書名 漢字 よみ 著者名 漢字 よみ
さらに詳しく検索

トップ・ページ  新刊・近刊
辞書  電子出版  一般書  六法・法律書  教科書  参考書  教材  品切一覧

がん告知
それからどうする
悪化するがんの治療百科 
改訂版

悪化するがんの治療百科 改訂版

幕内雅敏 監修

1,700円 A5 328頁 978-4-385-35701-0

患者と家族が一番知りたいがん治療の真実と最先端の情報、治療の選択を詳細に解説。自分が今、どのポジションにいて、これから進行するガンにどう対処していけばよいかが分かる。日本人に多い6つのガンの全過程を300項目のQ&A方式で分かりやすく解説した小百科。

1995年11月30日 初版 発行
2004年 7月15日 改訂版発行

 巻頭の言葉─改訂版刊行に向けて─
 目  次
 監修者・執筆者紹介
 内容紹介(一部)
 ホスピス・緩和ケア実践施設一覧
 見本ページ
医療・健康サイト

 病気になった時すぐ役に立つ相談窓口・患者会1000(品切)
 人気の専門外来を知るガイド
 放射線をかけると言われたら〈新版〉
 抗がんサプリメントの効果と副作用徹底検証!
 あなたのがん治療 本当に大丈夫?
 心臓突然死は救える
 睡眠時無呼吸症候群のすべて
 甲状腺がんなんて怖くない
 患者のためのがん治療事情
 続 悪化するがんの治療百科



【巻頭の言葉─改訂版刊行に向けて─】

 わが国における死亡原因のトップの座にがんがついて久しくなります。われわれはがんの発生原因や治療法の改善の研究を不眠不休の努力で続けてはおりますが、それにもかかわらずがんにより亡くなる患者さんは後を絶ちません。これからも、われわれと患者さんの長い戦いが続くことは必至の情勢です。

 本書が刊行されてからおよそ十年、がんに関する情報をインターネット等によりリアルタイムで一般の方々でも手に入れることができるようになりました。メディアも以前はタブー視していたこの疾患を、積極的に取り上げて報道するようになりました。その結果として、がんに関する情報があふれ、その中から本当に有用な情報を患者さん自身の判断で選択しなければならない状況となっています。情報の中には、あまり科学的ではないものや、患者さんの不安につけ入ったまがい物に近い内容のものも少なくありません。

 本書は、日本人に多い6つのがんの発病、再発、末期状態に至る総括的・科学的な一般向け医学書として初版刊行以降、多くの方々から支持をいただき、現在に至っております。今回の改訂では、初版刊行以後行われるようになった治療法、新しい抗がん剤、疼痛対策、ホスピスケアの進歩について加筆することにいたしました。治療の進歩は大きくてもまだこの難敵を完全に征したとはいえません。各セッションの筆者には、現在臨床の最前線にたって患者さんと悲喜を分かち合っている中堅医師があたっておりますので、Up to dateな話題の所々に幾ばくかの人情を感じていただけることもあるかと思います。

 がんの治療をこれから始めようという時、再発という事態を迎えて将来に思いを馳せる時、末期状態に至った場合の心構えを決めておこうという時に本書が何らかのお力になれるかもしれません。

 本書は改訂を進めることにより、多くの患者さんのニーズに応えたいと考えております。是非ともわれわれの元に忌憚のないご意見をお寄せください。そのようなご意見の中に、診療上重要な示唆を得ることがしばしばあるのです。

 当たり前のことですが、がんの告知から末期に至るまでの多くの問題の解決には、医者と患者さんと家族の方の密接な連携が何より大切です。本書の登場が、わが国におけるインフォームド・コンセントの普及の一助となれば大変意義深いことと考えます。

  2004年5月

東京大学医学部附属病院
外科教授
幕内雅敏

このページのトップへ



●監修者・執筆者紹介

【監修】

幕内雅敏

東京大学医学部附属病院 外科教授
〈職歴〉
昭和63年4月 国立がんセンター病院外来部外科医長
   〃    東京大学医科学研究所講師併任
平成元年4月 国立がんセンター病院手術部長
平成2年4月 信州大学医学部第一外科教授
平成6年10月 東京大学医学部第二外科教授
平成9年4月 東京大学医学系大学院肝胆膵外科、人工臓器移植外科教授、現在に至る

