ことばは人を育て、未来をきりひらく知の源です。三省堂はことばをみつめて135年 サイトマップお問い合わせプライバシーポリシー
三省堂 SANSEIDOトップページ 三省堂WebShop辞書総合サイト Wrod-Wise Web教科書総合サイト ことばと教科
辞書教科書電子出版六法・法律書一般書参考書教材オンラインサービス
書名検索漢字かな著者名検索漢字かな詳細検索
新刊・近刊案内
メディアでの紹介
本の注文
書店様専用
大学向けテキスト
卒業記念
名入れ辞書
品切れのご案内
「ぶっくれっと」アーカイブ
会社案内
採用情報
謹告
三省堂印刷
三省堂書店へ
三省堂書店はこちら
声に出して読めない日本語。
「ほぼ日刊イトイ新聞」
(『大辞林』タイアップ・サイト)
  歴史教育・社会科教育年報 2006年版


歴史教育・社会科教育年報 2006年版

歴史教育者協議会(⇒HP) (品切)

2,381円 A5 216頁 978-4-385-40832-7

2006年版は、公布60年を迎えた日本国憲法、とくに近年の憲法・教育基本法を取り巻く状況の変化に焦点をあてた論考・実践報告で構成。巻末には、今年の歴史教育・社会科教育関係の文献目録を掲載。

2006年 12月20日 発行

歴史教育・社会科教育年報 2005年版 はじめに 目次 執筆者一覧



●はじめに

 日本国憲法公布60年の2006年は、戦後教育の土台である憲法・教育基本法改悪の危機に直面しました。

 1946年、日本国民は、アジア・太平洋戦争の惨禍を二度と繰り返さないよう、世界と日本の人権尊重の歴史を引き継ぎ、同時に平和的生存権を打ち出した現憲法を成立させました。その後、国民は憲法の理念を実現させるために努力してきました。戦後の日本で、軍隊によって殺された人がいないということは、画期的なことだったといえます。ところが、日本は小泉内閣の五年間で格差社会が進行し、貧困化率は先進諸国で第二位、自殺者も年間三万人を超えています。さらに米軍基地再編計画に象徴される「アメリカのいいなり」という状況も深刻です。憲法九条のみならず二五条(生存権)もおびやかされています。8月15日には、小泉首相(当時)の靖国神社参拝が強行され、アジアに加え欧米からの批判も集中しました。小泉内閣を引き継いで誕生した安倍内閣は、「重点は憲法改正と教育改革」と主張し、過去の日本が進めた侵略戦争を曖昧にしています。いっぽう、この9月、東京地裁は、東京都教職員の国旗・国歌訴訟で「国旗・国歌強制」は、思想の自由侵害にあたり違憲との原告勝利の判決を下しました。「日の丸・君が代」への強制に代表される管理統制と右翼的潮流が強まるなかで、日本国憲法の底力を示した判決でした。

 こうしたなかで、憲法の普遍性を公布60年の節目に再認識する意味で、本年報2006年版のテーマを「日本国憲法、国境を越えて」としました。

 第I郡は「日本国憲法公布60年と世界」とし、日本国憲法の理念が日本や世界でどのように息づいているか、さまざまな角度から論じていただきました。第II部は「憲法の価値を子どもたちに」とし、小学校から大学・地域のなかで、憲法学習を中心とした社会科教育実践の成果と課題をいくつかの学年・分野にわたって示していただきました。日・中・韓の歴史授業や教員大量採用時代における教員養成塾も取り上げました。第III部は、例年の通り、今年の歴史教育・社会科教育の文献目録、中・高校生の近現代史認識の現状についての調査結果、国際交流の動向などを掲載しました。

 本年報に示された社会科教育の動向と論点、成果と課題が、読者の皆さんの研究と実践の発展に寄与することを願っております。

  2006年12月

『歴史教育・社会科教育年報』編集委員会  



●目  次

はじめに

I 日本国憲法公布六〇年と世界

今こそ憲法の原点を見つめよう──日本国憲法公布六〇年  渡辺賢二
米軍再編計画と住民 吉岡 光則
国会における教育基本法の「改正」理由とその論戦  山田 功
●資料1:教育基本法「改正」をめぐる全国紙社説
グローバリズムに抗して──アメリカからの自立を目指す中南米  遅野井茂雄
近現代史教育の再構築のために──歴史像と戦争認識を中心に  坂本昇
九・二一予防訴訟第一審勝訴の意義をひろげよう  菊地宏義

II 憲法の価値を子どもたちに

日中韓が学ぶ「日清戦争」──そこから未来へ  平井敦子
大量採用時代を迎えた学校と若手教員の現状・課題  山﨑準二
アジア太平洋戦争から戦後史を見据えて──地域掘り起こし分科会の最近の動向  山内英正
中学校歴史教科書の経年変化  山田哲生
憲法学習を中心にして──高校分科会における実践から  今井英夫
地域のなかの憲法学習  加藤庄一

III 歴史教育・社会科教育の動向

第五回日中韓歴史体験キャンプ  大八木賢治
移民史の視点から日本近現代史学習を再構成する  本庄 豊
戦跡ネット群馬大会に学ぶ戦争遺跡の現状  東海林次男
中学生・高校生の近現代史認識の現状について──近現代史アンケートを実施して  小出 伸
歴史教育・社会科教育のための文献目録  今野日出晴・石井健夫
●資料2:教育基本法「改正」・「やらせ問題」をめぐる地方紙社説など



●執筆者一覧

渡辺 賢二(わたなべ けんじ)  明治大学
吉岡 光則(よしおか みつのり) 住民投票を力にする会会長
山田  功(やまだ いさお)   東葛看護専門学校
遅野井茂雄(おそのい しげお)  筑波大学
坂本  昇(さかもと のぼる)  東京都立駒場高校
菊地 宏義(きくち ひろよし)  東京都立青山高校
平井 敦子(ひらい あつこ)   札幌市立石山中学校
山﨑 準二(やまざき じゅんじ) 静岡大学
山内 英正(やまうち ひでまさ) 甲陽学院高校
山田 哲生(やまだ てつお)   福岡県歴史教育者協議会
今井 英夫(いまい ひでお)   愛知教育大学附属高校
加藤 庄一(かとう しょういち) 岐阜県歴史教育者協議会
大八木賢治(おおやぎ けんじ)  京都市立勧修中学校
本庄  豊(ほんじょう ゆたか) 京都府立宇治市立木幡中学校
東海林次男(とうかいりん つぐお)東京都大田区立貝塚中学校
小出  伸(こいで しん) 法  政大学第一中・高校
今野日出晴(こんの ひではる)  愛媛大学
石井 健夫(いしい たけお)   大東文化大学

このページのトップへ