ことばは人を育て、未来をきりひらく知の源です。三省堂はことばをみつめて135年 サイトマップお問い合わせプライバシーポリシー
三省堂 SANSEIDOトップページ 三省堂WebShop辞書総合サイト Wrod-Wise Web教科書総合サイト ことばと教科
辞書教科書電子出版六法・法律書一般書参考書教材オンラインサービス
書名検索漢字かな著者名検索漢字かな詳細検索
新刊・近刊案内
メディアでの紹介
本の注文
書店様専用
大学向けテキスト
卒業記念
名入れ辞書
品切れのご案内
「ぶっくれっと」アーカイブ
会社案内
採用情報
謹告
三省堂印刷
三省堂書店へ
三省堂書店はこちら
声に出して読めない日本語。
「ほぼ日刊イトイ新聞」
(『大辞林』タイアップ・サイト)
  現代社会と法 第2版 人と法とのかかわり

法律書ジャンル別案内


現代社会と法 第2版 人と法とのかかわり

小西國友 著

3,000円 A5判 288頁 978-4-385-32161-5

現代社会における「人」と「法」とのかかわりを具体的事例に則して解説。法学の基本的・一般的原則についてもわかりやすく解説した。初学者に最適の法学入門書。最新の法改正に対応した待望の改訂版。

2009年10月20日 発行

第二版 はしがき   はしがき〔初版〕   著者紹介
目 次


第二版 はしがき

一 本書の第一版が出版されたのは二〇〇二年四月のことであるから、二〇〇九年の現在までに約七年が経過したことになる。この間において、わが国の社会は大きく変革するとともに、わが国の法制度も大きく変更され、民法は漢字片かな混じりの文章から漢字平がな混じりの文章に改正され、また、商法も会社法の部分が独立して単行法になり、さらに、長年の懸案であった労働契約法もようやく制定されるに至った。こうした社会の変革と法制度の変更を背景にして、ここに本書の第二版を刊行することにした。

二 この改訂版の刊行にあたっては、随所に引用していた民法の条文を原則として改正法の条文に訂正するとともに、本書の姉妹書として絢文社から出版した『現代法の特殊問題』のうちの総論の第二章(現代法とは何か)・第三章(差別とは何か)と、各論の第二章(セクシャル・ハラスメントとは)・第三章(ちかん行為はなぜ犯罪なのか)を、それぞれ加筆・訂正してこの第二版に編入した。これによって、本書のテキストとしての役割が飛躍的に増大することになったと考えられる。

 ここに、改めて、ご指導をいただいた石川吉右衞門先生に厚くお礼を申し上げるとともに、第二版の刊行にあたりお世話になった黒田也靖氏にも厚くお礼を申し上げる次第である。

二〇〇九年八月一〇日

著 者


はしがき〔初版〕

一 まだ封建時代であった江戸時代において、個々の自然人とは別個の存在として、自然人の集団の存在も認められていた。たとえば、「講」であり「社中」である。この社中(亀山社中など)と呼ばれたものは、同じ考え方に立つ自然人の集団であって、それを構成する個々の自然人とは別個に存在の認められたものである。しかし、このように別個に存在が認められた社中も、代表者自身が権利・義務の主体たりえても社中それ自体が権利・義務の主体として権利能力を認められたかは疑問である。
 ところが、封建時代が終わって近代になると、自然人の集団でありそれまでは権利能力の認められなかったものに、法律の規定によって権利能力が認められるようになった。しかも、第二次大戦が終わり近代が現代になるに及んで、さらに多くの法人が認められるようになった。たとえば、住宅金融公庫などの特殊法人である。このように見てくると、わが国の現代社会においては、人として自然人のほかに多数の法人が存在するとともにその相互のかかわりのもとに法が適用されており、このことが現代のわが国の社会における特徴的な事柄であると理解することができる。

二 現代社会の特徴である自然人と法人の存在とその相互のかかわりのもとにおける法の適用については、すでに以前から漠然と意識していた。それは昭和三七年に大学院に進学し石川吉右衞門教授の指導の下に労働法を研究するようになったことによるものである。労働法一般においては、自然人である労働者と法人である使用者とのかかわりの問題にされることが多く、また、社会保障法の性質も有する労災保険法においては、自然人である被保障者と国などの法人である保障者とのかかわりの問題になることが多かったからである。
 そして、最近に至り、このような現代社会の特徴を明瞭に認識するようになった。その直接的な契機になったのは、権利能力なき社団である労働組合の法人化に関する多くの事例に接したことであり、また、社会保障法一般における被保障者と保障者との関係について深く考察する機会を得たことである。こうして、本書においては、人を自然人と法人に大別し、自然人と法人の関係を基点に据えて人と法とのかかわりについて考察している。とくに、自然人については、成長の過程を追って法とのかかわりについて論述している。

三 石川吉右衞門先生には労働法一般についてお教えをいただき、また、社会保障法の基礎についてもお教えいただいた。このほかに、折に触れ時に応じて法律学の基本についてお教えいただいた。労働判例研究会の終了したあとのパーラーでの食事の際などであり、それが血となり肉となって今日に及んでいる。ここに、改めて石川吉右衞門先生に深くお礼を申し上げるとともに、本書の刊行にあたりお世話になった黒田也靖氏にも厚くお礼を申し上げる次第である。

二〇〇二年二月一〇日

著 者


著者紹介

小西 國友(こにし・くにとも)

1938年 東京都に生まれる
1962年 東京大学法学部卒業
1967年 同大学大学院博士課程単位取得修了
同年 司法修習生
現在 立教大学名誉教授 信州大学大学院法曹法務研究科特任教授 法学博士

〈主要著書〉

『要説労働法』(1991年 法研出版)
『労働関係法』〈共著〉(初版1992年、第2版1995年 有斐閣)
『労働法の基礎』(1993年 日本評論社)
『解雇と労働契約の終了』(1995年 有斐閣)
『国際労働法』(1996年 絢文社)
『労働法の基本問題』(1997年 法研出版)
『社会保障法』(2001年 有斐閣)
『現代法の特殊問題』(2005年 絢文社)
『労働法』(2008年 三省堂)


目  次

目 次

I 総 論

第一章 法とは何か ── 2

第二章 現代法とは何か ── 13

第三章 法学の特殊性は ── 22

第四章 法学の学習の仕方は ── 34

第五章 わが国の法の特徴は ── 50

第六章 ドイツ法からの影響は ── 62

第七章 法の解釈とは ── 68

第八章 法の一般原則には ── 77

第九章 差別の法的構造とは ── 87

第一〇章 権利とは ── 102

第一一章 権利の濫用とは ── 116

第一二章 契約とは ── 122

第一三章 債務不履行とは ── 134

第一四章 不法行為とは ── 139

第一五章 権利はどのように実現されるのか ── 149

II 各 論

第一章 人が出生すると ── 164

第二章 保育所に入所するには ── 173

第三章 大学に入学して下宿すると ── 181

第四章 法人企業に就職するには ── 190

第五章 企業に入って病気になったら ── 197

第六章 セクシャル・ハラスメントで病気になったら ── 204

第七章 年休はいつからとれるか ── 215

第八章 転勤を命令されると ── 220

第九章 土地を買って家を建てると ── 228

第一〇章 企業が倒産すると ── 233

第一一章 退職金はいくらもらえるのか ── 238

第一二章 ちかんで捕まって職を失うと ── 243

第一三章 年金はどうなっているか ── 254

第一四章 寝たきり老人になると ── 261

第一五章 妻に逃げられたら夫はどうなるか ── 267

事項索引  281


このページのトップへ