〈著書〉
「肝臓外科の要点と盲点」
(編集:幕内雅敏,高山忠利/文光堂,東京,1998.10.)
“Pitfalls and Complications in the Diagnosis and Management of Hepatobiliary and Pancreatic Diseases”
(Eds: N.J.Lygidakis,M.Makuuchi / Georg Thieme Verlag, Stuttgart, New York, 1993.11.)
“Medical Intelligence Unit Novel Regional Therapies for Liver Tumors”
(Eds: Seiji Kawasaki, Masatoshi Makuuchi / R.G.Landes Company, Austin, Texas, 1995.7.)

執筆者紹介(アイウエオ順)

後小路世士夫

東京共済病院消化器外科部長/専門・消化管悪性腫瘍。特に下部消化管の内視鏡治療、外科手術治療/一言・医者選びのポイントは会話のできる人間かどうかです。最低限の礼節をわきまえるなら腕もピカイチでしょう。

川越 厚

ホームケアクリニック川越 院長/専門・婦人科腫瘍学、在宅ホスピスケア/一言・「がんは治らない」と宣告されたとしても、医療から見放されたわけでは決してありません。死の瞬間までの短くて大切な時を、患者さんと家族の方々が納得して安楽に過ごせるような援助、これが在宅ホスピスケアの目ざすものです。

川端英孝

JR東京総合病院外科医長/専門・乳がんの診断と抗がん剤治療/一言・診断では1回の受診ですべての検査が終了し、結果の説明が受けられるシステムの確立に力を入れています。

國土典宏

東大病院肝胆膵外科助教授/専門・肝胆膵のがんに対する外科治療が専門。肝がんや肝硬変に合併する食道静脈瘤の診療にも詳しい/一言・肝がんは再発や第2のがんの発生しやすいがんですが、それぞれの状況に応じた治療法を選択することによって、患者さんが仕事や家庭生活を続けることができるよう努力しています。

佐野 武

国立がんセンター中央病院外科医長/専門・消化器外科、特に胃がんの外科/一言・交通事故や心筋梗塞で突然命を落とす無念さに比べると、がんはじっくりと自分を見つめる時間を与えてくれます。

谷 荘吉

医療法人社団林山朝日診療所(梁勝則理事長)のはやしやまクリニック・有床診療所・希望の家(ホスピス)院長。喜多病院・緩和ケア病棟顧問医/専門・プライマリーケア・ホスピスケア/一言・絶体絶命の危機における死別の悲しみをどのように受け止めることが出来るか、それがホスピスケアの大切な課題だと考えております。

中川恵一

東大病院放射線科助教授・緩和ケア診療部部長/専門・がんの放射線治療、放射線腫瘍学・緩和医療/一言・臓器をとることなくがんを治すことを目標にしています。放射線をがんに集中させて、副作用を出さない技術には自信があります。緩和ケアにも積極的にとりくんでいます。

中川 健

(財)癌研究会附属病院副院長・呼吸器外科部長/専門・呼吸器疾患とくに悪性腫瘍の外科療法が専門。従来手術の非適応とされた進行肺がんに対する拡大手術にとり組む一方、負担の軽い縮小手術の道も研究中。肺転移に対する外科療法も積極的にとり組んでおり、多数の治癒例を経験しています。/一言・がんは適切な治療により、治り得る時代になって来ました。がんになっても悲観しないで、がんと闘い克服する強い気持ちを持って下さい。

中川俊介

東大病院産婦人科助手/専門・婦人科領域のがんが専門。特にパピローマウイルスによる発がんを専門としています。

南雲吉則

ナグモクリニック総院長、東京慈恵会医科大学外科学講座非常勤講師/専門・乳房の美容・再建手術/一言・乳がんの治療において、根治性が第一に考慮されることは当然ですが、美容に対する配慮のなさから、再建や温存への道がとざされることがあってはならないと思います。

橋本雅司

虎の門病院消化器外科医長/専門・消化器外科、特に肝臓・胆嚢・膵臓のがん治療/一言・肝胆膵のがんは一筋縄にはいかないがんが殆どです。一人一人の患者さんそれぞれにベストの手助けをと考えています。

