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2・15・16以外は三省堂編修所 編。装丁は全点、同じ。
各1,365(1,300)円 B6変 本製・ケース付き
オフィスや家庭で,いざというときに,知りたいことがすぐわかる,便利な辞事典シリーズ。ことばの知識が身につく辞典から,エチケット,スピーチ,手紙などのノウハウがすぐわかる事典,俳句などの実例事典まで,ビジネス生活,家庭生活の常識の涵養に役立つラインナップ。贈答用の名入れ辞書として最適。

1 四字熟語の辞典
320頁 4-385-14225-4
初版は1991年7月1日、新装版は1994年7月15日刊行
含蓄のあるスピーチや文章表現に強くなる――日常会話や文章,入学・入社試験に役立つ。付録に「出典略解」(17頁)、「項目索引」(22頁)。
●凡 例

●見本ページ


2 慣用句の辞典
倉持保男・阪田雪子 編 352頁 4-385-14226-2 (品切)
初版は1991年7月1日、新装版は1994年7月15日刊行
かつて刊行されていた「必携 慣用句辞典」のリメイク版。「必携 慣用句辞典」は「音声入り電子ブック版 三省堂 新辞書パック11」に収録。
●凡 例
1.見出し
日常の言語生活で使用頻度が高いと考えられる慣用句を約3,500項目選び出し、漢字仮名まじりの形で、50音準に配列した。
2.意味・説明
一読して意味・用法が理解できるように、できるだけ平易明解な説明を施した。その際、類義的な他の慣用句との意味・用法の差異が示せるように心掛けた。また、句の由来や原義などで特に意味の理解に役立つと思われるものを(( ))に入れて示した。
3.用例
語釈の後に用例を付し、意味・用法がよりいっそう的確に把握できるようにした。なお、使用場面の違いなどに応じて、いくつかの意味・説明が併記されている場合も、用例はより一般的なものを1例あげるにとどめた。他は類推していただきたい。
4.類句
見出しの句とほぼ同義に用いられる句を、用例の後に〈類句〉として示した。〈類句〉として取り上げた句の大部分は、意味・用法を見出しのそれに準じてとらえてよいので、一部は独立の見出しとして立てたが、説明や用例を付けることはしなかった。
なお、助詞の小さな異同や本来の句の省略などによって生じた、見出しの句との小さなずれは、語釈末にその形を示し、〈類句〉としては取り上げなかった。
例 命拾(いのちびろ)いをする……「命を拾う」とも。
海老(えび)で鯛(たい)をつる……略して「海老鯛」とも。
5.自動詞形・他動詞形
見出しの句に対応する自動詞形または他動詞形を、それぞれ用例の後に〈自〉〈他〉として示した。
例 証(あかし)を立(た)てる……〈自〉証が立つ
足(あし)が出(で)る……〈他〉足を出す
ただし、「愛想(あいそ)が尽(つ)きる」「愛想を尽かす」のようなものは、形式的には一見、自・他の対応関係にあるとみられるが、「彼には私もほとほと愛想が尽きた」「彼には私もほとほと愛想を尽かした」のように、用法の上ではいわゆる自・他の関係が認められないので、これらの類は単に〈類句〉として扱った。
例 生地(きじ)が出(で)る……〈類句〉生地を出す
6.反意の句
見出しの句に対応する反意の句は、〈反対〉として用例の後に付した。
例 受(う)けがいい……〈反対〉受けが悪い
7.他の見出しへの参照
⇒によって参照すべき他の見出しを示した。
(1)見出しに続けて付した□ 〈類句〉または〈自〉〈他〉などとして扱った句で、独立の見出しとして立てたものに付した。ただし、それらが相互に比較的近い位置に配列される場合は、見出しを立てなかった。
例 泡(あわ)を吹(ふ)かせる □一泡吹かせる
足(あし)を出(だ)す □足が出る
(2)項目の末尾に付した□ 意味や句の由来に何らかの深い関係があり、相互に参照することが句の理解を深めるのに役立つものに付した。
例 十指(じっし)の指(さ)す所(ところ)…… □十目(じゅうもく)の見(み)る所(ところ)
十日(とおか)の菊(きく)…… □六日(むいか)の菖蒲(あやめ)
8.用字
原則として常用漢字・現代かなづかいを用いたが、常用漢字外であっても、伝統的な表記として一般的なものは広く用いた。ただし、それらには振り仮名を付して読みの便を図った。

