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  明るいがん治療 切らずにピンポイント照射


明るいがん治療

植松 稔 編著

1,500円 四六判 272頁 978-4-385-36133-8

著者は米国のがんの教科書にも掲載された「早期肺がんを切らずに治す三次元ピンポイント照射」の創始者。肺がん以外にも有効なこの世界最先端の治療で切らずに治したがんの実例写真集と解説、患者の手記も収録。

2003年9月20日 発行

編著者紹介  まえがきに代えて  目次  フォーカル・ユニット  見本ページ   治療前→治療後の写真 

読者からのお手紙 
読者カード(最終更新日2006.2.9)


『明るいがん治療 2 身体に優しいピンポイント照射』
『明るいがん治療 3 「明るいがん講座」30話』

 医療・健康サイト 新・抗がん剤の副作用がわかる本 データで見る 抗がん剤のやめ方始め方 再発・転移の話をしよう 再発後を生きる 乳ガン治療・あなたの選択




■UMSオンコロジークリニック
  *2014年10月より、名称、連絡先が変更(旧:UASオンコロジーセンター)

植松医師が開発した「四次元ピンポイント放射線治療」が種々のがんに対して実行可能となった世界でも初めての病院です。
三次元ピンポイント照射を行う場合でも、従来よりはるかに精密な治療が可能です。
植松医師は、鹿児島と東京で乳がん、前立腺がん、肺がん、肝臓がん、膀胱がん、腎臓がん、脳転移、悪性リンパ腫などに関するセカンドオピニオンを主体とした窓口をつくり、患者さんからの相談を受けています。

★申込電話は 099-298-9217(〒892-0841 鹿児島市照国町 13-37)
なお、診療方法や最新データについては、UMSオンコロジークリニックのHP を参照してください。



編集担当者からのお知らせ

―――――――――――――――――――――――――
2006.11.15にNHKテレビ、朝の「生活ほっとモーニング」で放映された「がんの放射線治療」が、2007年3月20日(火)8:35〜9:25、アンコール放送されました。(2007.3.20)

―――――――――――――――――――――――――
『読売ウィークリー 臨時増刊号』『病院の実力。2007』にて、「高度先端医療と実績のある病院」の「特集1」のひとつとして、「スーパー・フォーカル・ユニット」が紹介されています。 (⇒ 記事の一部

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植松稔先生がNHKテレビ、15日朝の「生活ほっとモーニング」の「がんの放射線治療」で、「最先端の肺がんの三次元ピンポイント照射(定位照射)の開拓者」として紹介されました。本書も「がんを切らずに治す放射線治療の本」として背表紙が写され、この本を読んで放射線治療を受けた患者さんが紹介されました。(2006.11.16)



 ●編著者紹介

著者の写真

植松 稔(うえまつ・みのる)

UASオンコロジーセンター院長。1956年生まれ。1982年、滋賀医科大学卒・慶応義塾大学放射線科入局。1984年、慶応義塾大学放射線科助手。1990年、ハーバード大学放射線腫瘍学科留学。1992年、防衛医科大学校放射線科講師・慶応義塾大学非常勤講師。1994年、CTガイドの三次元ピンポイント照射を開始。2002年、四次元ピンポイント照射を開始。放射線科専門医・乳癌学会専門医・放射線腫瘍学会認定医。米国放射線腫瘍学会(ASTRO)正会員・米国臨床腫瘍学会(ASCO)正会員。

1994年、独創的なフォーカル・ユニット(X線+CT+リニアック)で三次元ピンポイント照射を開始。「早期肺がんにはもう手術は不要」というほどの実績をあげ、「がんなら手術」という常識に意識変革をもたらした。安全で確実にがんを狙い撃ちする治療法で、大きな脳転移や肝転移、大きな乳がん、手術不能の子宮頸がん、巨大な悪性リンパ腫、日によって位置が動く前立腺がん等々も「切らずに治す」。患者の体と心に負担が少ない、より楽ながん治療を追求し、2002年には世界初の四次元ピンポイント照射(がんを追跡照射)を開始。防衛医大、慶応大学病院での外来診療を経て、06年8月からはUASオンコロジーセンター(鹿児島市)のセンター長としてがんの診療を続けている。



 ●まえがきに代えて…がんはほんとにいろいろです

 私が医学部の6年生のとき、がんが日本人の死亡原因の第1位になりました。

 以来20年以上、その状態が続いています。治るがんが増えているのにがん死亡数が減らないのは、がんの発生数が増加しているからです。がんが減らないのなら、一人ひとりの患者さんの心と体の苦痛を減らすことに専念するしかありません。その最良の方法は、体に負担の少ない楽な治療でがんを治すことです。