馬場紀行

東京共済病院乳腺外科部長/専門・乳がんの診断と治療全般、特にバランスのとれた集学的治療の開拓/一言・ウエットな言い方ですが、自分や身近の人間が病気になった時にどのようなことをしてもらいたいか、常に考えています。

平賀一陽

国立がんセンター中央病院 特殊病棟部長/専門・がん患者の麻酔、痛みの治療/一言・痛みの治療の基本は、自分の痛みを医師に伝えて、説明を受けて治療してもらうこと、そして治療効果についても伝えることです。要するに遠慮してはいけないのです。

横田治重

埼玉県立がんセンター婦人科科長/専門・婦人科領域のがん(子宮頚がん・子宮体がん・卵巣がん)治療/一言・がんの治療は、うまくいかないことも多く、各患者さんの抱える身体的・心理的・社会的問題点は多様です。人生の終末期をよりよく過ごすため、医師として最大限の援助を、と努力しています。

吉川裕之

筑波大学附属病院産婦人科教授/専門・主な基礎研究テーマは子宮頚がんのウイルス発がんですが、臨床では子宮頚がん、子宮体がん・卵巣がんのリンパ節転移の手術療法、卵巣がんの化学療法、広汎性子宮全摘出術における自律神経温存などを中心に婦人科悪性腫瘍の治療全般を対象としています。/一言・強力な集学的治療は告知なしでは完遂することはできません。患者さんが家族や医師・看護師とがんについて十分に話ができることが大切と考えています。

吉田和彦

東京慈恵会医科大学外科学講座助教授/専門・腫瘍外科、内視鏡手術/一言・乳がんの予後は一般的には良好ですが、質の高い治療を受けるには充分なインフォームド・コンセントを得ることが不可欠です。真実を知ることへの不安は大きいとは思いますが、現実に立ち向かうことにより、やさしさ、勇気、そして希望を持ちながら尊厳ある生を勝ちとることができます。

このページのトップへ



●目  次

第1章 がんとは?──きちんと病気を知って治療にのぞむために

人はなぜがんになるのですか? 4
がんを予防するには? 5
がんを早期発見するためには? 7
がん治療に関する情報を集めたいあなたに 8

第2章 がんの発見──初回治療の全て

あなたのがんが発見されたときの心構え 12
信頼できる医師 13
手術に関する説明 14
治療に要する費用について─2004年現在─ 15

●乳がん
乳がんとはどのような性質のがんなのでしょうか? 20
乳がんの兆候にはどのようなものがありますか? 21
乳がんの手術をするために必要な検査とは? 22
細胞診と生検について教えて下さい 23
乳がんのステージ(臨床病期)について教えてください 24
乳がんとセカンドオピニオン 26
女性特有の乳がんの悩み 29
乳がんの自己検診法について 30
乳がんとまちがいやすい病気 30
乳がんの手術方法にはどのようなものがありますか? 31
乳がんの手術後の合併症にはどのようなものがありますか? 33
乳がんの手術後の過ごし方について 34
乳がんの手術後の妊娠の可否について 34
乳がんの抗がん剤治療について 35
乳がんの放射線治療について 35
乳がんのホルモン療法について教えて下さい 36
乳房の再建手術について教えてください 36
退院後の検査にはどのようなものがありますか? 38
退院後どのようなことに気をつけたらよいですか? 39

●胃がん
胃がんとはどのような性質のがんなのでしょうか? 44
胃がんの兆候にはどのようなものがありますか? 45
手術前の検査はどのようなことをするのですか? 47
胃がんのステージ(臨床病期)確定について教えて下さい 48
胃がんの手術の方法を具体的に教えて下さい。複数の選択肢があるかどうかも教えて下さい 49
内視鏡を用いてがんを切除する方法もあると聞いたのですが? 50
懸念される合併症や後遺症はありますか?ダンピング症候群とは?51
胃がんの抗がん剤治療について 52
胃がんの放射線治療について 52
手術後の食事のとり方で注意することは? 52
退院後の生活で心がけることは? 通院のしかたと検査の内容は?54

