子 (海洋自然葬 (有)「風」)

どれくらいの人が海洋自然葬をしているのだろう…44 / どんな人が海洋自然葬をするのだろう…46 / 想い出に残るエピソード…50 / 桜と少年 4月1日の海洋自然葬…51 / 霧の中のオペラ 7月16日の海洋自然葬…54 / ある思想家の死、サンダーソニアとチョコレートケーキ 7月5日の海洋自然葬…56

第4章 後悔しないお葬式     61
      三国浩晃(葬儀社総合案内センター (株)コネクト)

後悔しないお葬式…62 / お葬式ってどんなイメージでしょうか?…63 / それではまず何をしなければいけないの?…64 / 最初に出会う葬儀社さん…66 / 後悔しない葬儀社選びで大切なことは事前相談!…70 / お寺とお葬式の関係は?…72 / 葬儀社総合案内センターという第3者機関について…76 / どうしたら自分らしいお葬式ができるのでしょうか?…77

第5章 「桜葬」─時代のニーズと市民によるネットワークの台頭     83
      井上治代(東洋大学准教授、NPO法人エンディングセンター)

はじめに…84 / 葬送の市民団体…86 / 集団から個を単位とした社会へ…90家族を超えたお墓の出現…94 / 市民の理想でつくった「桜葬」墓地…97 / 桜と共同性…104 / ゆるやかな共同性…112

第6章 永代供養墓とは? |住職の立場から     115
      鈴木英成(日蓮宗妙泉寺 住職)

永代供養墓への高まるニーズと背景…116 / 「千の風になって」 —故人の霊は風になって飛んでくる—…124

第7章   変わるお墓のデザイン&ペットと一緒のお墓。増えるお墓の引越し     129
      木村健一((株)メモリアルアートの大野屋)

最近のフリーな発想のお墓 個性的なお墓を紹介…130 / ペットのお墓についても……With ペット…133 / 増えるお墓の引越し…140

第8章 今 話題の「手元供養」とは?     145
      山崎譲二(NPO法人手元供養協会会長)

手元供養とは?…146 / お骨を自宅に置くという発想 —ひそやかな行為から公然のものへ変化。もちろん合法であり、届出も必要なし…147 / その背景にあるもの。手元供養は現代社会の必然。──多様な家族形態の出現と宗教離れ…156 / 手元供養を行なうための情報(よくある質問 Q&A)…165 / お洒落な手元供養グッズの数々を紹介…173

第9章 海外のお葬式、お墓の風景 探訪記     179
      八木澤壯一(建築家、東京電機大学名誉教授)

韓国の葬送空間…181 / 中国の葬送空間…184 / インドの葬送風景…188 / イタリアの葬送空間…192 / ドイツの葬送空間…195 / スウェーデンの葬送空間…198 / アメリカの葬送空間…202

 あとがきにかえて 山崎譲二     206



あとがきにかえて

あとがきにかえて

昨今のお葬式やお墓事情の変化には目を見張るものがあります。
 今の日本は有史以来経験したことがない少子、高齢社会を迎えています。この影響で、我々の暮らしや考え方が大きく変わり、葬送の分野でも今まで頼りにしてきた古老や年長者の10年、20年前の葬儀体験や知識、常識では太刀打ちできない時代となっているのです。

キーワードは、「自分らしさ」「子どもに迷惑をかけたくない」に尽きます。(第1章参照)
 一昔前まで、「人は死ぬと、葬儀ののち、お墓に入る」が常識でした。長い間、葬儀は社会的な行事として、地域やイエ(親族)によって盛大に行なわれてきました。
 しかし、戦後60年が経ち、故郷を離れ都市に暮らす人たちにとって、送る人も送られる人も地域や社縁との関わりも薄くなり、家族の行事として捉えるようになってきているようです。
 実際、「葬儀にお金をかけないで欲しい」「遠い親戚には知らせないで家族と親しい友人だけで静かに見送ってほしい」と言い残す人が増え、その願いからか「家族葬」が主流となっているようです。また、僧侶を呼ばないで、花や音楽で送る無宗教葬も増えています。
 驚くことに、大都市では、葬式を行なわない「直葬」をする人が全体の3割にも達していると言われています。100人も200人も参列した一昔前の葬儀とは格段に変わってきています。後悔しないお葬式のためにも事前相談や葬儀社の選択が大切です。(第4章参照)

