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  家づくり その前に


家づくりその前に

女性建築技術者の会 著 (⇒ HP  (品切)

1,400円 A5 272頁 978-4-385-35436-1

まず暮らし方(ソフト)から考える家づくり。施主と私たち,夫の部屋・妻の部屋,子どもが育つ場所,家事を見直す,年をとっても快適に,近所づきあい・街づきあい,住まいのエコロジーの各章にイラスト満載。著者略歴は『アルバムの家』参照。

1992年 4月25日 発行

はしがき 目次 あとがき 見本ページ

アルバムの家 家づくりのバイブル 二世帯住宅その前に (品切) 老いの住宅大作戦 (品切)



●はしがき

 「いい家に住みたい」とか「いい家を建てたい」とよく言います。いったい「いい家」とはどんな家なのでしょうか。

 住みやすいとか、見た感じがよいとか、丈夫にできているとか、いろいろな見方ができると思いますが、きまった評価基準があるわけではありません。

 住みやすさという点からだけみても、ある人にとっては快適で住みやすい家が、他の人にとっても住みやすいとは限りません。また、人も家族も世の中も変化するので、いつまでも住みやすいかどうかもわからないのではないでしょうか。

 人間の生活が、人と人とのつながりでできているように、家も、まわりの街並みや環境と切り離しては考えられません。

 住宅のパンフレットのように、一つの建物だけが存在するということは、一般にはありえないことなのです。ですから、その建物の評価だけではなく、まわりとのかかわり合いの中での「いい家」という見方もあるわけです。

 ふつう、家づくりというと、間取りや形、色、材質等、目に見えるものに関心が向いてしまいます。最終的には形になることでも、形になる前に、考えたり話し合わなければならないことが、数多くあるように思います。

 たとえば、子ども室をどうするかということは、子どもをどのように育てたいかを考えることでもあります。

 家づくりは、家族で、お互いのことや生き方、地域や環境等を考え、また話し合うよい機会になると思います。

 価値観の多様化している現在、さまざまな生き方や感性があります。生活者であり、建築技術者である私たちは、日常生活や仕事を通じて出合う生き方や、感性に、とまどい、考えさせられ、悩みながら、家づくりの仕事をしています。

 解答が得られたと思っても、絶対のものではありませんし、考えが及ばなかったこともあります。この本は、そうした試行錯誤と、日ごろ感じたり考えたりしていることの記録です。ここに取り上げた設計例やエピソードが、この本を読んでくださる皆さんにとって、「いい家」を考える際の、ささやかな手がかりになればと、思っています。



●目  次

PART1 施主と私たち設計者

私たち設計者の役割を知ってほしい/わが家のイメージを形にする

PART2 夫の部屋・妻の部屋

正直な寝室の話/夫婦それぞれの居場所づくり

PART3 子どもが育つ場所

子育てがしやすい家/子どもにとって楽しい家/子どもと共に成長する家

PART4 家事を見直す

家事をみんなで/生活術いろいろ/暮らしのダイエット

PART5 年とっても快適に住みたい

お年寄りの本音/いろいろな同居の形/お年寄りにとっての住まいの工夫

PART6 近所づきあい・街づきあい

これからの近所づいあい/あなたの家も街並みをつくる

PART7 住まいのエコロジー

自然と仲のよい家/住まいと環境/家は長持ちさせたいもの



●あとがき

 「女性建築技術者の会」とは、建築の仕事にかかわっている女性の集まりです。

 16年前、まだ働く女性が一般的ではなく、ましてこの分野で働く女性がごく少数派だったころ、発足しました。

「一人前の技術者になりたい」「結婚も子育てもしたい」と、いまとなってはあたりまえの人間らしい欲望を持ち、職場や家庭でさまざまな問題や悩みを抱えていた女性たちが集まり、語り合ったり、はげまし合ったり、学び合ったりしてきました。

 年齢も仕事の内容も幅広い故に、さまざまな交流や活動ができたように思います。

 会の活動の一つとして、1989年の一年間、第一勧業銀行のPR誌『家づくり』に、「家づくりシリーズ、人と人の家」を連載執筆しました。家づくりについて、毎日の生活や仕事の中で気になっていることを、30名余りの会員が、話し合いながらまとめました。

 この本は、その時の話し合いをべースにして、設計例やエピソードを中心にまとめたものです。

 今回は13名が担当し、イラストも皆で描きました。大勢のため、また、筆が遅かったりして手間暇かかる私たちに、適切なアドバイスをして、つき合ってくださった三省堂の女性編集者の方には、大変お世話になり、ありがとうございました。

 最後に、この本に許可もなく登場させていただいた多くの方々にも、おわびとお礼を申し上げます。

 これから、自分らしい家づくりをしようとする人たちに、一つの例として役立たせていただくことで、お許しいただければと思います。

1992年3月3日



●見本ページ

見本ページ1
見本ページ2

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