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  国際法基本判例 50 第2版

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国際法基本判例 50 第2版

杉原高嶺・酒井啓亘 編

2,200円 A5判 216頁 978-4-385-32327-5

国際法の学習に必須なICJ判決や国内判例など基本判例50件を精選。1事件を見開き4頁で「事実」「判旨」「解説」に分け収載。新判例を補充、参考文献を新たに掲載し学習性のさらなる向上を実現。

第2版 はしがき   初版 はしがき
目 次   執筆者紹介(2014年1月現在)

2014年3月1日 発行



第2版 はしがき

学習用判例集として本書を送り出して、ほどなく4年を迎えます。この間を振り返ると、国際司法裁判所のケースを含めて、重要な裁判例が多くみられます。そのなかには、本書への収録にふさわしいものも幾件か数えられます。幸運なことに、本書はこれまで多くの読者に恵まれました。この状況を勘案し、また版元・三省堂のお勧めもあり、この機会に版を改めることとしました。すなわち、初版の基本方針(分野別総計50件)を維持しつつ、いくつかの判例を新しいものと入れ替えることです。

分野間のバランスをとりながら、新旧どの判例を組み替えるか、その判断は思案に余るものがありましたが、最終的に12件を改めることとしました。いずれも、その分野では注目される判断を含むものです。残る38件は初版収録のものを引き継ぎましたが、この機会に記述内容を再点検していただきました。また、この新版では、学習の効用を勘案して、各判例の末尾に参考文献を表示することとしました。

今回はお1人に1件を担当していただく方針をとりましたので、新たに幾人かの先生にご参加いただきました。また、判例の差し替えとの関係で、やむなく担当事件の変更をお願いした先生もおります。多くの気鋭の先生方のご協力を得て、本書の最新化をはかることができました。初版にも増して、学習の向上に資するものであることを期したいと思います。

本書の改訂にあたっては、初版につづいて、水島朋則名古屋大学教授、山田卓平龍谷大学教授、玉田大神戸大学准教授には、収録判例の選別等について有益なご意見をいただきました。ご協力に感謝申し上げます。

最後になりましたが、今次の改訂では三省堂編集部の井澤俊明さんに格別のご尽力をいただきました。本書は、もともと同編集部の鈴木良明さんのご助言の下に刊行されたものです。定年退職された鈴木さん、これを快く引き継いでいただいた井澤さんにはあらためて御礼申し上げます。


2014年1月

編者 杉原 高嶺
酒井 啓亘




初版 はしがき

国際法を学習するためには、まずは体系的な教科書を通して、この法制度の仕組みを一通り会得する必要がありますが、それと同時に、国際法が実際に適用された裁判例を学習することも重要です。すなわち、そこで取り上げられた国際法の諸規則や諸制度に関する知識を深めながら、その判例が示す解釈法と問題解決法を学ぶことによって、活きた国際法を身につけることができるからです。その意味で、判例学習は、国際社会で具体的な役割を果たしている国際法の実像を理解する上できわめて重要です。

このような認識から、本書は、国際法の学習に特に必要と思われる基本的な判例を厳選した上で、その判決を概説し、そこに含まれている論点を解説したものです。大学の授業の現場で実際に取り上げることのできる判例の数量は、時間的制約などから限られたものにならざるをえないのが実情です。授業の手助けを目指す本書が、各分野別に少数の判例に絞り込んだ理由はここにあります。また、学習者の立場から考えた場合でも、盛りだくさんの判例をあれこれと読みあさるよりは、むしろ少数ながらも国際法の学習に意義のある判例をしっかりと修めるのが有益であろうと思われます。本書の判例は、分野間のバランスを考慮しつつ、こうした視点から選り抜いたものです。