お墓についても、少子化からか縁者が一緒に入れる、「和」や「憩い」など家名の刻まれない新しいお墓やペットと一緒のお墓など、新しいタイプのお墓がでてきています。定年を機に故郷のお墓をお参りしやすい家の近くにと考える人も多くいます。(第7章参照)
 また、継承を前提とした従来のお墓から、家族に替わりお寺が面倒を見てくれる「永代供養墓」を選ぶ人も増えてきました。現在、全国1000箇所にも上るそうです。永代供養墓もお寺さんによりさまざまです。自分の目で確かめ永代供養寺を選ぶ時代です。(第6章参照)
 お墓以外の選択として、自分らしい葬送の実現や継承者を必要としない、自然に還りたいとの思いに応える「自然葬」や「海洋散骨」が登場して20年。脱「お墓」の人達に支持されています。(第2・3章参照)
 墓石の下でなく、木や花に生まれ変わりたい。桜になって生まれ変わりたいと願う人には、樹木葬も登場しました。(第5章参照)
 身近な供養を望む人には、「手元供養」という選択肢もあります。中には、仏壇やお墓もいらない。手元供養だけ、あるいは永代供養や散骨、樹木葬と組合せて、という人も登場してきています。(第8章参照)
 大切な故人を悼む気持ちは、どこの国の人でも変わりません。世界の葬送事情を知ることで、日本の葬送を、自分の葬送を見つめなおすことができます。(第9章参照)

本書は、各分野を代表する専門家の手により、自分にあった、あるいはお金をかけないでも心のこもった葬送がかなえられるさまざまな情報が一杯詰まったものとなりました。

編集者のご指名を受け、若輩の私が「あとがきにかえて」の一文を書くこととなりました。  7年前、父のがんによる余命宣告がきっかけで親の供養を手元供養でと考え、葬送分野に深く関わることとなりました。その父も4年前に、昨年秋には母も亡くなりました。
 私も助けられた手元供養を、そして生前準備や葬儀、そのあとの納骨・供養の新しい情報を、多くの人に、なにしろ知ってもらいたい!
 自分に、そして大切な人へ、「ふさわしいエンディング」を、あらかじめ考える上での参考にしていただければ幸いです。  最後に、個性豊かな9人の著者と根気よくお付き合いいただき、葬送本として画期的な本に仕上げていただいた三省堂の編集者中野園子さんに各章著者を代表して感謝とお礼を申し上げます。

2009年3月1日

京都 吉祥院にて

山崎 譲二



執筆者一覧

■第1章 小谷みどり(第一生命経済研究所)

 第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部主任研究員。博士(人間科学)。大阪府出身。著書に『こんな風に逝きたい』(講談社)、『変わるお葬式、消えるお墓』(岩波書店)など。
 専門分野は死生学と生活設計論。人生をどう締めくくるかという問題について、ライフデザインの視点から研究している。

■第2章 西俣総平(NPO法人 葬送の自由をすすめる会)

○NPO法人 葬送の自由をすすめる会

 葬儀や法要など人の葬られ方は個人の内面の問題であり、節度をもって行なわれるかぎり、各人の自由な判断で自由に選択されるべきです。この葬送の自由を確立する市民運動団体として1991年に発足して以来、活動の柱として自然葬(散骨)の普及啓蒙に努め、自然葬をわが国に広く社会的に定着させる原動力となってきました。この間に会員は総計1万5000人に達し、2009年からは憲法の精神に立脚した葬送基本法の制定に向けて積極的な取り組みを進めています。

