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憲法問題 [14] 憲法問題 [14]

全国憲法研究会 編

2,600円 A5 208頁 978-4-385-41523-X (品切)

全国憲法研究会の機関誌第14号。2002年度の研究会報告と憲法記念講演会を収録。戦後日本における立憲主義を、第1部では現状から、第2部では理論から検証する。

2003年 5月 3日 発行



●目  次

【特集】日本における立憲主義――その現状と理論

〔第一部〕日本における立憲主義――その現状

統治機構の改革と選挙法制――「政治改革」以降…只野 雅人(一橋大学) 7

司法改革と立憲主義・民主主義…久保田 穰(東京農工大学) 21

教育改革の動向と課題――教育基本法「改正」を中心にして…荒牧 重人(山梨学院大学) 36

人権擁護立法の意義と課題…小山 剛(慶應義塾大学) 51

 春季研究総会シンポジウムのまとめ 65

〔第二部〕日本における立憲主義――その理論

戦後憲法学における立憲主義…戸波 江二(早稲田大学) 75

立憲主義における市民と公共圏…愛敬 浩二(信州大学) 92

立憲主義と国家緊急権論…村田 尚紀(関西大学) 106

戦後憲法学における憲法改正限界論…赤坂 正浩(神戸大学) 121

 秋季研究集会シンポジウムのまとめ 138

二〇〇二年 憲法記念講演会

民主主義と秘密――アメリカと日本の比較…ローレンス・レペタ(テンプル大学ジャパン) 149

平和構築に向けて――社会保障における国際協力…藤野 美都子(福島県立医科大学) 167

撤退してゆく国家と、押し出してくる「国家」――近代憲法の原点から考える…樋口 陽一(早稲田大学) 182

全国憲法研究会の活動記録 二〇〇二年 193

憲法問題の動き 204

編集後記 205



●編集後記

北川善英

 ここ一年のあいだ、私の周囲でのことだが、「民主主義」に関わる出来事が多かった。大学で――昨年末、私を含む50名(学部構成員の30%)が、教員養成学部の存続を訴える請願書を学長と神奈川県・横浜市・川崎市の各教育長に提出したところ、学部改革関連委員会の要求で、「請願書の撤回」を議題とする臨時教授会が開催されることになった。「請願書は教授会の議を経ていない」・「大学の内部問題を外部に出すことは手続違反」を主要な論拠とする議案は、結局、七時間余の議論の末、「撤回」された。地域で――団地に囲まれた空地に「スーパー銭湯」が建設されることになり、住環境悪化を危惧した住民が反対運動に立ち上がったが、ある団地自治会執行部は「一部住民の反対運動は、総会決定事項にはなく、自治会のまとまりを乱す」として反発。また、ある文芸サークルが新しく会則を作成することになったが、例会での発言と会誌編集への協力を会員に義務づける内容をめぐって、サークルの存続自体が揺れている。

 国立大学から地域の自治組織そして私的サークルと、組織の性格は異なるが、その構成員の権利・自由が「民主主義」によって抑圧されているという構図がみてとれる。団地自治会と文芸サークルの場合、企業を定年退職した六十代男性(その多くは一部上場企業の課長・部長で定年)が、企業社会の「文化と論理」を地域に持ち込んでいるという新しい要因も加わっている。

 国家対国民の構図における『民主主義と立憲主義』とともに、社会的自治領域における『民主主義と立憲主義』もまた課題となっているのではないだろうか。

* * *

 本号から二回締切制を採用しましたが、多くの執筆者のご協力もあり、例年より早めに原稿を三省堂に入稿することが出来ました。次号からは横組誌面を導入する予定です。三省堂の編集者のご協力の下、ぜひ軌道に乗せたいと考えています。

 本号の編集委員は、北川善英(委員長)、今関源成(総務)、中島徹(庶務)、岡田俊幸(会計)の四人です。北川・今関が留任し、中島・岡田が福岡英明・蛯原健介両氏と交代しました。福岡さん、蛯原さん、二年間、ご苦労様でした。最後に、本書の刊行に関してお骨折りいただいた三省堂の皆さん、ありがとうございました。

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