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日本語音声[2]
アクセント・イントネーション・リズムと
ポーズ

アクセント・イントネーション・リズムとポーズ

杉藤美代子 監修、国広哲弥・廣瀬 肇・河野守夫 編

3,400円 A5 328頁 978-4-385-35534-X (品切)

日本語音声の特徴に関する総合研究書。アクセント・イントネーション・リズム・ポーズについて,その仕組みと生成,性質と実態などを解説。これらの研究の音声教育への応用や情報処理ついても論述。

1997年 7月10日 発行

 日本語音声[1]諸方言のアクセントと イントネーション


●執筆者

執筆者


●まえがき

 日本では、最近、国語教育に音声言語の教育が取りいれられ、また、小学校での英語教育が始められるという。その可否は別としても、教育を実りあるものとして成り立たせるためには、その土台となる日本語の音声言語についての基礎的研究が必要である。とくに、話し言葉のイントネーションやアクセント、リズム、ポーズなどは、文字で表記されないために、理解されにくいようであるが、実際には、話し言葉のなかで大きな役割をになっている。その研究は人間の特性にかかわるために興味深く、また、たいそう重要である。

 『日本語音声』の第1巻では、日本全国で使われているそれらの特徴を示す音声の収集と、その歴史的、地域的な広がりを視野にいれた諸研究、音声データベースの作成などについてのべたが、この第2巻では、日本語音声の特徴について、とくに生理、心理、音響、言語、情報処理などの研究者によってわかりやすくのべられる。これら2巻の書物は、文部省の重点領域研究「日本語音声」(平成元年から4年)の研究成果をまとめて、広く一般のご理解をいただくことを目的としている。

 文部省の重点領域研究というのは、今の日本にとって社会的な要請が大きく、緊急かつ重要な研究課題に対して、国から特別の助成を受けて進められる研究プロジェクトである。「日本語音声」は略称で、正式には「日本語音声における韻律的特徴の実態とその教育に関する総合的研究」という。この題名の研究計画書を提出し採択されたものである。「音声の韻律的特徴」とは、アクセント、イントネーション、リズム、ポーズなどの総称で、日本語の話し言葉の、これらの研究と教育の対策が、現代の日本にとって、急を要する課題となっている。

 重点領域研究「日本語音声」では、全国各地の、各分野にわたる音声研究者281人(協力者を含む)が、次の3テーマについて、共同研究を行った。

 (1)日本全国の各地域において、共通の単語、文、文章などの音声を収集して、音声データベースを作成し研究する。
 (2)音声の韻律的特徴に関して、言語学的、音響的、生理学的研究を進める。
 (3)その研究成果にもとづいて、日本語の音声教育の方策を立てる。

 研究は、研究者全貝の協力により予定どおりに推進され、その結果、具体的な研究成果として79冊の研究報告書が刊行された(巻末参照)。また、各地域の貴重な音声は、音質の変化しないDAT録音テープに収録された。その数は約1500個におよぶ。一部については、CD、CD−ROM、計22種類が作成された(第1巻の巻末に掲載)。

 『日本語音声』の第1巻はおもに上記(1)の研究を、第2巻では(2)の研究をまとめる。(3)教育に関しては、今回一部を第1巻と第2巻の両者に加えたが、いずれ刊行の機会をえたい。あらためて、「日本語音声」の研究者諸氏の熱意と協力に対して敬意を表する。また、この書の刊行についてお世話になった三省堂の取締役倉島節尚氏にお礼を申しのべたい。

杉藤美代子


●目  次

まえがき
凡例

第1章 音声研究の新しい視点
 1−1 話し言葉のアクセント、イントネーション、リズムとポーズ  杉藤美代子

第2章 アクセント、イントネーションの生成
 2−1 アクセント・イントネーションはどのようにして作られるか  廣瀬 肇
 2−2 音声信号の性質と分析  佐藤大和
 2−3 パーソナルコンピュータによる音声分析  桐谷 滋

第3章 音声と心理
 3−1 リズムの知覚と心理  河野守夫

第4章 イントネーションとアクセントの実態
 4−1 イントネーションの社会性  井上史雄
 4−2 日本語のイントネーション―型と機能―  郡 史郎
 4−3 アクセント・イントネーション構造と文法  窪薗晴夫
 4−4 複合名詞から見た日本語諸方言のアクセント  上野善道

第5章 研究成果とその応用
 5−1 アクセント・イントネーションの研究とその音声教育への応用  国広哲弥
 5−2 拍・アクセントの習得支援システム  才田いずみ
 5−3 韻律情報の情報科学への適用  榑松 明

研究成果 研究報告書


●凡  例(1・2共通)

凡例

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