○西俣 総平

 NPO法人 葬送の自由をすすめる会理事。1938年東京都生まれ。東京大学文学部卒業後、共同通信社に入り、科学部長、論説委員などを務める。2000年に同社を退社した後、葬送の自由をすすめる会の事務局長や理事として葬送の自由拡大の市民運動に従事している。

■第3章 北田亨、北田京子(海洋自然葬 (有)「風」)

○有限会社 風

 1995年から97年にかけて全米を廻り、アメリカの葬儀事情を調べ、宇宙葬を取材中に散骨の仕事に出会う。
 1998年海洋自然葬の「風」を東京に設立。海洋散骨を専門に沖縄から北海道、グァム、ハワイまで全国的な規模で、遺族のケアに力を入れ、一期一会を大事に業務を営んでいる。

○北田 亨

 1947年北海道生まれ。ボーイスカウトでアウトドアライフに目覚め、陸上自衛隊にてバイアスロン、その後スキーパトロール、スキー教師、ロッククライミングに夢中になる。この間、山岳遭難等で多くの友人たちの死に遭遇する。
 その後15年間、デザイン会社を経営し、カメラマンを務める。
 1992年ベーリング海、太平洋、カリブ海、大西洋をヨットで廻り、途中滞在したニューヨークでデザイン・企画会社を設立。海洋自然葬を始めてからは、主に船長を務めている。

○北田 京子

 東京神田駿河台に生まれる。都立九段高校卒業後、劇団四季付属研究所文芸部にて演劇を学ぶ。1972年に結婚し、夫と共に会社を経営。その後ヨットの旅に同行、現在海洋自然葬の仕事に携わると共に、臨床心理、産業カウンセリングの勉強中。2008年放送大学卒業(心理学課程)、心理学エキスパート取得。

■第4章 三国浩晃(葬儀社総合案内センター (株)コネクト)

 平成10年に日本で最初に葬儀社を紹介する「葬儀社総合案内センター」を設立。  不透明な葬儀業界に疑問を持ち、その中で「顔が見える紹介センター」を目指す。社内のコミュニティールームでは毎月のお葬式勉強会や専門の相談員による個別相談、訪問相談を行なっている。
 そして、複数の葬儀社の紹介だけでなく、お葬式の立ち会いを行ない又、月1回「選ばれる葬儀社になるために」をテーマに、加盟葬儀社さんと一緒に勉強会を続け、ご相談者からいただくアンケートを元に葬儀業界へフィードバックするパイプの役割を果たしている。

○三国 浩晃

1969年 神奈川県横浜市生まれ
1989年 東京YMCA国際ホテル専門学校 卒業
      大手の専門結婚式場に入社し、ハネムーンの相談、婚礼業務を経験
1998年 有限会社 東京葬儀社総合案内センター設立
2001年 株式会社コネクトに社名変更

■第5章 井上治代(東洋大学准教授)

○NPO法人 エンディングセンター

 1990年に結成され、20年の活動実績をもつ市民団体。尊厳ある死と葬送の実現をめざして活動し、家族も含みつつ家族を超えてつながる「ゆるやかな共同性」を特徴に持ったサポートネットワークを形成。「桜葬」に「あなたが生きたこと、桜は忘れない」と彫られた碑を設け、毎年1回、桜の下で生者と死者が集う「桜葬メモリアル」(合同慰霊祭)を実施。エンディングセンターの学習と交流広場「スペースゆい」(東京・新宿駅近く)では、「いままさに知りたい」テーマで「最期まで自分らしく輝いて生きるため」の講座を開催。会員のためのエンディング・サポートも行なっている。

