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  教職の意義と教員の職務 第3版


教職の意義と教員の職務 改訂版

篠田信司 著

2,200円 A5 152頁・ワークシート34頁 978-4-385-36335-6

好評の大学教職課程「教職の意義に関する科目」用テキストを近年の法令改定や制度変更に対応して改訂。ワークシートの課題を解くことで自分の考えをもち、解説資料で自分の考えを深めることができる。

2001年 2月1日 初版発行
2003年 7月1日 改訂版 発行
2008年1月10日 第3版 発行

目次 「教職の意義等に関する科目」を担当される先生方へ 推薦のことば 「解説資料」と「ワークシート」 『教職「総合演習」テキスト』


 ●目  次

1オリエンテーション 「解説資料」の活用について

2教職科目履修の動機と目指す教師像

3学校教育の意義

4学校教育の現状と課題

5教員の身分と服務義務

6教員の職務の具体的な内容

7幼児・児童・生徒の発達課題

8最近の幼児・児童・生徒の傾向

9様々な問題行動と対応の在り方1 いじめ・不登校

10 様々な問題行動と対応の在り方2 学級崩壊・暴力行為

11 学校・家庭・地域社会の役割と連携

12 人権教育の推進

13 様々な教育課題と対応の在り方1 国際化と教育

14 様々な教育課題と対応の在り方2 情報化と教育

15 様々な教育課題と対応の在り方3 科学技術の発展と教育

16 様々な教育課題と対応の在り方4 高齢社会と教育

17 様々な教育課題と対応の在り方5 環境問題と教育

18 今後、教員に求められる資質能力

19 教員のライフステージに応じた研修制度とその内容

20 教員としての適性の理解と進路選択

21 学習の自己評価と進路選択

参考資料


 ●「教職の意義等に関する科目」を担当される先生方へ

篠田信司(国立音楽大学)

 教育職員免許法の改訂に伴って、平成12年度入学生から、「教職の意義等に関する科目」(大学によっては、「教職の意義と教員の職務」「教職概論」など、科目の呼称は様々である)が、教員免許状取得のための必修科目として新設されました。

 この科目は、ご承知のとおり、「教職の意義、教員の役割・職務内容等に関する知識の教授や自らの進路に教職を選択することの可否を適切に判断することに資する各種の機会の提供など」を主な内容としています。また、こうした内容の学習を通して、教員としての使命感や教育愛を育てることも期待されています。

 ところで、教職の意義、教員の役割・職務内容と言っても、その内容は広範多岐にわたり、深入りしたら際限もありません。さらに、その過程で、教員としての使命感や教育愛も育てるとなれば、至難の業というほかありません。

 しかも、授業時数は15単位時間(1単位時間は90分)という制約がありますから、内容をよほど精選しないと消化できないことになります。

 この科目は、平成12年度からすでに始まっているわけですが、先生方はどのような授業を展開していらっしゃることでしょうか。

 かく言う私も、この4月から、この科目(私の勤務校では「教職概論」と呼びます)を担当しているのですが、内容の選択と配置にはかなり苦労しました。特に、この授業を受ける学生は高校を卒業したばかりの新入生ですから、いきなり高度の教育論を展開しても消化不良を起こすことは目に見えています。広範な内容から何を選び、どう配置するか、つまり、シラバスをどう組み立てるか、頭を悩ませましたが、その時、ふと思い浮べたのは、中教審第一次答申の中に出てくる「教育内容の厳選と基礎・基本の徹底」(第2部第1章(1)[2])でした。答申では、このことについて、「あまりに多くのことを教えるなかれ。しかし、教えるべきことは徹底的に教えるべし」というホワイトヘッド(1861-1947 イギリスの哲学者)の言葉を引用して、教育内容の厳選について述べています。

 この科目の厳選された内容として何を採るか、このことについては様々な意見があることと思いますが、私は、東京都教育委員会の指導行政にかかわった経験や中学校校長として勤務した経験に基づいて、本テキストの内容を考えました。

 また、これらの内容を教授する授業の方法としては、一方的な講義を避け、学生の学習活動を重視することを心がけました。そのために、ワークシートを用意して、学生自身が考え、仲間と意見交換をし、資料で確かめるといった展開を基本とすることにしました。

 はじめ戸惑っていた学生も、このスタイルに慣れるにつれて、真剣に考え、活発に意見交換をし、積極的に発表するようになりました。我田引水のそしりを恐れずに言えば、多くの学生が、前期終了時のアンケートで、次のように述べています。

「他の人の意見が聞けて有意義だった」「堅苦しい科目で眠くなるかと思っていたが、とても楽しく充実した授業だった」「毎時間やることが多くて、時間のたつのが速かった」「教員の仕事の内容がよく分かり、大変そうだけれどやる気になった」などなど・・

 内容の選択や配置、授業展開の方法などについては、先生方それぞれのお考えがあるかと思いますが、このテキストの採用についてご一考いただければと思います。


 ●推薦のことば

 芦屋大学学長 奥田 眞丈

 教育職員免許法の一部改正に伴って、従来の「教職に関する科目」にはなかった「教職の意義等に関する科目」が新設されることになった。

 現在の学校の状況を考えれば、誠に当を得た改正であり、歓迎すべきことと思うが、問題なのは、この科目の授業で何を取り上げ、どう進めるかである。

 この科目新設の趣旨説明によれば、「教職の意義、教員の役割・職務等に関する知識を教授し、自らの進路として教職を選択することの可否を判断する機会を与え、教育者としての使命感や教育愛を育てる」ということである。

 すでに各大学では、こうした趣旨に沿って、授業が進められているところであるが、漏れ聞くところによれば、教職の意義や教員の職務等に関する知識を教授する「講義型」の授業が多いようである。

 しかし、趣旨説明では、「単なる知識の伝達にとどまることなく、この科目新設の趣旨を生かすよう、各大学で十分な工夫をしてほしい。」と付け加えていることも忘れてはならない。

 本テキストは、まさにこうした見地からの工夫によって生まれたものであり、「講義」から「授業」への改革を促す優れた媒体として価値あるものと思われる。

 このテキストを使用することによって、学生は、自ら考え、話し合い、意欲的に読み・書くという学習活動を自然に行うことになり、同時に、この科目のねらいを達成していくことになろう。

 筆者の話では、授業中の私語や居眠りは皆無だとのことである。確かに、このテキストに従って学習していれば、そんな暇はないだろうと思われる。

 内容的にも教職科目履修の入門期として妥当なものであり、絶好のテキストとして、学生はもとより教職関係の先生方にも推薦したい。


 ●「解説資料」と「ワークシート」

「解説資料」と「ワークシート」
「ワークシート」は二つ折りでケースの中に入っています(写真は改訂版)

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