●大腸がん
大腸がんとはどのような性質のがんなのでしょうか? 結腸がんと直腸がんの違いについても教えてください 58
大腸がんの兆候にはどのようなものがありますか? 59
手術前の検査はどのようなことをするのですか? 60
大腸がんのステージ(臨床病期)確定について教えてください 62
大腸がんの手術の方法を具体的に教えてください。複数の方法的選択肢があるかどうかも教えてください 64
内視鏡の手術で早期の大腸がんを切除する方法もあるのでしょうか? 66
大腸がんで温存的な縮小手術はできますか? 人工肛門にならずにすむ手術もあると聞きましたが? 67
大腸がんの手術の後に懸念される合併症や後遺症はありますか? 68
大腸がんの手術後の性生活で注意すべき点とは? 68
大腸がんの抗がん剤治療について 69
大腸がんの放射線治療について 70
退院後の生活で心がけることは? 通院の仕方と検査の内容は? 70
大腸のポリープとがんとはどう違うのでしょうか? 71

●肺がん
肺がんとはどのような性質のがんなのでしょうか? 扁平上皮がん、腺がん、小細胞がん、大細胞がんとは、それぞれどのようながんですか? 76
肺がんの兆候にはどのようなものがありますか? 78
肺がんの手術前の検査はどのようなことをするのですか? 79
肺がんのステージ(臨床病期)確定について教えて下さい 81
肺がんの手術の方法を具体的に教えて下さい。どこまで切除するのか、縫い合わせるのか、複数の選択肢があるかどうかも教えて下さい 81
最新の手術方法と安全率は? 83
温存的な縮小手術はできますか? 84
手術後に懸念される合併症や後遺症はありますか? 排尿障害や便意について教えて下さい 85
肺がんの抗がん剤治療について 86
肺がんの放射線治療について 86
レーザー療法について教えて下さい 87
退院後の生活で心がけることは? 退院後の通院の仕方と検査の内容は? 87

●肝臓がん
肝臓がんとはどのような性質のがんなのでしょうか? 92
肝臓がんの兆候にはどのようなものがありますか? 93
肝臓がんの手術前の検査はどのようなことをするのですか? 94
肝臓がんのステージ(臨床病期)確定について教えてください 98
B型肝炎・C型肝炎と肝臓がんの関係は? 99
肝臓がんの治療法にはどのようなものがありますか? 99
肝臓がんの手術の方法を具体的に教えてください 100
手術後の一般的な経過について教えてください 101
手術の危険性や合併症について教えてください 102
手術をしない場合の治療方法を教えてください─肝動脈塞栓療法、エタノール注入療法などについても 103
最新の手術方法と安全率は? 104
肝臓がんの抗がん剤治療について 105
肝臓がんの放射線治療について 105
退院後の通院の仕方と検査の内容は? 106
退院後の生活で心掛けることは? 106

●子宮頚がん
子宮頚がんとはどのような性質のがんなのでしょうか? 110
子宮頚がんの兆候にはどのようなものがありますか? 110
子宮頚がんの手術前の検査はどのようなことをするのですか? 111
子宮頚がんのステージ(臨床病期)確定について教えてください 112
子宮をとらないで治す方法もあると聞きましたが、円錐切除術について教えてください 113
子宮頚がんの手術の方法を教えてください。どこまで切除するのか、複数の方法的選択肢があるかどうかも教えてください 115
懸念される副作用や後遺症はありますか? 排尿障害についても教えてください 116
レーザー療法について教えてください 117
手術後の性生活で気をつけるべき点とは? 118
子宮頚がんの抗がん剤治療について 119
子宮頚がんの放射線治療について 119
退院後の生活で心がけることとは? 退院後の通院の仕方と検査の内容は? 119

第3章 抗がん剤治療とあなた

なぜ抗がん剤治療はがんに効くのですか? 122
抗がん剤治療の方法について教えてください 123
抗がん剤治療の副作用にはどのようなものがありますか? また、その対策を教えてください 124
抗がん剤治療はどの程度効果があるのですか? その具体的なデータを教えてください 127
白血球が下がった時の対処について教えてください 129
抗がん剤の副作用で脱毛すると言われたのですがどうすればよいですか? 129
乳がんの抗がん剤治療について具体的に教えてください 130
胃がんの抗がん剤治療について具体的に教えてください 131
大腸がんの抗がん剤治療について具体的に教えてください 132
肺がんの抗がん剤治療について具体的に教えてください 133
肝臓がんの抗がん剤治療について具体的に教えてください 134
子宮頚がんの抗がん剤治療について具体的に教えてください 135

