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新・判例コンメンタール 刑事訴訟法1
はしがき

 本書は,1976年に刊行された高田卓爾編「判例コンメンタール刑事訴訟法T・ II 」の新版である。旧版の遺産を承け継ぎながらも,新たな構想の下に編集を進めるため,新たに鈴木茂嗣が編集に参加した。

 旧版では,大学関係の研究者のみならず多くの実務家にも執筆陣に加わって頂いたが、本書では,現行刑事訴訟法の下における実務活動の成果としての判例をいわば第三者的立場にある研究者の眼で整理するという基本的視点に立って,一部の例外を除き,大学に籍を置く研究者に執筆をお願いした。

 今回は全体を5巻にまとめることとなったが,この第1巻には,刑事訴訟法の第1条から第98条までを収める。すなわち,第一編「総則」の第一章「裁判所の管轄」以下,第二章「裁判所職員の除斥及び忌避」,第三章「訴訟能力」,第四章「弁護及び補佐」,第五章「裁判」,第六章「書類及び送達」,第七章「期間」、第八章「被告人の召喚、勾引及び勾留」の各章に関連する諸判例を収録している。

 訴訟法の分野では,各条文が実務でどのように解釈・運用されているかがとくに重要な意味をもつ。そして,この点を最も象徴的に表現しているものが判例である。その意味で,判例の分析なくしては,実務は円滑に進まないし,理論的な研究も宙に浮いたものとなってしまうといっても過言ではない。今回の新版の編集にあたっては,「判例をもって条文を語らしめる」という旧版の基本コンセプトを踏襲しつつ,主な読者層を法曹実務家,専門研究者と想定して,「最新の実務判例を重点的に取り上げ,参照判例をも含めて戦後重要判例の大半を、それらの判例解説などの文献とともに網羅的に検索することができるデータ・ベース」を提供することを主眼にした。

 執筆にあたっては、おおまかな統一要領を参照して頂いたが,具体的な内容については各執筆者に全面的に一任した。そのため,判例の選択などについて必ずしも十分に統一がとれていないとの批判もあろうかと思われる。しかし,このことは、反面において,各執筆者の問題意議のあり方を示すものということもでき,読者にその辺の機微を読み取って頂くならば,それじたい大きな意味があると考えている。

 各条文につき関係判例を収集し体系的に整理して適切なコメントをつけるという作業は、思いのほか大変な仕事である。このような苦労の多い仕事に協力を惜しまれなかった執筆者各位に対して深甚の謝意を表するとともに,執筆依頼から出版まで諸種の事情で思わぬ年月を費やし各位に種々ご迷惑をおかけすることになった点につき,編集者として深くお詫びしたい。最後に,本書の完成について終始お世話になった三省堂の関係者の方々に,心から御礼申し上げる次第である。

1995年1月

高田卓爾
鈴木茂嗣

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