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日本語音声[1]
諸方言のアクセントと
イントネーション

諸方言のアクセントとイントネーション

杉藤美代子 監修、佐藤亮一・真田信治・加藤正信・板橋秀一 編

3,400円 A5 304頁 978-4-385-35533-X (品切)

大規模な研究プロジェクト「日本語音声」の成果を踏まえた日本語の音声に関する総合的研究書。各地の音声データから日本語の音韻,アクセントやイントネーションについて,歴史的変化と地理的な違いなどを解説。

1997年 7月10日 発行

 日本語音声[2]アクセント・イントネーション・リズムとポーズ


●執筆者

執筆者


●まえがき

 日本列島は北から南まで細長く連なり、各地域の話し言葉はそれぞれ特徴ある音声で語られている。その違いは文字では伝わりにくく、音声を聞いてはじめて音の違いやアクセント、イントネーションの特徴がわかり、話し手の意図も生き生きと伝えられる。それらの方言音声のなかには、いま録音しなければ永遠に消えてしまうものさえある。実際、現在のように人と人とのコミュニケーションが大切とされるとき、日本語の音声を収集し、研究して問題を整理し、教育にも役立つようにすることが急務である。

 『日本語音声』第1巻、第2巻は、このような危機感から、大きな研究プロジェクトを組織して、音声を集めデータベース化して、日本語音声を各専門分野から研究した画期的な書物である。これは、平成元年から4年までの文部省の重点領域研究「日本語音声」の研究助成によって可能となったものであり、その研究成果をまとめて、広く一般のご理解をいただくことを目的としている。「日本語音声」という題名は略称で、正式には「日本語音声における韻律的特徴の実態とその教育に関する総合的研究」という。この題名の研究計画書を提出し採択されたものである。「音声の韻律的特徴」とは、アクセント、イントネーション、リズム、ポーズなどの総称で、日本語の話し言葉の、これらの研究と教育の対策が、現代の日本にとって、急を要する課題となっている。

 重点領域研究「日本語音声」では、全国各地の、各分野にわたる音声研究者281人(協力者を含む)が、次の3テーマについて、共同研究を行った。

(1)日本全国の各地域において、共通の単語、文、文章などの音声を収集して、音声データベースを作成し研究する。
(2)音声の韻律的特徴に関して、言語学的、音響的、生理学的研究を進める。
(3)その研究成果にもとづいて、日本語の音声教育の方策を立てる。

 研究は、研究者全貝の協力により予定どおりに推進され、その結果、具体的な研究成果として79冊の研究報告書(第2巻の巻末に掲載)が刊行された。また、各地域の貴重な音声は、音質の変化しないDAT録音テープに収録された。その数は約1500個におよぶ。一部については、CD、CD−ROM、計22種類が作成された(巻末参照)。

 『日本語音声』の第1巻はおもに上記(1)の研究を、第2巻では(2)の研究をまとめる。(3)教育に関しては、今回一部を第1巻と第2巻の両者に加えたが、いずれ刊行の機会をえたい。あらためて、「日本語音声」の研究者諸氏の熱意と協力に対して敬意を表する。また、この書の刊行についてお世話になった三省堂の取締役倉島節尚氏にお礼を申しのべたい。

杉藤美代子


●目  次

まえがき
凡例

第1章 日本全国の音声収集
 1−1 日本全国の音声収集―その目的と意義―  杉藤美代子

第2章 方言アクセントとイントネーション
 2−1 日本語音声の歴史的なふかさと地域的なひろがり  上村幸雄
 2−2 日本語諸方言のアクセント  山口幸洋
 2−3 アクセントとイントネーション―アクセントのない地域―  前川喜久雄

第3章 東京語はどういう標準語か
 3−1 標準語アクセントの基盤としての東京アクセントの実態―東京における多人数調査を資料として―  佐藤亮一・三井はるみ
 3−2 放送音声が地域言語の音声に与える影響について  馬瀬良雄
 3−3 放送社会における音声教育  秋山和平

第4章 都市における音声の諸相
 4−1 音声の社会言語学  真田信治
 4−2 富山市アクセントの動態―共通語化を中心に―  新田哲夫
 4−3 地名のアクセントの年代的様相―新潟市多人数調査から―  大橋勝男
 4−4 鹿児島市のイントネーション  木部暢子

第5章 音声データベース
 5−1 データベースを作る  板橋秀一

研究成果 音声データベース


●凡  例(1・2共通)

凡例

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