 私は放射線治療医ですが、放射線治療は手術と比べれば身体的にずっと楽な治療です。いろいろながんが案外楽な治療で治っていると分かれば、がんに対する気持ちも少し楽になるでしょう。実例をあげてその事実を示し、皆が暗いイメージをもっている放射線治療が、実はとんでもなく明るいがん治療に変貌していることをご紹介するのが、本書の主目的です。

 また、がんはしばしば痛みなどの苦痛を伴います。しかし、がんによる苦痛は、多くの場合、負担の少ない方法で対処できます。苦痛が解消できると分かれば、必要以上にがんを恐れることもなくなり、漠然とした不安感も減るはずです。

 がんは慢性疾患のひとつです。がんと診断されるよりずっと昔から、知らないうちに体の中でつき合わされてきたのです。もちろん、歓迎などできません。できるだけ上手に(楽に)、しかも、きっちりと絶縁したいところです。けれども、もしそれがどうしてもできない場合には、がんとうまくつき合うことも大切です。がんを治す、がんとうまくつき合う、その両方に放射線治療は役に立ちます。

 少し前まで、社会の認識は「がん=不治の病」でした。また、がんが転移した患者さんは苦しみながら短期間で亡くなってしまう、という先入感をもつ方が多いと思います。けれども、がん治療医として20年あまりの間に1万人以上の患者さんを診てきた私の印象はまるでちがいます。がんとは、ひとくくりになどとてもできない、多様な疾患群の総称です。

 早期がんとして発見され、手術を受けたのに、1年以内に全身転移が広がって亡くなられる方もいます。お気の毒ですし、タチの悪い病気だと思います。一方、はじめから転移のある4期で見つかったのに、5年たっても元気でいる患者さんもいます。分裂速度の遅いがんでは、転移があるのに何年も元気にしている患者さんは珍しくありません。

 一人ひとりのがんについては、がん細胞の分裂の速さ、浸潤や転移の度合い、患者さんの年齢や全身状態、選んだ治療法の適切さや身体的負担の強弱、などの要素が絡み合って、がんの経過と結果が決まります。簡単に治る人もいれば、がんばっても治らない人もいます。がんの臨床経過がみな異なるのは、一人ひとりの人生が異なるのにも似ています。がん治療の選択も従来の画一的な常識にとらわれない柔軟な発想を心がけましょう。

 がんの中には放射線治療で根治するものがたくさんあります。けれども、わが国では、それが一般の方へ伝わっていません。放射線治療は、がん治療の三本柱のひとつとされながら、手術や抗がん剤治療と比べて、圧倒的に情報量が少なかったと思います。先進国では常識的とされる放射線治療でよく治るがんについても、日本では手術が優先されています。

 本書では、日本ではあまり知られてこなかった放射線治療の本当の役割や有効性を分かりやすく説明し、さらに私がこの10年間ほどの間に開発した新しいがんの治療法(CTガイドの三次元ピンポイント照射)を紹介します。ひとことで言えば、がんをメスなしに治してしまう治療です。この治療法は、すでに世界的ながんの教科書にも掲載されています。いずれ10年もすれば世界の標準治療になるでしょう。この治療法を選択する患者さんが増えれば、もっと早くに標準治療になるかもしれません。

 第1章「切る前に」では、ひと目で分かるように、放射線「治療前」「治療後」の写真を並べました。第2章でも、患者さんに役立てて頂くために、実例を示し、できるだけ易しい解説を心がけました。しかし、その内容は世界のがん専門誌や学会報告のレベルとお考えください。

 また実際に私の治療を受けられた患者さんの印象や感想も、第3章に手記としてたくさん寄せて頂きました。これも、治療法に迷っておられる方には大変参考になると思います。

 ひとたびがんと診断されると、それぞれの患者さんは、自分にとって最良の治療方法は何か、これからどうすべきなのか、医師や家族に相談しながら悩み考えることでしょう。さらに最近は、いろいろながん治療医の意見(セカンド・オピニオン、サード・オピニオン)を求める、積極的な患者さんも増えてきました。たいへん良いことです。がんの治療法の決定は、人生のいくつかの重大決定事項のうちでも、とても大きいものです。できる限り正しい情報を集めてから判断し、後悔しないようにしたいものです。「がんだからすぐ手術」と言われても、切る前によく考えましょう。放射線治療医にセカンド・オピニオンを求めるのもいいでしょう。

 本書を読んで、「自分のがんには放射線治療が良いかもしれない」と考えた方は、放射線治療医の外来を訪ねて、相談してみることをおすすめします。皆さんが外科手術を受けるかどうか考えるとき、その説明は、内科医でも放射線科医でもなく、担当の外科医から聞くはずです。それと同じことで、放射線治療が本当に役に立ちそうかどうかは、放射線治療医にしか説明できないのです。そして、今日の放射線治療は皆さんのイメージとは良い意味で大きくかけ離れているはずです。

