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桜葬 桜の下で眠りたい


桜葬 桜の下で眠りたい

井上治代・NPO法人エンディングセンター

1,600円 四六判 244頁 978-4-385-36577-0

今や大人気の桜葬。市民で桜葬を立ち上げたNPO法人エンディングセンターにより、桜葬が誕生するまでと桜葬の全貌が分かる本。さらに、桜葬を希望して集う多くの方たちや、全国で桜葬を実践、展開する住職たちの手記も収録。

口 絵   目 次   まえがき   著者紹介

2012年4月25日 発行



口   絵


目   次

まえがき エンディングセンター理事長 井上治代 ……1

第1章 「桜葬」のバックステージ

「桜葬」のバックステージ 井上治代 ……8

井上さんとのおつきあい 上野千鶴子 ……25

第2章 「桜葬」の理念

「桜葬」の理念 井上治代 ……32

第3章 設計者が語る各エリアの設計意図

【En21】桜葬の始め──開発にあたって 下村貢司 ……44

【宙】拠り所を創出する 長田喜晃 ……52

【木立】人と樹木が対話する場所 関野らん ……55

【樹林墓地】「樹林墓地」の設計 西村祐人 ……58

【文音】時間と空間のつながり 関野らん ……61

新しい場所と空間の力 川添善行 ……64

第4章 桜葬を求めた人々の想い

【En21】桜葬墓地への想い 和田知子 ……70

一冊の本 古川不盡子 ……73

桜葬に寄せて 畑仲紀子 ……77

「桜葬」との出会い 山根千代 ……80

希望どおりの桜葬墓地 塚本忠昭 ……84

樹木葬墓地に眠る私 鈴木和子 ……87

あの秋の日に 渡辺美佐子 ……90

小野威・和子詩画集 ……94

【En21合祀】桜葬の思い出 中原葉子 ……95

桜葬への想い 五月女雪子 ……99

来しかた 行くすえ 山脇洋子 ……103

【宙】夫とふたり、歩き親しんだ場所が終の棲家に 荻原節子 ……106

お墓への想い 中村憲弘 ……110

【木立】夫と決めた終の棲家は桜のもと 昆カズコ ……112

桜が大好きだった主人と眠る 木名瀬沙代子 ……115

桜葬に癒されて 岩淵修身 ……118

【樹林墓地・木の精】山本のり子俳句 ……122

自然の中で父母と一緒に眠りたい 深田桃代 ……123

【樹林墓地・水の精】あこがれの桜葬 宮川美智 ……126

桜葬に出会い改葬へ 吉田睦枝 ……129

庭の桜と桜葬 小林昭昌 ……132

【樹林墓地・風の旅人】素敵なポエム──樹木葬との出会い 武内勇子…135

「風の旅人」の造成に携わって 横尾直子 ……139

いつも光の中に風と共に 伊佐和代 ……142

人もまた自然にかえる 江刺公子 ……146

【樹林墓地・杜の家族】さくら さくら 品田ケイ ……151

桜の下で眠りたい 山嵜清子 ……153

愛犬と共に 岡本富美子/原和子 ……156

【文音】市民運動から学ぶ死後の自立 角竹美好子 ……158

終の棲家は小彼岸桜の下に 佐々木淑子 ……161

第5章 桜葬ネットワーク会員

里山再生活動と樹木葬 岡本和幸[千葉県・真光寺住職] ……166

天徳寺における樹木葬の意味 二神成尊[千葉県・天徳寺住職] ……172

「家墓」からの自由
      渡辺大修[鳥取県・正福寺東堂 樹木葬運営責任者] ……178

東北に涙と希望の桜咲け──震災の悲しみを復興のチカラに
           後藤泰彦[岩手県・常堅寺住職] ……184

京都の「桜葬」 村井定心[京都府・西寿寺住職] ……190

桜と共に寺が変わる 菊池泰啓[大分県・妙瑞寺住職] ……196

第6章 協働している団体

「安穏廟」の22年とエンディングセンター
           小川英爾[新潟県・妙光寺住職] ……204

NPOの時代とお墓 秋田光彦[大阪府・大蓮寺住職] ……210

私が目指す活動の指針 鳴海善通[神奈川県・成就院住職] ……216

これからのお寺と墓のあり方 長谷川俊道[群馬県・瑞岩寺副住職]……222

大自然に抱かれる墓のかたち 三上隆章[山口県・宝宗寺住職] ……228

あとがき エンディングセンター事務局長 東 操 ……234




まえがき

エンディングセンター理事長 井上治代

 21世紀初頭に出現した「桜葬」とは何か。それを知っていただくために、いろいろな人たちの想いをこの本にぎゅっと詰め込んでみました。

 まず1章では、「桜葬のバックステージ」と題して、桜葬が世に出るまでの時間を振り返っています。30歳で墓の問題を抱えてしまった私の問題意識や、跡継ぎを必要としない墓と、その墓をつくった運営者との出会い・活動などが書かれています。またそれをずっと見守ってきてくださった生き証人・上野千鶴子さんが原稿を寄せてくださっています。

 2章は「桜葬」の理念が書かれています。なぜ集合墓なのか、継承を前提としない墓の特徴や、家族機能に代替するサポートシステムが紹介されています。桜葬がこれまでの墓とどこが違うか、いかに違うか、が分かっていただけることでしょう。さらに詳しく知りたい方は『自分らしい葬儀とお墓の全てが分かる本』(三省堂)と、ただいま第2弾を執筆中ですので、これもぜひご覧ください。

 3章では私たちの桜葬の理念を具現化してくださった設計者の、桜葬に込められた想いを掲載しました。内藤廣氏が東京大学大学院教授だった2006年当時、ある21世紀COEのプログラム「全面的都市化・少子高齢化時代の墓地に関する研究と実践」という研究の一環として行った勉強会で私が話をしたのがきっかけとなって、その後、桜葬は2基め以降、内藤先生の景観研究室に集まる当時の大学院生たちによって次々と設計されていきました。

 本書のメインは4章の「桜葬を求めた人々の想い」と題された「手記」です。とにかくお読みください。たくさんの生きること、死ぬこと、準備することへの示唆をあたえてくれるでしょう。

 5章は私たちと同様な主旨で桜葬を展開しているお寺とご住職の想い、そして桜葬の紹介が書かれています。当会の会報で一番人気は「住職日記」。ここに登場するご住職たちの記事です。

 また私たちは、檀家制度に運営基盤を置く仏教ではなく、個を尊重し、社会や家族の変化に対応した日本仏教の可能性を追求している僧侶たちと、ともに学び活動しています。たくさんの力をいただいているお寺の僧侶に書いていただいたのが6章の「協働している団体」です。

 創立20周年記念誌として2009年から編集が始まった本書。いま、このような私たちの「歩み」と「作品(桜葬)」がつまった本が、桜の季節に刊行されることのうれしさをかみしめております。



著者紹介

井上治代(いのうえ はるよ)

NPO法人エンディングセンター理事長、東洋大学ライフデザイン学部教授(社会学博士)、エンディングデザイン研究所代表。

自著に『最期まで自分らしく』毎日新聞社、『墓をめぐる家族論』(平凡社新書)、『新・遺言ノート』(KKベストセラーズ)、『墓と家族の変容』(岩波書店)、『より良く死ぬ日のために』(イースト・プレス)。共著に『思想の身体─死の巻』(春秋社)、『自分らしい葬儀とお墓の全てが分かる本』(三省堂)、ほか多数。



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