ことばは人を育て、未来をきりひらく知の源です。三省堂はことばをみつめて135年 サイトマップお問い合わせプライバシーポリシー
三省堂 SANSEIDOトップページ 三省堂WebShop辞書総合サイト Wrod-Wise Web教科書総合サイト ことばと教科
辞書教科書電子出版六法・法律書一般書参考書教材オンラインサービス
書名検索漢字かな著者名検索漢字かな詳細検索
新刊・近刊案内
メディアでの紹介
本の注文
名入れ辞書
自費出版
品切れのご案内
新刊NEWS
「ぶっくれっと」アーカイブ
会社案内
三省堂印刷
三省堂書店へ
三省堂書店はこちら
声に出して読めない日本語。
「ほぼ日刊イトイ新聞」
(『大辞林』タイアップ・サイト)

中高生のための 科学自由研究ガイド 科学コンテストに挑戦しよう!


中高生のための 科学自由研究ガイド 科学コンテストに挑戦しよう!

ターニャ M. ヴィッカーズ 著、西本昌司・村本哲哉・佐々城清・高橋正征 監訳、NPO法人 日本サイエンスサービス 訳

1,800円 A5判 144頁 978-4-385-36411-7

科学自由研究が盛んなアメリカの中高生に広く利用されている “Teen Science Fair Sourcebook” の翻訳に、日本独自の情報や先輩たちの経験談を盛り込んだ、科学自由研究に関する解説書の決定版です。

本書の特色   はじめに   目 次
著者・訳者紹介・監訳者紹介
見本ページ各種

2015年9月20日 発行




本書の特色

1)「理科」の科学自由研究を行うアメリカの中高生に広く利用されてきた“Teen Science Fair Sourcebook−Winning School Science Fairs and National Competitions”を翻訳したものです。 →見本ページ pp.126-127

2)述べられている内容は、専門家の研究の進め方そのもので、中高生の時から、専門家と同じやり方で科学自由研究を進めていくことで、プロの姿勢が学べます。

3)翻訳に際して、日本の読者向けに数々の工夫をしました。

  • 内容の理解が進むように、各章の初めに導入文を入れました。
     →見本ページ p.6
  • 日本の事情に合わせた情報に関するコラム「日本では?」を入れました。
     →見本ページ p.107
  • 先輩や先生から具体的で有用なアドバイスが得られるコラム「先輩・先生からのアドバイス」を入れました。 →見本ページ p.36
  • 付録は、日本の事情に合った内容に代え、統計の基礎知識について補足しました。 →見本ページ p.137
  • ・本文中の写真を、一部、日本の高校生のものに代えました。
     →見本ページ pp.118-119


はじめに

 中高生の皆さんの中には、科学自由研究をやってみたい、あるいは実際にやっている人がいると思います。科学自由研究では、テーマを見つけ、実験し、結果をまとめることが必要です。一見、簡単そうですが、実際にやってみるとなかなか大変で、学校では教えてもらえない内容もあります。科学自由研究を楽しんでいる人には、学校で学習しないことを調べている人もいます。そのような人は、「理科」で学習する範囲に必ずしもこだわっていません。スポーツや音楽や美術などと同じように、自分が興味をもっていることを自ら進んで実行していくことに魅力を感じているのだと思います。

 本書は、「理科」の科学自由研究を行うアメリカの中高生に広く利用されてきた“Teen Science Fair Sourcebook”を翻訳したものです。日本でも「科学自由研究」のガイド本が出版されていますが、実験や工作のマニュアルのような内容が多く、科学自由研究について幅広く具体的に説明した解説書は見当たらなかったので、翻訳出版することにしました。

 本書には、研究テーマを見つけることから、研究助言者(メンター)の探し方、研究結果のまとめや発表の仕方まで、研究を楽しむ生徒の実例をあげながら分かりやすく書いてあります。研究成果の発表の場としては、国際学生科学技術フェア(ISEF)を紹介しています。ISEFは、毎年5月にアメリカで開催される中高生の科学自由研究オリンピックと言える大会で、世界各国の科学コンテストで選ばれた中高生が、専門分野に分かれてポスター発表し、数多くの専門家による審査で研究内容が評価され、優れた研究には様々な賞が与えられます。

 翻訳に際しては、日本の読者向けにいくつかの工夫をしました。たとえば、各章のはじめに導入文を入れて、内容の理解がより進むようにしました。また、章末などには「日本では?」あるいは「先輩・先生からのアドバイス」を入れました。付録は、日本の事情にあった内容に変え、また、「第7章 実験結果−データの処理」の理解を助けるために「統計」の基礎知識を入れてあります。本文中の写真も、一部を日本の高校生のものに代えました。

 本書で述べられている内容は、専門家の研究の進め方そのものです。中高生の時から、専門家と同じやり方で科学自由研究を進めていくことで、プロの姿勢が学べるはずです。本書が、科学自由研究をやろうとしている生徒や、その指導をしようとしている方々の参考になれば幸いです。

2014年5月

監訳者一同



目  次

第1章 科学自由研究とは

1.科学自由研究をやってみると

2.不思議に思うことは何?

「日本では? ─高橋正征先生からのコメント」

第2章 学生科学者たちの経験談

1.与えられた宿題をこなすタイプvs.自分で発想するタイプ

2.目撃者の記憶

3.裏庭の竹

4.工学分野の研究

5.ビルのガラス窓ふきロボット

6.工学分野の研究:設計目標と目的

7.科学コンテストでの成功例:国際科学コンテスト上位入賞の3名

8.シャノンの言葉から

9.水質調査に興味がありますか?