第4章 放射線治療とあなた

放射線治療の方法について教えてください 138
なぜ放射線はがんに効くのですか? 139
放射線治療を受ける時に注意すべきことは? 141
毎日、放射線科に通うように言われましたがどうしてですか? 143
放射線の機械について教えてください 144
放射線の副作用にはどのようなものがありますか? 145
吐き気や食欲不振に対策はあるのでしょうか? 147
放射線をかけると脱毛が起こりますか? その対策は? 148
放射線が効くがんと効かないがんがあるのでしょうか? 149
温熱療法とは何ですか? 150
乳がんの放射線治療について具体的に教えてください 152
胃がんの放射線治療について具体的に教えてください 153
大腸がんの放射線治療について具体的に教えてください 154
肺がんの放射線治療について具体的に教えてください 154
肝臓がんの放射線治療について具体的に教えてください 155
子宮頚がんの放射線治療について具体的に教えてください 156

第5章 がんの延命治療最前線

乳がんの延命治療最前線 158
胃がんの延命治療最前線 159
大腸がんの延命治療最前線 161
肺がんの延命治療最前線 163
肝臓がんの延命治療最前線 164
子宮頚がんの延命治療最前線 165

第6章 がんが再発したとき──症状と治療の全て

〈表〉再発・転移後の主な治療 168
あなたのがんが再発したときの心構え 170
再発した患者さんを家族にかかえたら 171
再発とは何ですか? 173
再発の場合には、どのような検査が必要になりますか? 174
腫瘍マーカーの見方について教えてください 175

●乳がん
乳がんはどこに再発しますか? 176
乳がんが再発したらどのような治療を受けるのですか? 177
乳がんが再発したとき、どのような場合は手術をし、どのような場合は手術をしないのですか? 178
乳がんが再発したとき、手術をする、しないは体力とか年齢との兼ね合いもありますか? 179
乳がん再発時の抗がん剤治療はどの程度効きますか? 179
乳がん再発時の放射線治療はどの程度効きますか? 180

●胃がん
胃がんはどこに再発するのですか? その兆候と症状は? 181
再発の場合、どのようなケースは手術をし、どのような場合はしない方がいいのでしょう? 体力とか年齢との兼ね合いもありますか? 182
胃がんが再発して手術した場合の延命率について 183
胃がんの再発で手術しない場合、抗がん剤はどの程度効きますか?183
胃がん再発時の放射線治療はどの程度効きますか? 184

●大腸がん
大腸がんはどこに再発しますか? その兆候と症状は? 185
再発の場合、どのようなケースは手術をし、どのような場合はしない方がいいのでしょう? 186
大腸がんが再発して手術した場合の延命率はどのくらい? 187
手術しない場合は、どういう治療法になるのでしょうか? 187
大腸がん再発時の抗がん剤治療はどの程度効きますか? 188
大腸がん再発時の放射線治療はどの程度効きますか? 189

●肺がん
肺がんはどこに再発するのですか? その兆候と症状は? 190
再発の場合、どのようなケースは手術をし、どのような場合はしない方がいいのでしょう? 体力とか年齢の兼ね合いもありますか?191
肺がんが再発して手術した場合の延命率について教えてください 192
再発したが手術しない場合は、どういう治療方法になるのでしょうか? 192
再手術時の危険率や手術後の死亡率について教えてください 193
肺がん再発時の抗がん剤治療はどの程度効きますか? 193
肺がん再発時の放射線治療はどの程度効きますか? 194

●肝臓がん
肝臓がんはどこに再発するのですか? その兆候と症状とは? 195
肝臓がんの再発の場合、どのようなケースは手術をし、どのような場合はしない方がいいのでしょうか? 196
肝臓がんが再発して手術した場合の延命率について教えてください197
手術しない場合は、どういう治療法になるのでしょうか? 198
肝臓がん再発時の抗がん剤治療はどの程度効きますか? 198
肝臓がん再発時の放射線治療はどの程度効きますか? 199