 それでは、明るいがん治療の数々をご紹介いたしましょう。



 ●目  次

まえがきに代えて……がんはほんとにいろいろです

第1章●切る前に(治療前治療後のCT写真集)

【1】〜【6】肺がん
【7】〜【10】脳腫瘍(脳転移)
【11】〜【16】悪性リンパ腫
【17】〜【19】乳がん
【20】〜【22】前立腺がん
【23】〜【25】肝臓がん
【26】喉頭がん(声門がん)
【27】食道がん
【28】子宮頸がん

第2章●切らずにピンポイント照射

早期肺がんを切らずに治す(肺野型肺がん)
早期肺がんを切らずに治す(肺門型扁平上皮がん)
フォーカル・ユニットによる三次元ピンポイント照射の実際
ガンマナイフの限界を超えた大きな脳転移を切らずに治す
縦隔の巨大な悪性リンパ腫を放射線治療主体で治す
乳がんをまったく切らずに治す(手術なしの究極の乳房温存療法)
服を着たままの放射線治療(特に女性の患者さんへ)
前立腺がんを放射線で治す
肝臓がんを切らずに治す
喉頭がん(放射線でよく治る耳鼻科領域のがんの代表選手)
手術では治せない子宮頸がんを放射線で治す
「末期がん」と放射線治療
二次元照射から三次元ピンポイント照射へ
フォーカル・ユニット
がんの放射線治療をさらに理解するために
21世紀の体にやさしいがん治療……患者の希望で医療は変わる

第3章●明るいがん治療…実際に治療を受けた患者さんの手記

「こんなにきれいな照射後の肺……」     鴨打靖彦
肺気腫で手術できない私が受けた”極楽治療” 松本末吉
再々発がん(2個目3個目のがん?)の治療体験 佐藤幸雄
手術は体力的に無理だから          小暮 清
情報の重要性を痛感しました         岩本尊雄
85歳の体に負担のかからない治療とは     高橋 進
治療は5日間で完了              M・U
治療前と変わらない日常生活         新井洋子
三次元照射の新聞記事            浅井政次
がん日記・抜粋               竹口真弘
つらかったのは結果を待つ3ケ月       落合光江
手術台からの逃走              福田益代
シコリは6センチ。でも切りたくない!  堺 優香(仮名)
5センチの乳がんを手術なしで治療      原とき子
思考の末、選択した放射線治療        M・K
私が植松先生の治療を選択した経緯      田渕日出人
あれから8年                川村英一
ガ〜ン                   菊地 司

あとがきに代えて……ホスピタリティとペイシェント
最近5年間に欧米の医学誌に発表した論文
最近5年間に学会から依頼された講演
早期非小細胞性肺がんの三次元ピンポイント照射の英文サマリー
索引



 ●読者からのお手紙

大高克子(横浜市)

 「がん」というと、どうしてもマイナス思考になってしまうのに、書名の『明るいがん治療』に期待感がわき、ピンポイント照射とはどのような治療法かと興味を持った。

 夫が大腸がんの手術をして半年になる。術前のCT検査で肺にも問題があると言われてはいたが、術後の経過は順調で元気に暮らしている。

 3か月後に再びCT検査をし、「肺に小さな影がいくつかあり、腫瘍マーカー値も下らないので転移の可能性が大きい。が、検査も手術もできないので、抗がん剤の点滴治療をしてみてはどうか」と主治医の意見だった。夫は副作用を懸念して、もう少し様子をみたいと保留してある。このような時に本書と出合ったのである。

 著者は放射線治療医で、がん治療歴20年、この10年間に新しいがん治療法、三次元ピンポイント照射法を開発した。

 三次元ピンポイント照射とは、たて、横、高さの三次元から放射線がピンポイントで照射され、正常細胞への副作用の心配なく、安全に放射線治療ができるとのこと、その方法が詳しく説明されている。

 ただし、どのがんにも適用できるわけではなく、肺転移の多発性なら、通常、放射線治療は役立たないということで、夫の場合はこれに該当する。が、手術も放射線治療もできないことがはっきりし、かえって、不安は解消した。

 また、放射線治療の役割や有効性について、抗がん剤治療のことや、がん治療全般に対するヒント、患者の手記など、がん闘病のアドバイスは率直で納得した。

 抗がん剤治療の副作用で短期間のうちに状態を悪くしてしまうこともあり、つらい治療が必ずしも良い結果を得るとは限らない。転移による切迫した症状がないのなら、あわてて治療に走らず、がんの分裂速度を主治医と検討して、治療していくことなど、これからの夫の闘病に大いに参考になり、貴重なセカンド・オピニオンとなった。  2003/10/16

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