3 ことわざの辞典
336頁 4-385-14227-0
初版は1991年7月1日、新装版は1994年7月15日刊行
機知に富んだ会話や文章表現に強くなる ――日常会話や文章,入学・入社試験に役立つ。「必携 故事ことわざ辞典」のリメイク版。

4 名言名句の辞典
336頁 4-385-14228-9 (品切)
初版は1991年7月1日、新装版は1994年7月15日刊行
古今東西の名言名句に強くなる ――人生,人間,生活,戦争と平和,宗教と信仰等10章に分類。
●まえがき
先人たちが遺した名言名句には、その人の人生と叡知が凝縮されています。一言一句が、現代に生きる私たちの生きる指針となるものばかりです。一万語を尽くした文章より、磨き抜かれた短い一行が、人の心をとらえ、また、人の一生を左右することも稀ではありません。
東西の文明文化を古くから積極的に取り入れてきたわが国には、名言名句が溢れています。本書は、その名言名句から約1900を選び、目的、必要に応じて探しやすく、選びやすいように分類し、解説を付けました。
探しあてた名言名句は熟読して下さい。繰り返し味わうことによって、言葉の意味はより深くあなたの心の中に刻み込まれて残ります。
名言名句を味わうために、一部を除いて解説を付けました。しかし、解説は名言名句を味わう一つのヒントだと考え、自由に、あなたなりの活用を試みて下さい。解説とは全く違った角度から解釈してみることによって、その名言名句の背後にかくされた意味が浮かびあがってくることもあります。
なお、本書では「人生」「人間」「生活」に約1400をあてました。先人たちの言葉をぜひあなた自身のものにして下さい。
一九九一年六月
三省堂編修所
●見本ページ


5 ワープロ漢字の辞典
320頁 4-385-14229-7 (品切)
初版は1991年7月1日、新装版は1994年8月1日刊行
ワープロ・パソコンの漢字入力に強くなる ――JISの漢字6,353字をすべて収録。
●まえがき
ワープロやパソコンの目ざましい普及によって、日常の文章や手紙を書くおりに、こうした機械を使うことが非常に多くなりました。「かな」または「ローマ字」で言葉を入力すれば、すぐに漢字に変換することができます。そのうえ、仕上がりがきれいなので、これからますます使われることになるでしょう。
ただ、漢字はあまりにも多いので、ワープロが持っている辞書機能では、漢字の検索に一定の限界があります。仕上がりがきれいだからといって、不用意にそのまま使ってしまうと、思いもよらない違った字になってしまうことがあります。
また、ワープロが持っている辞書の機能はそれぞれメーカーごとに少しずつ異なり、変換の熟語がうまく出ないこともよくあることです。そのような場合には、個々の漢字を探すことになります。
ワープロやパソコンで使われる漢字は、JIS規格にさだめられ、合計6353字が一字一字決められたコードを持っています。このコードを入力すれば、その漢字が出てきます。特定の分野の専門語、地名・人名などの固有名詞、文学書などにある難解な漢字や言葉など、使いたい漢字がワープロやパソコンから探しにくい場合には、この漢字コードをそのまま入力した方が早くて確実です。
本辞典は、漢字コードを素早く知ることができるように工夫された辞書です。身近に置いて、手がるに使えるようにしてください。
1991年5月 三省堂編修所

6 大きな活字の英和辞典
352頁 4-385-14230-0 (品切)
初版は1991年7月1日、新装版は1994年8月1日刊行
大きな活字で目にやさしい,生活の中の英語に強くなる ――全見出しにカタカナ発音付き。成句をふくめ約10,000語を収録。
三省堂企画の「三省堂常用英和 特装版」のリメイク版。