●子宮頚がん
子宮頚がんはどこに再発するのですか? その症状は? 200
再発の場合、どのようなケースは手術をし、どのような場合はしない方がいいのでしょう? 203
再発した場合の延命率について教えてください 206
子宮頚がん再発時の抗がん剤治療はどの程度効きますか? 207
子宮頚がん再発時の放射線治療はどの程度効きますか? 210

第7章 転移臓器別の治療の全て

肺転移したときの症状は? その後の平均的な生存期間は? 212
肺転移の治療方法について 212
骨転移したときの症状とは? また平均生存期間は? 213
骨転移の治療法について教えてください 214
肝転移したときの症状は? 215
肝転移の治療法について教えてください 215
肝転移したときの平均的な生存期間は? 216
脳転移したときの症状とは? 217
脳転移の治療法について教えてください 217
リンパ節転移したときの症状とその治療 218
腹水が出たときの症状とその治療 220
胸水とは? 平均的な生存期間は? 221
胸水の治療方法とは? 222
腸閉塞とその治療方法 222

第8章 がんの痛みをとる治療のすべて

がんが進行すると、どういう痛みが出るのでしょうか? また、それはどうして起こるのですか? 226
がんが進行すると、必ず痛みは出るのですか? また、進行したがんの痛みでもとることはできるのですか? 226
痛みを取り除く方法にはどんなものがありますか? 227
WHOの癌疼痛治療法とは? 228
鎮痛に使われるアスピリン・コデイン・レペタンという薬について教えてください 228
モルヒネはどのように使われるのですか? 229
モルヒネは癖になったりしないのでしょうか? 231
モルヒネは副作用はないのでしょうか? 吐き気、便秘、幻覚について 232
痛みをとる放射線治療について教えてください 233
硬膜外麻酔とは? 234
神経ブロックとは? 235
モルヒネ以外の鎮痛薬にはどんなものがありますか? 236

第9章 がんとともに生きる

がんの進行とともに 238
"そのとき" に備えて 239
小康状態は治癒に向かっているということなのでしょうか? 240
食事について気をつけることはありますか? 240
がんであっても仕事・趣味・旅行などを続けることは可能でしょうか 241
抗がん剤はいつまで続ければいいのですか? 242
余命何か月(何年)というのは、どういう判断基準から出てきている言い方なのですか? 243
口から食事をとることができなくなったらどうするのですか? 244
進行がんに伴う合併症にはどのようなものがありますか? また、症状の急変とは? 245
がんの進行とともに出てきた症状─便秘・下痢・高熱・咳・浮腫─について教えてください 245
民間療法は効きませんか? 247
どの段階で入院すべきでしょうか? 248
がんの進行によって現れる全身症状(悪液質)について 248
末期がんの症状コントロールについて教えてください 249

第10章 人はなぜがんで死ぬのか?──症状コントロールの全て

あと3カ月の命と知ったらどのように生きますか? 252
呼吸困難で死ぬ場合 253
呼吸困難の場合にはどのような症状コントロールがなされるのでしょうか? 254
肺炎で死ぬ場合 255
肺炎の時にはどのような症状コントロールがなされるのでしょうか?255
肝不全で死ぬ場合 256
脳転移による死 257
脳転移の場合の症状コントロールとは? 258
感染症で死ぬ場合とその症状コントロール 259
栄養不良で死ぬ場合とその症状コントロール 260
点滴で体に入れる輸液とは? 261
IVH(中心静脈栄養)とは? 262
呼吸不全とは何ですか? 264
死の間際にはどのくらい苦しみますか? 264
気管切開と気管内挿管とは? 265
末期がんにおける心肺蘇生術をどう考えればよいのでしょう? 266
死亡時の医者の判断チェック事項とは? 269
死体の処理はどの様に行われますか? 270

