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国立国語研究所報告118
学校の中の敬語1
―アンケート調査編―

学校の中の敬語1

独立行政法人 国立国語研究所 編

10,000円 B5 376頁 978-4-385-36088-X (品切)

国立国語研究所は、地域社会・職場社会において、成人の敬語意識に関する調査を重ねて発表してきた。本書はその一環として学校教育現場における中学生・高校生の敬語意識を調査したものである。

2002年4月20日 発行

 『学校の中の敬語2』


●刊行のことば

 本報告書『学校の中の敬語1−アンケート調査編−』は、中学生及び高校生が学校の中で敬語をどのように使用しているか、どのように意識しているかについての調査をまとめたものである。

 国立国語研究所では、これまでに、成人が地域や職場において敬語をどのように使用し、どのように意識しているかについての調査を重ね、『敬語と敬語意識』『企業の中の敬語』をはじめとして何冊もの報告書を刊行してきた。成人の敬語や敬語意識は、幼少のころから家庭や地域の中で自然に身に付け、しつけとしても育成される。長じては、職場の中で、意識して身に付けることになる。

 他方、敬語や敬語意識を育成する場として、学校というなかば社会的な共同学習の場がある。学校は、小学校から高等学校まで、様々な立場の人々で構成されている。生徒、教師、事務員などがそれである。生徒といっても、上級生もいるし、下級生もいる。また、教師といっても、学級担任や教科担任だけでなく、校長や教頭がいるし、指導を直接に受けない教師もいる。そうした人間関係の中で、児童生徒は敬語を使い分けるとともに、敬語を意識的に習得していくことになる。

 学校では、国語科の中で敬語をはじめとする言葉遣いの授業を体系的に学習するし、生活指導の一環として言葉遣いについての個々の指導を受けることにもなる。学校におけるそうした幅広い敬語の学習が成人における敬語や敬語意識を培うことになる。

 そこで、国立国語研究所では、中学生及び高校生が、学校の中で敬語をどのように用い、どのように意識しているかについての解明を目的とする調査に取り組んだ。

 調査は昭和63年度から平成4年度にかけて、言語行動研究部第一研究室の杉戸清樹・尾崎喜光・塚田実知代が企画・実施したものである。国立国語研究所は、平成13年4月に組織を改めたが、その三名が引き続き本報告書の執筆を担当した。

 調査にあたっては、生徒の皆さんには回答に快く応じていただいた。また、教育委員会をはじめとする関係者の方々にはたいへんお世話になった。ここに記して感謝申し上げる次第である。

 なお、このアンケート調査に基づく報告書に続くものとして、面接調査に基づく報告書の刊行を予定している。

 本報告書が、日本語研究だけでなく、国語教育をはじめとする学校教育などに広く活用されることを願うものである。

平成14年3月

国立国語研究所長
   甲斐 睦朗


●目     次

1.研究の目的

2.調査の概要

 2.1.調査の経緯
 2.2.調査対象者

3.敬語についての意識

 3.0.調査項目について
 3.1.ふだん学校で言葉遣いが気になるか
 3.2.先生や上級生に対する場面で自分の言葉遣いが気になるか
 3.3.先生や上級生に対する場面で自分の言葉遣いが変わるか
 3.4.先生や上級生への言葉遣いで困った経験
 3.5.学校生活の改まった場面で言葉遣いに困った経験
 3.6.先生や上級生から言葉遣いを注意・教示された経験
 3.7.学校生活で言葉遣いに気を使う場面

4.敬語についての意見

 4.0.調査項目について
 4.1.改まった場面での言葉の使い分け
 4.2.目上の生徒への敬語使用
 4.3.敬語使用のプラス面とマイナス面
 4.4.目上への敬語使用のマイナス面

5.敬語の使用

 5.0.調査項目について
 5.1.自称詞
 5.2.対称詞(1)一相手の呼び方
 5.3.対称詞(2)−相手からの呼ばれ方
 5.4.肯定表現
 5.5.別れの挨拶
 5.6.「失礼シマス」の使用場面
 5.7.「センパイ(先輩)」の使用
 5.8.身内尊敬
 5.9.アクセントの使い分け意識
 5.10.話す時の声の調子
 5.11.個人の中での言葉遣いの変化

6.まとめ

 6.1.得られたおもな知見
 6.2.調査の反省
 6.3.結論と今後の課題

参考文献
謝辞
付記
資料1 基礎集計資料
資料2 調査票
資料3 「学校の中の敬語」調査の検討会会議要録
英文概要
索引

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