7 大きな活字の和英辞典
320頁 4-385-14231-9 (品切)
初版は1991年7月1日、新装版は1994年8月1日刊行
大きな活字で目にやさしい,生活の中の英語に強くなる ――訳語にカタカナ発音付き。収録語数、約12,000語。ことわざ、250。
三省堂企画の「三省堂常用和英 特装版」のリメイク版。

8 大きな活字の漢字辞典
352頁 4-385-14232-7 (品切)
初版は1991年7月1日、新装版は1994年8月1日刊行
大きな活字で目にやさしい,画数の多い漢字にも強くなる ――漢字の熟語を五十音順配列。
●まえがき
日本文は普通、漢字仮名まじり文で書かれています。表意文字である漢字と、表音文字である仮名を、適当に織り交ぜて書くことで、欧文と違って単語の間が区切られていなくても、滞りなく読めるわけです。
漢字が思い出せないからといって、仮名ばかりで書いたら、読みにくい文章になります。まして、誤った漢字で書けば、文意が正確には伝わらないことになります。
本書は一般社会人が、手紙をはじめいろいろの文章を書くとき、漢字の正しい文字遣いを手軽に確かめられるように、約四万一千語を、できるだけ圧縮した形でまとめたものです。
さらに、熟語を構成する成分として、常用漢字を一字ずつ音引きで掲げその音訓を示したほか、同じ読み方をするが使い分けの紛らわしい言葉には☆を付けて、使用の際の注意を喚起するなど、それなりに利用価値を高めることを目指しました。
うろ覚えの漢字や、度忘れしたことばを確かめる際に、活用していただきたいと思います。本書の項目選定に当たっては小林保民氏の協力を得ましたが、使用されてのお気付きの点等はお知らせいただければ幸いです。
1991年5月 三省堂編修所
●見本ページ


9 冠婚葬祭の事典
320頁 4-385-14233-5 (品切)
初版は1991年7月1日、新装版は1994年8月15日刊行
知りたいことがすぐ引ける,冠婚葬祭に強くなる ――成・華・熟・葬の4章構成。
●まえがき
私たちの一生は、その出生から死に至るまで、冠婚葬祭といわれるさまざまなしきたりや儀式で彩られています。そして、これらの意義や形式もまた、時代とともに変貌を遂げてきました。社会生活を営むうえで重要な役割を果たしてきた、“非日常的なイベント”ですが、それを形骸化した虚礼として引き継ぐのではなく、形式や約束ごとにこめられた意味を理解して、現代的にアレンジしていくような対応が望まれているのが現代の冠婚葬祭です。
多くは、古くからの民俗的な背景をもち、そこに地方の風習、宗教の影響などをとりこんでできあがってきた形式ですので、その由来をさかのぼってみるという点を重視しているのが、本書の特色ともなっています。また、出生、結婚、熟年、死と、人生を大きく四つの節目に分けて、だれもが避けて通ることのできない“手順”を、具体的に網羅しています。
かつては、共同体のなかで自然に身につけていった冠婚葬祭の知恵ですが、家族や個人の孤立化が進む現代、それに代わるものとして、本書を実用的に活用していただきたいと願っております。冠婚葬祭の基本もまた、常に相手の立場を思いやることであり、人間関係をさらに潤いのあるものにしようという、積極的な姿勢であることを忘れないようにしたいものです。
一九九一年五月
三省堂編修所
●本書の構成と使い方