第11章 「家で死にたい」患者の夢をかなえるには?──在宅ホスピスケアのすすめ

どうして、在宅死がよいのでしょう? 272
がんの患者さんは、どうして自宅で最期を迎えることができなくなったのでしょう? 273
がん患者が在宅死すれば、それだけで「在宅ホスピスケア」というのですか? 274
在宅ホスピスケアを行っている医療機関とは、どのような条件を満たしているのですか? 274
いつから、在宅ホスピスケアを始めればよいのですか? 275
始めるときに、どのような準備が必要ですか? 276
在宅でホスピスケアを受けるため、家族はどのような条件を満たす必要がありますか? 278
患者の苦しみは、どのようにとることが可能ですか? 279
家では痛みのために、のたうちまわるようなことはありませんか? 280
家では、点滴はどうするのですか? 281
がんの種類によって、ケアの難しさはありませんか? 282
在宅ホスピスケアを受ける時、告知の問題はどうなるのですか? 283
在宅ホスピスケアは、いつまで受けることができるのですか? 284
家での看取りが難しいのは、どのような場合ですか? 285
死はどのように訪れて、いつ死んだと判断すればよいのでしょうか?287

第12章 全国のホスピス・緩和ケア病棟ガイド

ホスピスには、どのような病状になったら入れますか? 290
「緩和ケア病棟」といわれている施設はホスピスとどう違うのですか?292
本人ががんの病名を告知されていないと、ホスピスには入れてもらえませんか? 292
ホスピスに入院してから、病状が良くなって、在宅ケアに移行したくなった場合に、退院できますか? 293
ホスピスでは、がんの治療は一切受けられなくなりますか? 294
救命、蘇生などの処置はどうなりますか? 295
ホスピスでは、どんな民間療法でも受けられますか? 295
ホスピスでは、どんな心身のケアが受けられますか? 一般病院とは、どのような違いがありますか? 296
がんの痛みは、完全にとって貰えるのでしょうか? 297
痛みをとるために、モルヒネが使われるそうですが、危険ではありませんか? 297
家族は部屋で付き添えるのでしょうか? 298
宗教的なケアはどのようになされていますか? 299
死を迎える準備として必要な事柄を教えてください 300
全国のホスピスと緩和ケアについての情報を紹介してください 301

〈表〉ホスピス・緩和ケア実践施設一覧 302
【索引】
【著者紹介】

このページのトップへ



●内容紹介(一部)

第2章 がんの発見──初回治療の全て

■ あなたのがんが発見されたときの心構え ■

 もしも、あなたががんであると診断された時にまず大切なことは、この病気自体、そして最新の治療の実状について知ることです。もちろん、短い時間に完全な理解は難しいかもしれませんが、病気についての正しい理解は将来に対する不必要な不安を鎮め、自分に最もふさわしい病院や主治医、そして治療法を選択する余裕を生むことでしょう。最近、わが国においてもがんについての関心が高まり、本書を含む多くの啓発書が一般書店で手に入るようになりました。また、あなたより先にがんと診断され、治療を受けた先輩患者さんたちがグループや患者会を作って、これから治療を受けようとしている患者さんたちにいろいろな情報を提供しています。迷わずに相談することをお勧めいたします。

 最近の外科手術は可能な部位では縮小化の傾向も盛んで、昔に比べると、入院はさほど長期にわたることはありません。抗がん剤治療や放射線治療も基本的には通院で可能です。しかしいったん治療を始めてからは、できるだけ自分自身のことに専念できる余裕があったほうが精神的には楽なのではないかと思います。そのためにも治療を始める前に十分な準備をしておくべきだと思います。特に職業をお持ちの患者さんはこの点に留意しておく必要があります。専門医の多くは、患者さんが発病するまで続けてきた職業やスポーツなどの趣味は、手術後の一定期間を除けばやめる必要はないと考えています。早急な判断は全てを失う危険をはらんでいます。よく主治医と相談して治療のスケジュールを決めましょう。

 本章においては、日本人にとても多いがん─乳がん・胃がん・大腸がん・肺がん・肝臓がん・子宮頚がんの発見と初回治療に関して最低限知っておくべきことがらが、質問形式でまとめられています。さっと目を通していただくだけでも、がんに関する一応の知識が身に付くように工夫して執筆いたしました。これからがんの治療を受けようとしている患者さんばかりでなく、現在健康であってもがんに関していろいろ知っておきたいという一般の方々にも読んでいただきたいと思います。

