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滝沢 正 著
3,990(3,800)円 A5判 400頁 978-4-385-32305-3
定評ある滝沢・フランス法の最新版。2008年の憲法大改正に対応するとともに、主要実定法の各分野の内容を最新の法状況を反映しアップツーデートにしその特徴も解説。巻末に[法令原文資料]を新たに追加。
2010年10月20日 発行
著者紹介 第4版 はしがき 目次
1946年7月生まれ 1969年6月 東京大学法学部卒業 1976年2月 東京大学法学博士 1976年4月 上智大学法学部助教授 1984年4月 上智大学法学部教授 2004年4月 上智大学法科大学院教授,現在に至る
<主要著書・訳書>
本書については,2008年に第3版を刊行したばかりである。しかし,同年に憲法典の大幅な改正が行われたため第4版を早期に刊行することを決断した。フランスにおいては過去にも憲法の改正はかなり頻繁に行われており,重要な統治機構の変革も少なくない。ところが今次の改正法は,「共和制の諸制度の現代化」と称して,全47条からなり憲法典の大半である12の章に関わり,しかも国家制度の根幹に影響する改正を含んでいた。これにより執行権優位が際立っていた第5共和制という基本的枠組の範囲内で,議会制民主主義への回帰が鮮明となった。あまりに多岐にわたる改正であるため増刷に伴う補訂では到底対処しきれず,必要な修正を本書の関連個所のすべてにわたって加え,さらに若干の他の追加補訂事項と併せて,第4版とした。
なお今回版を改めるに際して,本文中に括弧で引用していた条文の原綴はすべて削除し,巻末に「法令原文資料」として集めることとした。専門用語や場合により特徴的表現については,必要に応じて本文中に原語を指摘することは有益であろうが,条文については,必ずしもフランス語に通暁していない読者がおり,繁雑に感じることを怖れたためである。他方で,本格的に条文を原語であたってみたいという読者には,本文での援用のみでは逆に物足りない面があった。巻末に代表的な法令の著名な条文をある程度まとめて掲載したので,フランス法に関する条文を実際に読むという利用にも供することができると思われる。法令と条文の取捨選択には私なりに熟慮したが,率直なご意見をお聞かせ願いたい。
この第4版が,これまでの諸版と同様に多くの読者を得て,フランス法に関心をもたれる方々に参照いただけるならば,まことに幸いである。なお著者は,同じく三省堂のご厚意により2009年に『比較法』を刊行した。より広い視点から外国法を理解する,フランス法を位置付けるといった視点を養うために,本書ともども役立てていただきたい。
2010年8月
滝沢 正
第4版 はしがき
初版 はしがき
第2版 はしがき
第3版 はしがき
第1節 フランス法を学ぶ意義
第2節 本書の対象および構成
第3節 参考文献
第1章 ガリア−ローマ期(前1世紀−5世紀)
第1節 国家体制
第2節 裁判制度
第3節 法 源
第2章 フランク王国期(5世紀−10世紀)
第3章 中世封建制度期(10世紀−14世紀)
第4章 近世絶対王政期(14世紀−18世紀)
第1章 革命高揚期(1789年−1794年)
第2章 革命終息期(1794年−1814年)
第1章 旧政体復活期(1814年−1870年)
第2章 共和政確立期(1870年−現在)
第1章 統治機構
第1節 大 統 領
第2節 政 府
第3節 国 会
第4節 憲法上の諮問機関
第2章 行政組織
第1節 国家行政組織
第2節 分権団体
第3節 公務員制度
第4節 公物制度
第3章 対外関係
第1節 旧植民地との関係
第2節 近隣諸国との関係
第1章 裁 判 所
第1節 司法裁判所
第2節 行政裁判所
第3節 特殊な裁判所
第2章 法 律 家
第1節 法律家の養成
第2節 職業的法律家
第3節 社会生活と法
第1章 法源の種類
第1節 制 定 法
第2節 慣 習 法
第3節 判 例 法
第4節 法の一般原理
第2章 各法分野の法源
第1節 私 法
第2節 公 法
第3節 新しい法分野
第3章 法資料の手引
第1節 法 令
第2節 判 例
第3節 学 説
・法令原文資料
(民法典、第5共和制憲法典、人および市民の権利の宣言、第4共和制憲法典前文、環境憲章)
・邦語参考文献 359
・索 引
事項索引
人名索引
法令・判例索引