10 手紙の文例事典
320頁 4-385-14234-3 (品切)
初版は1991年7月1日、新装版は1994年8月15日刊行
知りたいことがすぐ引ける,手紙文に強くなる ――歳・礼・暮・職の4章構成。
●まえがき
コミュニケーションにはさまざまな方法がありますが、そのなかでも手紙と電話は、もっとも身近な情報伝達の手段といえます。電話に新しい機能が次々に加わり、その利用法はますます多様化していますが、そういう時代にあっても、手紙独特の役割や機能は色あせることなく、公私ともに、私たちの生活と深くかかわり合っています。
手紙は、いつでも自由な時間に書くことができ、また必要に応じて読み返すこともできます。そして、日時、場所、約束の用件などを正確に伝えることができ、証拠として残っていく記録性をもっています。話し言葉はその場で消えてしまいますが、手紙は相手の手もとにいつまでも残り、よき思い出ともなります。また、電話では伝えにくい機微も、手紙では誤解を招かないように伝えやすいという利点もあります。
このように、社会生活のなかで重要な役割を果たしている手紙ですが、それを必要に応じて書き分けることができないと、なにかと不都合が生じるものです。円満な人間関係を保つためにも、本書の豊富な文例を大いに役立てていただきたいと願っております。
一九九一年六月
三省堂編修所
●使い方


11 スピーチの事典
320頁 4-385-14235-1 (品切)
初版は1991年7月1日、新装版は1994年8月15日刊行
知りたいことがすぐ引ける,スピーチに強くなる ――慶・弔・行・職の4章構成。
●まえがき
スピーチはコミュニケーションのひとつの手段ですが、最近は慶事や弔事などの特別な“場”とは限らず、地域社会や職場など、より日常的な“場”で、実践する機会も多くなっています。人前で話すのは苦手だからといって避けてばかりいると、交際の幅を狭めたり、職場においては、その勤務の評価にまで影響してくることさえあります。
むしろ逆に、さまざまな機会を積極的に利用して、立場にふさわしいスピーチや挨拶がいつでもできるように訓練しておけば、社会生活を営むうえで、なにかと有利になることも多いでしょう。そういった積み重ねにより、やがて媒酌人を依頼されたようなときも、浚巡することなく引き受けることができますし、突然、喪主として挨拶をするような事態となっても、臆することなく、その役目を果たすことができます。
本書は、慶事、弔事、行事、職場と四つのジャンルに分けて、だれもが遭遇することの多いスピーチや挨拶の実例を集めています。これら多くの例を、読み物としても楽しんでいただきながら、実用的に大いに活用させていただきたいと願っております。
一九九一年六月
三省堂編修所
●使い方


12 エチケットの事典
320頁 4-385-14236-X (品切)
初版は1991年7月1日、新装版は1994年8月15日刊行
知りたいことがすぐ引ける,エチケットに強くなる ――交・装・食・職の4章構成。
●まえがき
滑に運ぶための知恵といったものが、いわゆるエチケットです。そして、このエチケットの基本にあるのは、自分と他人とのかかわりのなかで、お互いが気持ちよく暮らし、しかも合理的な日常生活を築いていこうという、社交性や実用性を重視した心がまえです。さまざまな場面に対応する一定のルール、暗黙の了解事項があれば、事にあたって迷ったり悩んだりすることも少なくなり、人間同士のコミュニケーションはよりスムーズなものとなるでしょう。
エチケットといっても、冠婚葬祭とかかわる日本古来の伝統的なしきたり、一方で、西欧から流入して定着したルール、そしてそれらが折衷したものなど、形式や内容には多彩なものがあります。本書では特に、これらのしきたりやエチケットを、日常生活に欠かせない交際、装い、食事、職場という四つのジャンルに分けて、それぞれの知識や対処法を解説しています。そして、伝統的なしきたりや作法、原則を尊重したうえで、しかも現代の暮らしのなかで即座に応用できるようにとの意図をもって編集しました。エチケットに束縛されるのではなく、快適な日常生活を営むという目的のため、本書を活用していただきたいと思います。
一九九一年五月
三省堂編修所
●使い方


