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ガイドブック教育法

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姉崎洋一・荒牧重人・小川正人・金子征史・喜多明人・戸波江二・広沢 明・吉岡直子 編

2,800円 A5判 288頁 978-4-385-32312-1

教育法学の基本や教育法令の趣旨・しくみ・運用を学び、教育現場でも活用できるテキスト。具体的な事例・問題について教育法学の視点に立った解釈、実践のあり方をQ&A方式で示す。最新の教育関係法に対応。

2009年4月10日 発行

はじめに   目 次   編集委員・執筆者一覧



はじめに

─本書を活用される方々へ─

2006(平成18)年に教育基本法が全面改定され、翌年には教育三法(学校教育法・教育職員免許法・地方教育行政の組織及び運営に関する法律)が大幅に改定されるなど、日本の教育法制は大きく転換しつつあります。これらの教育法制の転換はこれまでの教育法令の解釈・運用にどのような変容をもたらすのか、既存の教育法の入門書や解説書などが依拠してきた教育法の理論的枠組みはそのままでよいのか、現行の教育法令をどのように認識し解釈・運用していけばよいのかなどについて、わかりやすくかつ簡潔に提示していくことが求められています。このような中で、本書は教育現場や教育行政において今後の解釈・運用指針となるべき、教育法令の実践的な解説書を目指しています。

教育法令の解釈・運用においては、「複眼的視点」からの理解が不可欠です。行政実例や通達などの「行政解釈」や、判例などの「司法解釈」のほか、教育法学や教育実践の成果を生かした「教育法的解釈」を学んでいく必要があります。

本書の編集主体は、『解説教育六法』(三省堂)の編修委員会のメンバーです。本書では、教育法令の編集や解説にあたってきた経験に基づき、そして教育法学や教育実践の成果に依拠しつつ、あるべき論のみに終わらせないで、教育行政や教育現場で実践的に活用できるような構成や内容にするよう心がけました。本書は、『解説教育六法』を手元に置きながら、そのような教育法的解釈を実践的、総合的に学んでいけるよう工夫しています。

第1部「教育法と教育法学の基礎知識」では、現行の教育法令を読み活用していく上で必要とされる教育法と教育法学の基本的な知識について記述しています。

第2部「主要な教育法のしくみと読み方」では、国レベルでの教育法令の変容に対応した教育法の内容や枠組みを明らかにしつつ、その解釈のあり方を示しました。また、自治体レベルと国際社会レベルで教育法令の新たな展開がみられるので、「II 自治立法・条例」、「III 国際教育法」に関わる現状と法認識・解釈について提示しています。さらに、情報公開、参加、分権改革における自治体行政、NPO等との連携など、教育法の今日的な展開や課題に関わる問題についても解説しています。

第3部「事例で学ぶ教育法」では、教育法に関わる具体的な事例・問題について、教育法学や教育実践の成果に基づき、とりわけ「権利としての教育」の視点に立った解釈や実践のあり方を示すよう努めました。子ども問題、教育と福祉、教育活動、学校運営・教育措置、教職員、教育行財政、教員養成・採用、社会教育、大学など72項目にわたるQ&Aを設けています。今後、読者の皆さんのご意見等をうかがいながら、必要な項目を追加していく予定です。

本書が最初に企画されてからずいぶん時間が経過しました。その主要な理由は教育基本法の全面改定をはじめとする教育法制が大転換される中で、その方向や内容を検討し共有するのに時間を要したからです。その間、本書の刊行を粘り強く働きかけ、支援してくれた三省堂法律書編集部の皆さんに心より感謝します。

本書が、学校、教育委員会、教職員組合、社会教育、あるいは保護者などの教育関係者、弁護士、検察官、裁判官などの司法関係者、教育関係志望の学生・若者、広く教育に関心をもつ市民の皆さんに読まれ、皆さんが現行の教育法令についての理解を深め、教育実践に活かしていくための教育法のテキストとして活用していただければ幸いです。

