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インターネットと英語の授業

インターネットと英語の授業

永嶋昌博 著

1,600円  A5  168頁 978-4-385-36062-X (品切)

著者(東京都北区中学校の英語の先生)が、はやくからインターネットを活用して英語の授業や国際交流を行ってきた、先駆的な取組みの事例を紹介する。あわせて、これからインターネットに取組む英語の先生に、分かりやすくアドバイスする。

2002年 2月25日  発行


●目 次

はじめに

第1章
実践事例報告
インターネットを活用した英語の授業

 1、それはある日届いた1通のメールから始まった
 2、俳句を通して文化交流をする
 3、イラストなどの画像を使ってお互いの様子を知らせる
 4、インターネットで音声を送ってお声での交流をする
 5、チャットでリアルタイムに交流する
 6、ビデオレターを送ってより身近な存在になる

第2章
インターネット活用のための準備
海外交流校を見つけるには

 1、インターネットって何?
 2、教師同士だからこそ悩みを分かち合える
 3、相手の立場を理解し協力し合う
 4、最初はメールによる情報交換から
 5、アンケートによる共同プロジェクト
 6、教師間のコミュニケーションの大切さ

第3章
授業でインターネットを活用する前に
知っておきたい基本的なソフトの使い方

 ソフトは習うよりも慣れること
 まずはじめにメールソフトを使いこなそう
 ウェブによる検索で必要な情報を手に入れよう
 写真などの画像を加工してメールに添付して交流校に送ろう
 チャットでリアルタイムの交流をしてみよう
 音声のメッセージを送って交流してみよう

第4章
ますます身近になるインターネットの世界
これからの英語の授業でのインターネットの活用

 1、これまでを振り返って
 2、これから取組む人へのアドバイス
 3、これからの展開や将来の方向性について

<付録> 英語教師向け--国際交流に役立つサイト


●はじめに

 世界中に張り巡らされた世界規模のコンピュータ・ネットワークとも言えるインターネット。それは私たちの日常生活の中で確実に使われ始めている。これまで、海外の情報を得るには新聞やテレビなどの限られたメディアを通すしかなかったが、インターネットを利用することで、世界中のホームページを閲覧したり、様々な情報を得られたりするようになったばがりでなく、瞬時に世界中に「電子メール」を送ることも可能になった。ほんの少し前までは考えられないことだった。家庭や学校にいながらにして世界中の情報を得たり、現地の人々とコミュニケーションをとったりすることができるようになったのだ。

 例えば、ちょっと前のことだが、 のホワイトハウスのホームページにアクセスすると、クリントン大統領(当時)の家族の写真を見ることができた。かわいがっていたペットの猫の「ソックス」も家族の一員として紹介されていた。また、クリントン大統領が各方面で演説した演説原稿などもホームページに掲載されていたので、新聞報道などで読む内容と実際のクリントン大統領の演説原稿とを読み比べることもでき、その人柄までも感じとることができた。

 個人的なことではあるが、平成10年11月にクリントン大統領が日本を訪問した際に、あるテレビ局の企画によって、私はクリントン大統領とのテレビ討論会に参加する機会に恵まれた。私は以前から、ホワイトハウスのホームページで彼の演説や家族の写真などを見ており、クリントン大統領にメールを送ったこともあった。それに対し返事のメールも届いたのだ。これには大いに感動し興奮した。その大統領を直接目の前にし、しかも討論会で大統領と握手までできたことは、生涯忘れられない体験となった。

 また、平成10年10月に北区中学生海外派遣の引率者の一人としてコロラド・スプリングスを訪問した際には、6年間にわたってメール交換を重ねてきた、オハイオ州オルムステッド・フォールズ中学校のビル先生に、ついに会うことができた。ビル先生は、オハイオ州からわざわざ飛行機でコロラド・スプリングスまで会いに来てくれたのだ。「とうとう会えた!」と、思わず抱き合って対面の喜びを分かち合った。初めて会ったのに、まるで以前から何度も会っている旧友のように感じた。6年間にもおよぶメールによる交流、週に1度はメールの交換をし、お互いの家族や学校や趣味の話などをメールで話していたからである。このようなことは、インターネットがなかったなら、とても考えられないことだ。

 私は英語の教師として、子どもたちに生きた英語を学ぶ場を与えるためにも、インターネットを大いに活用すべきだと考えている。

 英語の諸先生方の中には、これまで「ペンパル」あるいは「ペン・フレンド」を子どもたちに紹介して海外文通を指導してこられた方も多いと思う。私自身も子どもたちに海外文通を指導しながら、英語をコミュニケーションの道具として活用できる場を与えるようにしてきた。

 そこに登場したのがインターネットだった。これこそ、郵便に代わる画期的な手法だと感じた。中でも「電子メール」は代表的な利用方法の一つだ。文字だけでなく写真などもデジタル化して瞬時に相手に送ることができる。 ならば、早ければ数秒から数分で送ることができる。しかも複数の人々に同じものを同時に配信することも可能だ。さらに、現在のインターネット技術では、お互いにリアルタイムに顔を見ながらテレビ会議を行うことも簡単にできてしまうのである。まさにインターネットとはマルチメディアそのものである。

 英語の先生方は、こうした便利なインターネットという道具を授業に活用しない手はないと思う。英語の先生こそが、インターネットの恩恵にもっともあずかれる一人であることを私は疑わない。ぜひとも、授業の中でインターネットを活用し、生徒の興味・関心・意欲を引き出して、コミュニケーション能力の育成に情熱を燃やして欲しい。私の体験から、パソコンを使った英語の授業に、多くの子どもたちは興味と関心を持つと言える。しかもそれが世界に開かれた窓とわかれば、子どもたちにとって英語を学ぶ楽しさは、ひと味もふた味も変わってくるであろう。

 本書では、私が実際に行ってきた英語の授業でのインターネットの活用方法を、具体的に紹介した。私は、英語の先生方がこのすばらしいインターネットという道具を授業で大いに活用し、英語でコミュニケーションをとることの喜びを、少しでも多くの子どもたちに与えてほしいと願う次第である。


●英語教師向け―国際交流に役立つサイト

 福島県国際交流協会
 Eスクエア・プロジェクト
 大阪府高等学校国際教育研究会
 TSIE(常滑市内児童生徒国際交流推進協議会)
 AskERIC(英語)
 ePAL
 Global Schoolhouse(英語)
 BBC School Online(英語)

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