13 カタカナ語の辞典 改訂版
384頁 4-385-14237-8 (品切)
初版は1991年7月1日、新装版は1994年9月1日刊行
本書の特色
1――総収録語数は約12,000です。極端に簡単な語や、逆に専門的な語は大幅に省略し、語義の解説は簡潔にし、コンパクトな判型の中で、文字を大きく、語数を増やす工夫をしました。
2――見出し語の原語綴りは、無理のない範囲で英語で示し、簡単な和英辞典としても使えるようにしました。
3――アルファベットの略号表記は巻末にまとめました。
●まえがき
日本語は古来、外来語の摂取について寛容な性質を持っています。名詞は言うにおよばず、動詞、形容詞、副詞などの多様な形で多くの外来語を吸収してきました。
特に、今日では国際交流の活発化や科学技術の進歩に伴う語彙の増加に加えて、政治、経済、文化の各方面における情報量の増大と、それらの流行から生じる比較的短命な「流行語」のたぐいの消長も著しいものがあります。
小社では1915年(大正4年)に「日本外来語辞典」を刊行して以来、「外来語辞典」の編集、改訂には格別な努力を払ってまいりました。1991年には「デイリーコンサイス外来語辞典」を基に、一般読者の利便を考えて、日常生活に密接した語彙を重点にした簡便な「カタカナ語の辞典」を発行いたしました。
今回はマスコミで多用されるようになった「新語」800語を加えて、改訂版としました。多くの読者が日常生活の道具としてご活用して下さることを願っています。
1994年6月 三省堂編修所
●見本ページ


14 手紙のことば選び事典
288頁 4-385-14238-6 (品切)
初版は1991年7月1日、新装版は1994年9月1日刊行
豊富な用語例・文例で,手紙の書き方に強くなる ――歳(季節),礼(慶事),暮(暮らし),職(職場)の4章構成。
●まえがき
季節の折々に出される挨拶状や見舞い状、祝賀の行事や慶事に向けて出される祝い状、礼を尽くして頼みごとをする依頼状、心苦しく思いながらも断らなければならないときの謝絶状、贈り物や厚意を受けたときの礼状、そして約束を違えたときのわび状など、さまざまな手紙があり、現代においても、社会生活のなかで手紙の果たす役割はたいへん重要です。
ところが、実際書くにあたって、日ごろ書き慣れていないので約束ごとがわかりにくい、適切な用語や文章が浮かんでこないといった理由で、書くべき時機を逸してしまうこともあるようです。なかでも、頭語、時候の挨拶、先方や当方の安否について、お礼や疎遠のおわびといった前文の部分、主文の切り出し方や展開の仕方、末文の結びの挨拶や結語の選び方といった、基本的なところでつまずいてしまうことが多々見受けられます。
これらのうち、本書では特に、書き始めたものの“適切な用語や文章が浮かんでこない”という障壁に応えられるような編集方針をとりました。手紙を書いていて文章につまったときなど、本書の豊富な用語や文例を大いに活用していただければと望んでおります。
一九九二年七月 三省堂編修所
●使い方


15 俳句吟行の入門事典
皆川盤水 編 288頁 4-385-14239-4 (品切)
初版は1991年7月1日、新装版は1994年9月1日刊行
はじめての人にもやさしい本格的な俳句吟行事典。吟行の心構え, 添削実例,基本季語1,500,吟行地ガイドなど。
●まえがき
俳句をつくりはじめてから、一人前の俳人になる道のりには、よく「初心の時代」、「進歩の時代」、「俳句即生活」の三段階に区別できるといわれています。
俳句を学ぶ方法は、『歳時記』を机に置いて、ひとりでつくっていてもよいのですが、どうしても、ひとりだけの勉強では作品の発想・把握・表現などに、頭脳が固定して同じ境地から離れられなくなってしまい、句にいきいきとした新鮮なものが失われてしまいがちです。
そのため句会に多く出席し、鍛練を重ねなければなりませんが、それと同じように体験を積み重ねるための吟行が大切です。いうなれば、自己の体験を豊かにするために、なるべく多くの所へ出かけねばならないということです。
半日、一日、一泊の吟行など、どれを選んでも、吟行に出かけますと、気分転換にもなります。山野、海辺、また、一筋の川、一つの湖などから、尊い詩的な感動を受け新鮮な句心が湧いてきます。すなわちありふれた俳句には見られない清新な題材が多く、その見た感興からまったく思いがけない佳い作品が生れてくるものです。
この「吟行」は、正岡子規が「写生」を唱えてから盛んに行なわれ、現在にいたって、多くの俳人のすぐれた作品が生れていることは、ご存知のとおりです。
また、芭蕉の門人の服部土芳の『三冊子』に、
“新しみは常にせむるがゆへに、一歩自然にすすむ地より顕るる也”
とあります。
芭蕉は旅人の俳人ともいわれるように、彼の有名な句はほとんど旅吟だといわれています。それは、芭蕉が句をつくるに当たって自然と人間との間に、生かし、生かされる関係を読みとっていたということです。
吟行は句心をそそります。
本書は全国のおもな吟行地の地理・歴史・風土などに触れた近、現代俳人のすぐれた俳句を選び、それぞれの句に適切な鑑賞をつけました。また実際の句作りに役立つように、実践的な添削教室を、それに季語一覧や吟行地ガイドなど実用に供するテーマも多
く収録しました。
多くの俳句愛好者の皆様に、本書が活用されますことを心より願ってやみません。
一九九二年二月 皆川盤水
●使い方