○井上 治代

 東洋大学ライフデザイン学部教員、社会学博士。NPO法人エンディングセンター理事長。ノンフィクション・ライター。大学では「生死の社会学」「いのちの教育」「家族社会学」「世代論」等を教える。いま日本・韓国・スウェーデンの死をめぐる文化、死者儀礼を研究中。またエンディングセンターの活動を通じ臨床社会学的にスピリチュアル・ケアに接近し、死に逝く人のナラティブアプローチ(物語的接近)からの研究を行なっている。
 自著に『墓をめぐる家族論』(平凡社)、『新・遺言ノート』(KKベストセラーズ)、『墓と家族の変容』(岩波書店)、『子の世話にならずに死にたい︱変貌する親子関係』(講談社)、共著に『岩波講座 宗教10巻 宗教の行方』(岩波書店)、『思想の身体 死の巻』(春秋社)、『葬送のかたち』(佼正出版社)ほか多数がある。

■第6章 鈴木英成(日蓮宗妙泉寺住職)

 1961(昭和36)年東京都生まれ。立正大学仏教学部卒。広島県蓮瑞寺住職、広島県市立小、中学校臨時採用勤務、日蓮宗宗務院 (東京都)勤務を経て日蓮宗大荒行堂にて修行。日蓮宗声明師。日蓮宗霊断師。2004年より東京都妙泉寺住職。

■第7章 木村健一((株)メモリアルアートの大野屋)

○(株)メモリアルアートの大野屋

 「こころの豊かさ、こころのやすらぎ」が私たちの商品です。21世紀を迎え、私たちの生活は、心を大切にする時代、自分の生き方を見つめる時代へと変わりつつあります。「こころの豊かさ、こころのやすらぎ」を社会にご提供するという大野屋の経営理念は、1939年の創業以来、70年以上たった現在も、これからも変わりません。大野屋はいつの時代も、お客様のこころの豊かさとやすらぎを実現するためのコンサルティングパートナーでありたいと思います。
 墓地、墓石、葬儀、仏壇から手元供養まで、大野屋は、さまざまなサービスをご提供しています。いつも安心してお過ごしいただけるよう、日常の小さな疑問から将来のことまで、連携してお応えするのが大野屋のトータルサービスです。

○木村健一

 メモリアルアートの大野屋 営業企画室室長

■第8章 山崎譲二(NPO法人手元供養協会会長)

○NPO法人手元供養協会

 2002年頃から、お骨の一部をそばに置いたり身に着けることで、大切な人を偲ぶあるいは感謝する新しいタイプの手元供養品が、自然 発生的にいくつか世に出てくるようになりました。新しい葬送を啓蒙するイベントで反響も大きく、2005年に日本の主だった手元供養品を扱 う全国7社の代表者が発起人となり、葬送文化に造詣の深い八木澤壯一氏(東京電機大学名誉教授)を顧問に迎え「NPO法人手元供養 協会」が設立されました。

○山崎 譲二

 手元供養の名付け親。1949年愛媛県松山市生まれ。日本大学理工学部卒業後、セゾングループのまちづくりプランナーとして、全国の ニュータウン造りにかかわる。父の死をきっかけに本物の供養とは何か?を考えるようになり、手元供養にたどり着く。NPO法人手元供養協 会の会長として手元供養の普及に奔走中。

■第9章 八木澤壯一(建築家、東京電機大学名誉教授)

 1937年新潟県巻町生まれ。東京都立大学大学院修了。工学博士。東京電機大学工学部名誉教授、元共立女子大学家政学部教授。
「火葬場を中心とする葬祭施設に関する一連の研究」で日本建築学会賞。
 関与した火葬場等には、妙有院(新潟)、酒田市斎場(山形)、京都中央斎場(京都)、栃木市斎場(栃木)、思いでの里(埼 玉)、みどり会館(東京)、しずかの里(香川)、越谷斎場(埼玉)、さざなみ浄苑(滋賀)、悠久の丘(栃木)などがある。
 学術著書には、『火葬場』(大明堂・浅香勝輔と共著)、『葬送文化論』(古今書院・葬送文化研究会編)、『建築設計資料109葬 祭場2』(建築資料研究社・建築思潮研究所編)など多数。看取り、葬儀、火葬、追悼の研究活動を広げ、火葬研究協会、日本葬送文 化学会の会長である。



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