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年頭のご挨拶
明けましておめでとうございます。日頃より弊社をご愛顧いただきまして、心より御礼申し上げます。 「絆」という言葉を最近よく耳にする。これは、あの三月十一日の東日本大震災で被災された方々の口から発せられるものである。震災後、人と人との結び付きの重要性、換言するなら、一体感、連帯意識の持つ意義を痛感させられたといった文脈で、「絆」の果たす役割が意識されるようになったというのである。悲しみや苦しみを分かち合い、共に手を携え、未来に向かって光を求め、明日へ向けて前進しようとするために欠かせない「絆」意識は、行動を通して確かめ合い、態度や表情で伝え合うことも可能であろうが、言葉の力によって確固たるものになるのではなかろうか。
「絆」意識を確固たるものにするのは言葉の力である──これは、まさに弊社の基本姿勢とも響き合う認識だと受けとめております。私どもは、今後も「ことばと教育」の出版社として、言葉の力によって読者の皆さまとの「絆」をより一層深めてまいりたいと考えております。 2012年1月1日 株式会社三省堂 代表取締役社長 北口 克彦 |
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