以上の説明からおわかりのように、本書は基本的に教育用の図書(教材)であって、学術研究のための資料ではありません。判例件数の圧縮と同時に、1件あたりの解説も簡にして要を得た形式にしたのはそのためです。判決の一部始終を詳述するよりは、各ケースに内在する本質的な論点の探究と解説に主眼をおきました。とはいえ、これは実はなかなか容易な作業ではありません。執筆者の先生方には苦渋に満ちた仕事を強いることになりましたが、おかげをもって、目指すハンディーでコンパクトかつエフィシェントな判例集の誕生をみることができました。ご協力をいただいた先生方には心より御礼を申し上げます。

わが国の国際法教育は、法科大学院の発足とともに、よくも悪くも転機にさしかかっています。長期的視点を見すえれば、国際法の教育はますます重視されなければなりません。そのためにも、多くの若い人たちに国際法への関心を高めてもらう必要があります。本書がその機縁の一端を担うことができれば、執筆者一同これに優る喜びはありません。

本書の編集作業では収録判例の検討から記述法の点検まで、水島朋則(名古屋大学)、山田卓平(神戸学院大学)、玉田 大(神戸大学)の各准教授のご協力をいただきました。3氏のご尽力に感謝申し上げます。

最後に、本書の刊行にあたっては三省堂の暖かいご理解をいただき、また同編集部の鈴木良明さんには特段のご支援をいただきました。厚く御礼申し上げる次第です。

2010年1月

編者 杉原 高嶺
酒井 啓亘



目  次

●法  源●

1 東部グリーンランド事件(常設国際司法裁判所)─── 中谷和弘

2 北海大陸棚事件(国際司法裁判所)─── 柴田明穂

3 訴追か引渡しかの義務事件(国際司法裁判所)─── 竹内真理

●国際法と国内法●

4 国連本部協定事件(国際司法裁判所、米国ニューヨーク州南部地区連邦地裁)
  ─── 喜多康夫

5 シベリア抑留捕虜補償請求事件(東京地裁、東京高裁、最高裁)
  ─── 齋藤民徒

6 在日外国人無年金事件(京都地裁)─── 中井伊都子

●主  体●

7 国連損害賠償事件(国際司法裁判所)─── 吉田 脩

8 ナミビア事件(国際司法裁判所)─── 石塚智佐

9 旧ユーゴ国家承継事件(旧ユーゴ仲裁委員会)─── 王 志安

10 ベルヌ条約事件(東京地裁、知財高裁、最高裁)─── 加藤 陽

11 国家の裁判権免除事件(国際司法裁判所)─── 水島朋則

12 貸金請求事件(最高裁)─── 松井章浩

●領土・海洋・管轄権●

13 パルマス島事件(常設仲裁裁判所)─── 深町朋子

14 ベナン=ニジェール国境紛争事件(国際司法裁判所)─── 酒井啓亘

15 サイガ号事件(国際海洋法裁判所)─── 鶴田 順

16 黒海海洋境界画定事件(国際司法裁判所)─── 加々美康彦

17 ロチュース号事件(常設国際司法裁判所)─── 西村 弓

18 コルフ海峡事件(国際司法裁判所)─── 青木節子

●個  人●

19 ジャッジ対カナダ事件(自由権規約委員会)─── 西片聡哉

20 エチオピア難民認定事件(東京地裁)─── 中坂恵美子

21 二風谷ダム事件(札幌地裁)─── 寺谷広司

22 逮捕状事件(国際司法裁判所)─── 洪 恵子

23 ラグラン事件(国際司法裁判所)─── 山田卓平

●条  約●

24 ジェノサイド条約留保事件(国際司法裁判所)─── 中野徹也

25 自由地帯事件(常設国際司法裁判所)─── 西元宏治

26 アイスランド漁業管轄権事件(国際司法裁判所)─── 西谷 斉

27 カシキリ/セドゥドゥ島事件(国際司法裁判所)─── 西村智朗

●国家責任●

28 ディアロ事件(国際司法裁判所)─── 玉田 大

