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  大江戸の正体


大江戸の正体

鈴木理生(まさお)著  (品切)

1,900円 四六 304頁 978-4-385-36028-7

与力・同心と大縄拝領地、「三田村鳶魚十四変」、杭上家屋など、これまで取りあげられることのなかった視点から浮き彫りにする「人とモノが行き交い、ありとあらゆる情報が駆けめぐる巨大市場」江戸の実像。

2004年8月20日 発行

著者紹介 この本の特色 目次 「大縄地」図
『江戸の橋』 (品切) 『江戸東京学事典 新装版』 『近世都市江戸の構造』(品切) 『ジェンダーで読み解く 江戸時代』(品切)



●著者紹介

鈴木理生

1926年東京生まれ。千代田図書館勤務を経て、東京都市史研究所理事。都市史研究家。
著書に、『千代田区の歴史』(名著出版)『江戸の川 東京の川』(日本放送出版協会、増補版は井上書院)『江戸はこうして造られた』(ちくま学芸文庫)など。編著に『東京の地理がわかる事典』『東京の地名がわかる事典』(日本実業出版社)『図説 江戸・東京の川と水辺の事典』(柏書房)など。



●この本の特色

 1.『東京の地理がわかる事典』『東京の地名がわかる事典』『図説江戸・東京の川と水辺の事典』などの著書のある、江戸・東京の都市史研究の第一人者による書き下ろし。ヒトとモノと情報とが行きかうのが(すなわち「いちば」が)都市であり、「大江戸」とは巨大市場の出現であったことが、書名の解題。

 2.これまでほとんど触れられることのなかった「大縄拝領地」(与力・同心などの拝領地。今の公務員団地のようなもの)の実態を切絵図をもとに解明。与力・同心たちは商人にこの土地を又貸しして、生計の糧とした。「武家の商法」ならぬ、江戸の与力・同心の不動産業。(第二章 与力・同心と大縄拝領地)

 3.江戸の空間的拡大のありさまを、三田村鴛魚の論考『失われた江戸の輪郭』から跡づけた「三田村鴛魚十四変」。江戸の輪郭は14回変わったという。日比谷入り江の埋め立て、江戸城の拡大、各宗派の寺院の招請、旗本宅地の造成、総曲輪(くるわ)の建設など。(第三章 江戸の拡大[鴛魚十四変])

 4. 天下普請は戦国時代の傭兵の労務者への転換の側面もあった。徳川の平和は、それまでの「主従間の忠義」の意識を決定的に変化させることになった。武家奉公人、一季居と出代わり(季節労働者)、江戸城内のシェフなど、江戸で働く人々の種々相。(第四章 天下普請と江戸で働く人々)

 5.当時の木挽町から芝浜の臨海低地は、若衆歌舞伎、操り人形、歌舞伎芝居、軽業芸などの劇場や湯屋などの乱立する、一大歓楽地帯だった。そしてこうした建築の多くは、江戸湊の海岸に杭を打って建てられた杭上家屋だったのである。「江戸風俗図屏風」に見られる杭上家屋の初めての紹介。(第五章 都市の祝祭と劇場)

 6.寺と墓は、都市には欠かすことのできない施設である。当初、江戸幕府は各宗各派の寺院の江戸進出を奨励し、京都などの大寺院は競って江戸に寺院を設置した。有名寺院は「本尊」を備え、開帳・出開帳をしばしば行い、観光資源として活用した。巡礼の流行、富突き講(富くじの発行)がこれに輪をかけた。各宗各派の江戸の寺院のありようを概観する。(第六章 寺と巡礼)

 7.このほか、江戸初期にはひげを生やし、髪を伸ばし、笠や被り物をしていた武士・町人たちが(「江戸名所図屏風」より)、後期にはひげをそり、月代をそり、被り物をとる(「き代勝覧絵巻」より)などの幕府の統制と風俗の変遷、「家」に君臨した女性の姿など、興味深い話題を満載した「大江戸案内」。



●目  次

プロローグ 絹に支配された国

第一章 江戸年中行事

1.「天保改正御江戸大絵図」
2.年中行事というもの
3.幕府の行事について
4.縁日と祭礼

第二章 与力・同心と大縄拝領地

1.与力・同心は武士ではなかった?
2.地図にみる「大縄地」
3.町はどこで増えたのか
4.武家の養子制度

第三章 江戸の拡大「三田村鳶魚十四変」

1.都市の誕生
2.江戸の空間的拡大
3.失われた江戸の輪郭

第四章 天下普請と江戸で働く人々

1.天下普請という統治方式
2.江戸で働く人々
3.「家」に君臨した女性

第五章 都市の祝祭と劇場

1.芸能と売春の都市化
2.都市と劇場
3.能の場合
4.江戸の祝祭

第六章 寺と巡礼

1.寺という都市施設
2.寺院の江戸出張所
3.観光都市江戸

終章 怒涛のような貨幣経済

1.貨幣と株仲間
2.「封」の枠を破った商品

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