16 類語選びの辞典
武部良明 編 400頁 4-385-14240-8 (品切)
初版は1991年7月1日、新装版は1994年9月1日刊行
ぴったりのことば選びに強くなる――文章を書く際,適切なことばが浮かばないときに役立つ。かつて刊行されていた「必携類語実用辞典」をリメイク。付録に「手紙の書き方」「文書の書き方」。「音声入り電子ブック版 三省堂 新辞書パック11 」に収録。
●この辞典の組み立て
この辞典の特色
この辞典では、意味の立場から同じような意味の語(類語)を集めた。例えば、「おとなしい」を引くと、「穏やか おっとり … 温和 温厚 …」などの語を知ることができる。したがって、手紙や文章を書いていて言葉が思い浮かばないときにこの辞典を引けば、適切な言葉を選び出すことができる。
見出し語の選択
この辞典の見出し語は、意味の立場から基本となる語を選んだ。例えば、「え」の部では「絵 柄 餌 鋭意 永遠 映画 栄華 …」などを見出し語とした。ただし、同じような意味の語が幾つかある場合には、適宜そのうちの一つを本見出しとし、他を空見出しとした。その場合、「【餌】→えさ」「【鋭意】→ねっしん」「【永遠】→いつまでも」のように示し、その本見出しが参照できるようにした。
見出し語の配列
この辞典の見出し語は、「現代かなづかい」による五十音順とした。濁音・半濁音は清音の後に、拗音(ようおん)・促音は直音の前に、外来語の長音は母音を重ねて表した位置に、それぞれ配列した。同じ音の場合には、漢語・和語・外来語の順とした。
用例の示し方
見出し語も類語も、必要に応じて用例の形で示した。その場合、見出し語「かんしん【感心】」を用いた用例は「努力に感心する」のように示し、類語のほうは「感銘〈を受ける〉」「〈努力に〉敬服する」のように〈 〉を付けて示した。
意味の示し方
必要に応じ、見出し語や類語に意味を示した。その場合、見出し語は「【区切り】 (まとまり)」のように( )で示し、類語は「千円以下(千円を含む)」のように( )に入れて示した。
同訓異字語など
「さがす」の場合に「捜す」「探す」を書き分ける同訓異字語は【捜す】… 【探す】… のように2項目に分け、その使い分けのための指針を加えた。「過程」「課程」のように書き分けの紛らわしい音読熟語(同音類義語)も、同じ扱いにした。
意味の区分け
意味の区分けが必要な場合は、一般の辞典と同じように(1) (2) で分けた。ただし、それほど大きな区分けでないものは、適宜 ▽ で区切った。
関連する事柄
見出し語と関連する事柄を掲げる場合は、#で区切った。例えば、「あいきょう【愛嬌】」の項に「愛嬌がない」を、「にがつ【二月】」の項に「節分 立春 …」を、この形で加えた。手紙用語の相手方(尊敬語)、自分側(謙譲語)の言い方などもこの扱いにした。
●見本ページ

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