29 在テヘラン米国大使館事件(国際司法裁判所)─── 萬歳寛之

30 ガブチコボ・ナジュマロス計画事件(国際司法裁判所)─── 岩月直樹

31 ジェノサイド条約適用事件(国際司法裁判所)─── 湯山智之

●経  済●

32 BP対リビア事件(仲裁)─── 伊藤一頼

33 日本酒税事件(WTO上級委員会)─── 福永有夏

34 サルカ事件(仲裁)─── 阿部克則

●環  境●

35 トレイル溶鉱所事件(仲裁裁判所)─── 遠井朗子

36 ラヌー湖事件(仲裁裁判所)─── 児矢野マリ

37 パルプ工場事件(国際司法裁判所)─── 高村ゆかり

●紛争解決●

38 南西アフリカ事件(国際司法裁判所)─── 李 禎之

39 東チモール事件(国際司法裁判所)─── 大河内美香

40 カメルーン対ナイジェリア領土・海洋境界事件(国際司法裁判所)
  ─── 佐藤義明

 

●安全保障●

41 国連経費事件(国際司法裁判所)─── 森田章夫

42 ニカラグア事件(国際司法裁判所)─── 森 肇志

43 アラバマ号事件(仲裁裁判所)─── 西 平等

44 核兵器使用の合法性事件(国際司法裁判所)─── 繁田泰宏

45 カディ事件(欧州司法裁判所)─── 丸山政己

●武力紛争法●

46 コンゴ領域武力活動事件(国際司法裁判所)─── 植木俊哉

47 パレスチナ壁建設事件(国際司法裁判所)─── 坂本一也

48 ルバンガ事件(国際刑事裁判所)─── 木原正樹

49 ハムダン事件(米国連邦最高裁)─── 新井 京

50 西松建設事件(最高裁)─── 小畑 郁

※判例索引(事件名・裁判所)



執筆者紹介(2014年1月現在)

[編者]

杉原 高嶺(京都大学名誉教授)

酒井 啓亘(京都大学教授)

[執筆者](50音順)

青木 節子(慶應義塾大学教授)

阿部 克則(学習院大学教授)

新井  京(同志社大学教授)

石塚 智佐(城西国際大学助教)

伊藤 一頼(静岡県立大学准教授)

岩月 直樹(立教大学教授)

植木 俊哉(東北大学教授)

王  志安(駒澤大学教授)

大河内美香(東京海洋大学准教授)

小畑  郁(名古屋大学教授)

加々美康彦(中部大学准教授)

加藤  陽(近畿大学講師)

喜多 康夫(帝京大学准教授)

木原 正樹(神戸学院大学准教授)

洪  恵子(三重大学教授)

児矢野マリ(北海道大学教授)

齋藤 民徒(金城学院大学准教授)

坂本 一也(岐阜大学准教授)

佐藤 義明(成蹊大学教授)

繁田 泰宏(大阪学院大学教授)

柴田 明穂(神戸大学教授)

高村ゆかり(名古屋大学教授)

竹内 真理(岡山大学准教授)

玉田  大(神戸大学准教授)

鶴田  順(海上保安大学校准教授)

寺谷 広司(東京大学教授)

遠井 朗子(酪農学園大学教授)

中井伊都子(甲南大学教授)

中坂恵美子(広島大学教授)

中谷 和弘(東京大学教授)

中野 徹也(関西大学教授)

西  平等(関西大学教授)

西片 聡哉(京都学園大学准教授)

西谷  斉(近畿大学准教授)

西村 智朗(立命館大学教授)

西村  弓(東京大学准教授)

西元 宏治(専修大学准教授)

萬歳 寛之(早稲田大学教授)

深町 朋子(福岡女子大学准教授)

福永 有夏(早稲田大学教授)

松井 章浩(大阪工業大学講師)

丸山 政己(山形大学准教授)

水島 朋則(名古屋大学教授)

森  肇志(東京大学教授)

森田 章夫(法政大学教授)

山田 卓平(龍谷大学教授)

湯山 智之(立命館大学教授)

吉田  脩(筑波大学教授)

李  禎之(岡山大学教授)



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