2009年3月

子どもの権利条約・国連採択20周年を迎えて

編者一同


目   次

はじめに

第1部 教育法と教育法学の基礎知識

I 教育法の理念と構造                 広沢 明

II 教育法の「改正」動向                小川正人

第2部 主要な教育法のしくみと読み方

I 国の立法

1 憲法・教育基本法                 戸波江二

2 学校教育法                    吉岡直子

3 地方教育行政法                  小川正人

4 地方公務員法・教育公務員特例法          金子征史

5 私立学校法                    広沢 明

6 社会教育法・生涯学習振興法            姉崎洋一

7 教員免許法                    吉岡直子

II 自治立法・条例

1 教育関係条例・規則                小川正人

2 子ども条例                    喜多明人

III 国際教育法 荒牧重人

IV 教育法の展開と課題

1 情報公開と教育                  野村武司

2 参加と合意形成                  喜多明人

3 分権改革と多元的協働型の自治体行政の構築     小川正人

4 NPOとの連携・協働                宮盛邦友

5 教育裁判・判例のもつ意味             吉岡直子

第3部 事例で学ぶ教育法

<子ども問題>

1 いじめの防止と救済 〔吉岡直子〕

2 体 罰 〔喜多明人〕

3 校則1〈自主規範「生徒憲章」など〉 〔喜多明人〕

4 校則2〈校則裁判など〉 〔枦山茂樹〕

5 不 登 校 〔喜多明人〕

6 所持品検査 〔枦山茂樹〕

7 通学区域と統廃合 〔吉岡直子〕

8 学校選択制 〔吉岡直子〕

9 進級判定 〔永田裕之〕

10 学校災害 〔喜多明人〕

11 内申書・指導要録の開示 〔斉藤一久〕

12 障害のある子どもの就学 〔喜多明人〕

13 外国籍の子どもの就学 〔斉藤一久〕

14 信教の自由と学校 〔枦山茂樹〕

15 学校におけるセクハラ 〔土屋 清〕

16 スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー 〔喜多明人〕

<教育と福祉>

17 養護施設の子どもと就学 〔宮内克代〕

18 子ども虐待と教職員の早期発見・通告義務 〔宮内克代〕

19 教育扶助と就学援助 〔小川正人〕

20 幼保一元化 〔宮内克代〕

21 学童保育 〔宮内克代〕

22 非行問題と少年法 〔石井小夜子〕

<教育活動>

23 教科書検定 〔村元宏行〕

24 教科書の使用と採択 〔村元宏行〕

25 全国学力テスト 〔村元宏行〕

26 学習指導要領の法的拘束力 〔村元宏行〕

27 学校5日制と教育課程 〔村元宏行〕

28 特別支援教育 〔土屋 清〕

29 少人数教育と習熟度別学習 〔小川正人〕

30 総合的な学習の時間 〔村元宏行〕

31 君が代・日の丸問題 〔枦山茂樹〕

32 教育評価 〔永田裕之〕

33 教師の教育活動と校長 〔永田裕之〕

34 職員会議と校長のリーダーシップ 〔吉岡直子〕

<学校運営・教育措置>

35 学校の地域人材活用 〔小川正人〕

36 開かれた学校づくりと学校評議員、学校運営協議会 〔喜多明人〕

37 開かれた学校づくりと学校評価 〔喜多明人〕

38 学校運営と子ども参加 〔喜多明人〕

39 主 任 制 〔吉岡直子〕

40 P T A 〔吉岡直子〕

41 出席停止 〔吉岡直子〕

42 子どもの懲戒 〔吉岡直子〕

43 学級担任の人事 〔吉岡直子〕

44 学校施設・環境 〔喜多明人〕

<教職員>

45 教師の研修権 〔村元宏行〕

46 学校の組合活動 〔金子征史〕

47 教職員の人事 〔金子征史〕

48 教員評価問題 〔小川正人〕

49 教職員の勤務条件 〔金子征史〕

50 指導力不足教員への対応 〔金子征史〕

51 学校事務の共同実施 〔喜多明人〕

52 学校給食 〔永田裕之〕

53 学校図書館司書教諭の設置 〔姉崎洋一〕

54 学校5日制と教職員 〔金子征史〕

<教育行財政>

55 教育委員の選任問題 〔小川正人〕

56 子どもの権利救済と教育委員会 〔半田勝久〕

57 学校教育における私費負担と学校予算 〔小川正人〕

58 学級編制と教育委員会 〔小川正人〕

59 学校管理規則と学校運営 〔小川正人〕

60 指導主事と学校運営 〔小川正人〕

<教員養成・採用>

61 教員の条件附採用 〔吉岡直子〕

62 教員の臨時採用 〔吉岡直子〕

63 教員の免許制度 〔吉岡直子〕

64 教員免許の更新制 〔吉岡直子〕

<社会教育>

65 生涯学習と住民の学習権 〔姉崎洋一〕

66 学校開放 〔尾崎正峰〕

67 子どもの居場所・文化活動 〔宮盛邦友〕

68 社会教育職員 〔姉崎洋一〕

69 指定管理者制度と施設の運営管理 〔姉崎洋一〕

<大学ほか>

70 学生の奨学金制度 〔小川正人〕

71 大学の自治と学生の権利 〔土屋 清〕

72 株式会社と学校 〔金子征史〕


編集委員・執筆者一覧

【編集委員】(50音順)

姉崎 洋一(あねざき・よういち)   北海道大学教授

荒牧 重人(あらまき・しげと)   山梨学院大学教授

小川 正人(おがわ・まさひと)   放送大学教授

金子 征史(かねこ・まさふみ)   法政大学教授

喜多 明人(きた・あきと)     早稲田大学教授

戸波 江二(となみ・こうじ)    早稲田大学教授

広沢  明(ひろさわ・あきら)   明治大学准教授

吉岡 直子(よしおか・なおこ)   西南学院大学教授

【執筆者】(50音順)

石井小夜子(いしい・さよこ)    弁護士

尾崎 正峰(おざき・まさみね)   一橋大学教授

斎藤 一久(さいとう・かずひさ)  東京学芸大学准教授

土屋  清(つちや・きよし)    山梨学院大学准教授

永田 裕之(ながた・ひろゆき)   神奈川県高校教育会館教育研究所

野村 武司(のむら・たけし)    獨協大学教授

枦山 茂樹(はぜやま・しげき)   山梨学院大学非常勤講師

半田 勝久(はんだ・かつひさ)   東京成徳大学准教授

宮内 克代(みやうち・かつよ)   埼玉学園大学講師

宮盛 邦友(みやもり・くにとも)  北海道大学助教

村元 宏行(むらもと・ひろゆき)  法政大学非常勤講師


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