「先輩・先生からのアドバイス:科学自由研究のヒントを求めて博物館へ ─矢野嵩典」

第3章 研究に必要なアイディアのさがし方

1.自分の興味からアイディアをさがそう

2.自由な討論のやり方

「先輩・先生からのアドバイス:研究のきっかけ ─柴田恭幸」

第4章 研究計画と科学的方法

1.研究計画の改良

2.あなた自身の研究計画

3.何を読んだらよいだろう?

「日本では? ─村本哲哉先生からのコメント」

4.実験と科学的方法

5.工学系の研究の計画

6.「エコな電灯」

7.実験器具

「先輩・先生からのアドバイス:筑波大学SSリーグ 〜めざそう未来の科学者〜
 ─尾嶋好美」

第5章 ルール−安全性、独創性、被験者の同意

1.規則を守らないとどうなるか

2.科学コンテストの規則と指針を理解する

3.研究作品がコンテストの規則に従うことを確認する3段チェック

4.情報収集:安全性に問題がありそうな研究

5.安全委員会

6.研究作品の事前チェック

「日本では?−村本哲哉先生からのコメント」

第6章 研究ノート−科学者のレシピ

1.研究日誌とは?

2.日々の研究を記録

「先輩・先生からのアドバイス:研究ノートは研究生活の全記録! ─下山せいら」

第7章 実験結果 ─データの処理

1.なぜ統計処理が必要か?

2.統計手法と用語

3.どんな統計処理を身につけたら良いのでしょうか?

4.統計に関する話:数の特徴についての学習

5.グラフ

6.頻度、パーセント、確率

7.相関

8.散布図

9.統計学的な有意さ

10.カイ二乗検定

11.t検定(スチューデントのt検定)

12.分散分析

第8章 研究助言者 ─メンター

1.メンターを探す

2.助けてもらう時

3.自分に合ったメンターを見つけよう

4.メンターに助けてもらうには

5.礼状

「日本では?−高橋正征先生からのコメント」

第9章 研究レポート ─明瞭・簡潔・説得力

1.研究レポートの構成内容

「日本では?−村本哲哉先生からのコメント」

2.科学研究レポートの文章は明瞭・簡潔・説得力

3.基本に立ち返る:書くコツ

4.研究からの事実を明確に

「先輩・先生からのアドバイス:研究レポートは科学コンテストで研究を正確に伝える唯一の手段 ─宇山慧佑」

第10章 科学コンテスト

1.科学コンテスト:研究経験として重要な一つ

2.科学コンテストの2つのタイプ

3.科学コンテストに参加するには

4.主な科学コンテスト

「日本では? ─西本昌司先生からのコメント」

第11章 研究成果の発表方法 ─ポスター発表と口頭発表

1.展示用ポスターの製作

2.研究レポートを再構成してポスターを作ろう

3.ポスター発表における写真の利用

4.正しいポスター用パネルの選び方

5.ポスターのデザイン作製:材料探しの秘訣(ひけつ)

6.ポスターの製作

「先輩・先生からのアドバイス:国際大会で見た様々なポスター ─鈴木麻衣子」

第12章 科学コンテストの審査の準備

1.研究はどのように審査されるのか?

2.国際大会での審査

3.工学系の研究と特許

4.科学コンテストで忘れてならないこと

「日本では? ─村本哲哉先生からのコメント」

付録

  • 文献の調べ方と情報の集め方
  • 日本国内の科学機材販売会社
  • おすすめの本
  • 統計処理の理解を深めるために


著者・訳者紹介・監訳者紹介

<著者紹介>

ターニャ・M・ヴィッカーズ(Tanya M. Vickers)

米国ユタ州ソルトレイク・シティの公立高校で科学自由研究の指導を担当。教え子の多くが、地方や全国規模の科学コンテストで受賞し、奨学金や研修旅行等を獲得。ユタ大学を含め15年以上科学教育に従事。

<訳者紹介>

NPO法人日本サイエンスサービス(NSS)

国際学生科学技術フェア(ISEF)などの科学コンテストに参加経験がある大学生・大学院生を中心に活動するNPO。ISEF日本代表の生徒を支援したり、科学自由研究を行う中高生を応援したりすることで、研究好きな中高生が増えることを目指して、2003年に設立。

<監訳者紹介>

西本昌司(にしもと・しょうじ)

名古屋市科学館主任学芸員。NSS理事。筑波大学第一学群自然学類卒、同大大学院地球科学研究科博士前期課程修了。博士(理学)。地質学の普及啓発と研究に従事。著書に『地球のはじまりからダイジェスト』(合同出版 2006)。

村本哲哉(むらもと・てつや)

東邦大学理学部生物学科講師。NSS理事。筑波大学第二学群生物学類卒、同大大学院生命環境科学研究科博士課程修了。博士(理学)。英国ダンディー大学、理化学研究所を経て現職。発生生物学の研究と教育に従事。

佐々城 清(ささき・きよし)

元公益財団法人日本科学協会総務部長・企画室長。慶應義塾大学経済学部卒。同協会にて、科学自由研究支援事業「中高校生のためのサイエンスメンター制」を担当。

高橋正征(たかはし・まさゆき)

東京大学・高知大学名誉教授。NSS代表理事。東京教育大学理学研究科博士課程修了。理学博士。ブリティッシュ・コロンビア大学、筑波大学、東京大学、高知大学で通算37年間にわたり生態学(海洋、湖沼)の研究と教育に従事。



見本ページ各種

*全てPDFファイルです



このページのトップへ