■ 信頼できる医師 ■

 世の中には自称、他称を含めて "名医" といわれる医者がたくさんいます。そのような評判の医者に紹介されたとして、果たして本当に信頼できる人物であるのか不安になることもあるだろうと思います。しかし一般の患者さんには、名医の実際の人物像に関する情報はなかなか手に入るものではありません。そこで私の経験から、これなら信頼しても大丈夫と判断するための情報の入手法についてお話ししたいと思います。

 大学病院やがん治療の専門施設は物的にも人的にも資産が豊富で、一般的な規模の病院では難しい高度医療や人手を要する治療が可能です。例外もありますが、治療成績は平均的なレベル以上のものを期待できるでしょう。しかし膨大な数の患者さんをこなさねばならないために、どうしても一人一人の患者さんに割り当てることのできる時間は少なくならざるをえません。また、将来のがん治療の進歩に寄与するために、患者さんからいろいろなデータを集めようとして検査が多くなりがちなことや、しばしば治験に関係した治療への協力を要請されることはやむをえない点だといえます。このような施設で治療を受けようと思っている患者さんは、これらのことを予め理解しておく必要があると思います。一人の患者さんに沢山の医者がかかわるために、時として "集団無責任体制" に陥る危険があります。再発や終末治療に関しては期待すべきではありません。このような施設においては臨床医としての力量に個人差が大きく、一般の患者さんにはなかなか実態がつかみにくいと思います。やはりそうなると、一番頼りになるのは、診療の実状を熟知している身近な人々の評価でしょう。施設のスタッフやその家族の治療を委ねられている医者なら、まず信頼しても大丈夫だと思われます。

 また何も有名な病院だけではなく、地道に地域医療に徹しながら丁寧に患者さんを診療している医者が結構います。高度にシステム化された専門的治療(それは必ずしもがんの完全治癒をお約束するものではありません!)のクールさとは対極をなしますが、これらの一見前時代的な医者の評判が必ずしも悪くないのはどうしてでしょうか。それは、大学病院やがん専門施設から見捨てられた患者さんたちの終末医療を担ってきたのは、これらの地域医療家たちだからです。いざというときのことを考えると、いつでも面倒を見てくれる町中の医者に渡りをつけておくのも一法です。

第3章 抗がん剤治療とあなた

なぜ抗がん剤治療はがんに効くのですか?

 抗がん剤はそもそも毒ガス研究からスタートしています。こうした毒物のなかに、正常な細胞以上にがん細胞に対し効果をもつものがあり注目されたわけです。もちろん、現在では薬剤も進化しいろいろなものがあります。

 抗がん剤のほとんどは、細胞の増殖と腫瘍の増大を抑えるものです。そしてできるだけ、がん細胞に効果があり、正常細胞への影響が少ない薬剤が求められます。しかしながら、こうした薬剤がなぜ有効か、本当のところ一部を除きわかっていません。

 また、がんに有効な薬剤があるとして、それによりがんが治るためには、

a がん細胞が全て同じように薬剤に感受性があること。
b がん組織の血流が豊富で、薬剤が全てのがん細胞に到達できること。
c 治療中に薬剤への感受性が変化しないこと。

 のような条件が必要です。事実、急性白血病、悪性リンパ腫、小児のがんなどは抗がん剤治療だけで完治する場合が多くみられます。

 しかしながら、多くのがんでは診断がつく頃には、細胞増殖をしているのはごく一部で、大部分のがん細胞は休眠しているため、抗がん剤の効果があまりありません。このため抗がん剤だけでがんを治すことは困難となっています。そこで、手術や放射線により主病巣を治療することで微小な転移巣が増殖を始め、抗がん剤を併用することで完治できる場合があります。これが手術後に行う抗がん剤治療の理論的な根拠で、乳がん、卵巣がん、肺の小細胞がんなどではこうした治療法の有効性が確認されています。しかし、全身再発を起こした場合は、抗がん剤で延命効果はみられても、完治することは稀です。

このページのトップへ



●見本ページ

見本ページ

このページのトップへ
トップページへのアイコン




Copyright (C) 2014 by SANSEIDO Co., Ltd. Tokyo Japan